2023/08/08

9.16 MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.4|追加カード発表記者会見レポート

 

 

 

2023年9月16日(土)東京・後楽園ホールで開催されるMAROOMS presents『KNOCK OUT 2023 vol.4』の記者会見が8月7日(水)都内にて行われ、追加対戦カードが発表された。

 

 

 

■KNOCK OUT-BLACK女子(契約ウェイト未定) 3分3R・延長1R

ぱんちゃん璃奈(フリー)vs 調整中

 

 

 怪我による長期欠場からの復帰初戦となった今年4月のワン・チンロン戦では判定勝ちしたぱんちゃん。宮田充プロデューサーによると、その後、海外の試合や他団体からのオファーもあったが、今大会への出場が決定した。

 会見に出席したぱんちゃんは「ちょっと試合の期間が空いてしまい、自分的には早く試合がしたかったので、やっとGOサインが出て楽しみです」と試合が待ち遠しい様子。

 現在のコンディションについては「前回は1年試合ができなかった中で1カ月間で準備をして、思っていた以上に蹴りが出ず、情けない試合をしたので早く次の試合をしたいと思っていました。逆に練習だけの期間をしっかり作れたので不安な部分なくリングに上がれると思います」と試合に向けて万全だという。

 現在は東京、大阪、タイの3カ所で練習しており、「それぞれの場所でしっかり練習できる環境になっています。メインは東京ですが、スパーリング相手はタイが一番充実していて、世界のベルトを持っているトップ選手が集まったジムで練習できています。いろいろな選手とさせてもらって、めちゃめちゃ強いなって日もあれば、いけると感じる日もあります」と練習環境の充実ぶりを明かす。

 対戦相手は現在調整中。宮田Pは「前回は台湾の選手でしたが、海外の選手も含めて国内の選手の可能性もあります。今48kgがベストなので、48kgだと国内にもいい選手がいっぱいいるので、ぱんちゃん選手が気合いが入る相手を探しています」とのこと。

 K-1グループとの対抗戦に関しては「今のベストが48kgなんですが、K-1の有名選手だとKANA選手が52kg、菅原美優選手が45kgで、その間の48kgのやりたいと思ったのが高梨knuckle美穂選手です。最近試合をされていないのでどうなのかなと。高梨選手とは何度もスパーリングをやったりと仲良くさせてもらっているので、試合をしてみたいと思います」と元Krush女子アトム級王者・高梨knuckle美穂との対戦に興味を示す。

 どういう試合を見せたいかと聞かれると「相手が決まっていないので何も言えないのですが、変わらず倒すことを目標にしています」とKO決着を目標に掲げた。

 

 

 

■KNOCK OUT-BLACKウェルター級 3分3R・延長1R

宇佐美秀メイソン(Battle Box)vs 調整中

 

 

昨年12月の『INOKI BOM-BA-YE × 巌流島』でのプロデビュー戦でアルバート・クラウスに判定勝ちし、2戦目となった今年3月の『KNOCK OUT』ではベテランの杉原新也に判定勝ちした宇佐美の3戦目が決定した。

 宇佐美は「最後の試合からちょっと期間が空いたのですが、9月に進化した自分を見せようと思います」と意気込む。

 対戦相手は現在調整中。KNOCK OUT-BLACKウェルター級王座を良太郎が保持していたが、階級を下げるために返上し現在は空位の状態ということもあり、「自分的にはタイトルマッチをやらせてほしい。自分は全然実力はあると思うし、良太郎さんが持っていたベルトでもいいですし、ベルトを懸けた試合をやってもいいんじゃないかなと思っています。自分はガンガン打ってくる相手でもいいし、テクニックに頼るような相手でも誰でもいい」とタイトルマッチを要求した。

 会見に同席した宮田充プロデューサーは「ちょっとそういう発言があるとは思わなかったのですが、それくらいの心構えを受け止めまして、ちょっと調整します」とコメント。

 宇佐美は「圧倒的に勝つというのがテーマ。前の試合は倒し切れなかったので、今は倒し切ることを凄く練習していて、しっかり倒していこうかなと思います。自分は出されたものを食うというだけ。どんな相手が来てもしっかり倒しに行きます」とKO決着をテーマにしているという。

 前回の試合から進化している部分を聞かれると、「前の試合で拳を2R目くらいに怪我をしてパンチを打てなくなったので、打ち方の修正や攻め方も変えて、違うトレーニングもし始めたので、ここで出していこうかなと思っています」と進化にも自信を見せる。

 相手に関しては「もう外国人選手が相手でも全然大丈夫です。強い相手を用意してください。お願いします」と宮田Pに懇願した。

 試合間隔に関しては「自分としては3~4カ月に1回くらいのペースでやりたい。もともと8月の『KNOCK OUT』でやる予定だったんですけど、なかなか相手が決まらなく、今になっています。9月の『KNOCK OUT』ではぶっ倒すので注目して下さい」とした。

 

 

 

■KNOCK OUT-BLACKフェザー級 3分3R・延長1R

栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)vs玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)

 

 

 6月16日の『Krush.150』に『KNOCK OUT』を主戦場とする大谷翔司と加藤和也が参戦したのを手始めに、それぞれのリングで行われているKNOCK OUT vs K-1グループ対抗戦。今大会には、前Krushフェザー級王者・玖村の参戦が決定した。

