2023/07/28

8.6 MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.3|スアレック・ルークカムイ インタビュー公開!

 

 

 

 

「純粋に試合を見てもらえる日本での戦いが好きでした」

 

 

 

8・6『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.3』で引退セレモニーを行うスアレック・ルークカムイ。「超攻撃型ムエタイ」と評される激闘スタイルで人気を博し、KNOCK OUT-REDライト級王座も獲得した彼は、3・5代々木第二大会で渡部太基に勝利したのを最後に、現役生活にピリオドを打った。25年の長きにわたる現役生活、その後半の日本での戦いで、スアレックは何を感じたのだろうか?

 

 

 

 

 

──引退セレモニーの日が近づいてきましたね。今はどのような心境ですか?

 

スアレック やっとファンのみなさんに挨拶できるので、楽しみです。

 

──引退を意識し始めたのはいつ頃でしたか? 何かきっかけがありましたか?

 

スアレック 引退を意識し始めたのは、去年あたりからですね。日本でベルトも獲れたし、年も取ってきたので、もういいかなと。

 

──3・5代々木大会での渡部太基戦が発表された際に引退を示唆し、勝利後の一夜明け会見で正式に引退を表明しました。最終的に引退を決意したのは、渡部戦の試合後だったのでしょうか?

 

スアレック いえ、渡部戦の前には、これで最後にすると決めていました。いい試合をして勝つことができたので、翌日にハッキリと言いました。

 

 

──では、これまでのキャリアについて伺いたいと思います。ムエタイを始めたのは12歳の頃だそうですが、タイでの試合で一番の思い出は何ですか?

 

スアレック タイのBBTVの大会で、ギリギリで負けそうだったけど、最後の最後、5Rに巻き返して勝った試合です。その週で一番面白い試合と「Nice fight」に選ばれて、タイで有名になりました。

 

──その後に来日されたわけですが、日本に来たのは何歳の時でしたか?

 

スアレック 初めて日本に住んだのは24歳~26歳で、一回タイに戻りました。その後、また29歳の時に来て、今に至ります。

 

──日本に来て一番驚いたことは?

 

スアレック タイと比べて車が小さかったことですね。飲み物の缶みたいだと思って、ビックリしました。

 

──日本での試合はタイでの試合とは違いましたか?

 

スアレック 違いますね。タイではギャンブラーがお金を賭けるために試合をするけど、日本では純粋に魅せるために試合をするので。戦いをしっかりと見てもらえるので、日本での試合の方が好きです。

 

──日本では「超攻撃型ムエタイ」と呼ばれましたが、そのスタイルはいつ頃から身についたものですか?

 

スアレック 日本に来て試合をし始めた頃からです。タイでやっていた時はよりムエタイらしいスタイルでやっていましたが、日本では激しく打ち合う試合、特に強いパンチで倒す試合が喜んでもらえることに気付いて、そういう試合をするようになりました。

 

──2018年にはK-1でも2試合しました。そこで感じたことは?

 

スアレック キックボクシング、特にK-1とムエタイは違うなぁと思いました。ムエタイのリズムというかペースはゆっくりですが、キック、特にK-1での試合は速かったので。ちゃんと勉強して、合わせないとダメだなぁと感じました。

 

──日本でのホームリングだった『REBELS』『KNOCK OUT』にはどんな思いがありますか?

 

スアレック  『REBELS』は、日本に定着した頃に試合に出させてもらえたので、とても感謝しています。初参戦で雷電HIROAKI選手に勝利した試合(2016年7月、『REBELS.44』)が印象に残っています。

『KNOCK OUT』では、2回目のトーナメント(2020年9月、『創世のタイガGP』)でKNOCK OUT-RED61.5kgチャンピオンになれたのがいい思い出です。

 

 

──日本での試合で、一番印象的な試合はどれですか?

 

スアレック 一番印象的な試合は、同じ『創世のタイガGP』の一回戦で髙橋一眞選手と戦った試合です。延長の終盤、最後の最後でKOできたので。

 

──12歳で戦い始めて、25年近く経ちました。これだけの激闘を続けてきて、ファイターとしての日常から離れるのはなかなか難しいのではないですか?

 

スアレック それはそれですよ。長く戦ってファイターを続けていれば、みんな引退する時は来ます。自分もそう思って準備していたので、今はもう大丈夫です。

 

──これだけ長く戦い続けられた理由とは?

 

スアレック 一番は、試合をするのが好きだということですね。また僕は気持ちが強いので、いろいろなことがあっても続けてこれたんだと思います。

 

──これからはどうしていくつもりですか?

 

スアレック これからもムエタイやキックボクシングには関わっていくつもりです。選手を育てたり、自分のジムを開いたりしてみたいと思っています。

 

──これからキャリアを積む若い選手に、何を伝えたいですか?

 

スアレック やりたいことをやる。できるまで諦めない。疲れた時や嫌なことがあった時は、休憩。また、そこからやればいい。

 

──では最後に、引退セレモニーに来られるお客さんにメッセージをお願いします。

 

スアレック 自分がリングに上がるのは最後だと思うので、みなさんぜひ会場で会いましょう! プロモーター、ジム会長、スポンサーのみなさん、関係者のみなさん、ファンのみなさん、今まで応援ありがとうございました!!

 

──今までお疲れ様でした。ありがとうございました!

 

 

 

 

プロフィール

スアレック・ルークカムイ
所属:タイ/STURGIS新宿
生年月日:1986年3月16日
出身:タイ・ウボンラーチャターニー県
身長:165cm
戦績:155戦106勝(33KO)38敗11分
獲得タイトル:KNOCK OUT-REDライト級王者/REBELSーREDスーパーライト級王者/M-1世界ライト級王者