 ホームリングで迎え撃つ立場の栗秋は「『KNOCK OUT』を背負ってリスペクトを持って、ぶっ飛ばす気持ちで向かっていこうと思います」と意気込みを語れば、玖村は「『KNOCK OUT』ファンの皆さん、はじめまして。宮田プロデューサーお久しぶりです。最近、K-1と『KNOCK OUT』が交流していて、特に若い子たちがに出ていますが、K-1勢が勝てていなく、盛り上がっている感じがあまりしないので、先輩として盛り上げに来ました。対抗戦というよりは、僕は『KNOCK OUT』のリングを楽しんで盛り上げて格闘技自体を盛り上げられるように頑張りたいと思います。僕はチャンピオンでもないので、団体を背負うという気持ちはそんなになく、純粋に栗秋選手といういい選手と『KNOCK OUT』のリングを盛り上げて『KNOCK OUT』のファンの人たちにも自分の名前を知ってもらいたいと思って参戦を決めました」とあいさつ。

 それぞれ相手の印象を聞かれると、栗秋は「純粋にいい選手だなと。僕が望んでいたカードの1つなので盛り上がるんじゃないかと思います」、玖村は「一発のパワーがありますし、勢いもあるので乗せたら怖い選手だなと思っています。だけど、安定感のある選手ではないと思うので、僕もその辺は安定感はないのですが、いい意味でスリリングな緊張感のある試合ができるんじゃないかなと思っています」という。

 相手より勝っている部分については、栗秋が「一発の破壊力とポテンシャル」と言えば、玖村は「気持ちでは絶対に負けないと思っています。気持ちと体力で3Rかけて倒しに行きます」とフルラウンド懸けて倒しにいくとする。

 栗秋は「打ち合えるんだったら打ち合って来てほしい」と打ち合いを要求すれば、玖村は「自然にそうなると思います。テレビ中継もあると聞いたので、そこの大会に出してもらうということは、それなりの覚悟を持って上がります」と応じる構え。

『KNOCK OUT』のBLACKルールではワンキャッチ・ワンアタックが認められるルールとなるが、玖村は「元々、K-1に来る前は首相撲やワンキャッチルールをメインにやってきたのですが、K-1では自分の動きを制限した部分があったと思うので、その辺も解禁できてより戦いやすくなると思います」と自信を見せた。

 お互いのイケメンぶりに関しては、栗秋は「カッコいい。言うことないぐらいのイケメンぶり」と評価すれば、玖村は「会うのが初めてですが、よく似てると言われたこともあり、その二人が血だらけになるような試合ができたら盛り上がる」と試合が楽しみな様子を見せた。

 以前の会見で栗秋はK-1グループの篠塚辰樹との対戦をアピールしていたが、今回玖村との対戦となり、「誰でも良かったです。面白い打ち合いのできる選手が篠塚選手だったのですが、打ち合いのできるいいファイターを用意していただきました。今回ぶっ倒してK-1に乗り込んでもいいのかな」というと、玖村は「僕がぶっ倒されても、栗秋選手はリング上でのマイクで盛り上げられない。僕がぶっ倒してマイクで僕が喋った方が盛り上がると思う」とした。

 最後に栗秋は「当日は『KNOCK OUT』を背負って必ず瞬殺します」と言えば、玖村は「当日は『KNOCK OUT』のリングを楽しみながら、3Rかけて粘り強く倒します」と時間をかけて倒すとした。

 

 

 

■KNOCK OUT-BLACKライト級王座決定戦 3分3R・延長1R
大谷翔司(スクランブル渋谷)vs久井大夢(TEAM TAIMU)

 

 

 バズーカ巧樹が返上したKNOCK OUT-BLACKライト級王座を懸けて、当初、今大会で4選手参加のワンデートーナメント「KNOCK OUT-BLACKライト級王座決定トーナメント」を行う予定だったが、出場決定選手として発表されていた大谷と久井の二名による王座決定戦となった。

 保持していたKNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座を返上して階級を上げる久井は「タイトルマッチなんでめちゃ気合いが入ってます。勝つこともそうなんですけど、最近、倒せてないのでそこを意識してやろうかなと思います」と言えば、大谷は「トーナメントからタイトルマッチに変更になりましたが、どちらにせよ自分がベルトを巻くのでやることは変わりません。これから『KNOCK OUT』を背負ってライト級を盛り上げていくために、絶対に落とせない試合になるので必ず勝ち取ります」と気合い十分。

 最近のお互いの試合の印象を聞かれると、久井は「身体が丈夫そうで、一発の重さもあると思うんですけど、スピードが全然違うので自分には全く当たらないと思います」と挑発すれば、大谷は「前回の試合が59kgだったと思うんですけど、その59kg級の中でもパワーが全然ないという印象」と挑発返し。

 久井は「パワーも負けていると思っていないし、全部で圧倒して倒そうかなと思っています」といえば、大谷も「総合的に僕が上だと思っているし、圧倒できる試合を見せたい」と言い返して譲らない展開となった。

 この試合に勝ってタイトルを掴むために最終的に必要だと思うことを聞かれると、久井は「最終的には気持ちじゃないですか」、大谷は「このベルトを取って多団体の選手もそうだし、このライト級の中で一目置かれるというか、トップになれるような存在になっていきたいと思っています。2、3段階上を見て調整していくし、この試合もそういう圧倒する試合にしたいと思います」と答える。

 ベルトの想いについては、大谷は「僕はREBELS時代から『KNOCK OUT』になって、今の自分があるのは確実にこの団体のおかげ。そこを背負いたいという気持ちが一番にあります。このベルトを取って背負ってトップになるという気持ちだけです」と熱い想いを語ると、久井は「このベルトに対して想いは特にないんですけど、スーパーフェザーも取って2階級取ってトップになれたら」とした。