2023/09/06

9.16 MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.4|森岡悠樹 インタビュー公開!

 

 

 

 

「間違いなく一番盛り上がる試合になります。生中継のオープニングも任せてほしい!」

 

 

 

9・16『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.4』の「KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級/3分3R・延長1R」で古木誠也と対戦する森岡悠樹。8月大会ではK-1 GROUPとの対抗戦で内田晶を1RKOに下し、BLACKルールでの自信も深めたところで現王者との対戦が実現した。モチベーションが上がりまくっている森岡、この勢いで2ヵ月連勝となるか?

 

 

 

 

 

── カードが発表されて驚いたんですが、オファーは8月の試合後だったんですよね?

 

 

森岡 そうですね。試合の数日後にお話をいただいたので、自分としても急な感じでしたね。2ヵ月連続の試合になるとは自分も思ってなかったので驚いたんですけど、喜んでOKさせてもらいました。

 

 

── その背景には、両選手とも8月の試合がいい勝ち方だったからだと思うんですが、内田晶戦を改めて振り返ると?

 

森岡 対抗戦ということもあって本当に自分の気合いが入りすぎてて……3vs3で初戦と2戦目で『KNOCK OUT』側が負けてたじゃないですか。それもあって気持ちが入りすぎた結果がアレと言ったら何なんですけど、あの時はそれがいい方向に行ったのかなという感じですね。

 

── 試合内容やフィニッシュについては、想定していた中でもベストの形になった?

 

森岡 はい、自分の得意なところをしっかり出して倒すと決めていて、右ストレートはもともと武器にしているので、それで決められたのはよかったのかなと思ってます。

 

── あの試合だけ見ると、普段REDルールで戦っている選手とは思えない感じでしたが(笑)。

 

森岡 ですよね(笑)。BLACKルールに挑戦してみて、改めて自分に合ってるなと思いました。REDルールだと近距離の戦いも頭に入れないといけなくて、思いきり踏み込むのに不安もあったんですよね。BLACKルールだとそれがないので、自分の気持ち通りに思いきり振り回せるのが、やりやすかったなと思いますね。

 

── 森岡選手は長身なので、REDルールだと組んだ際に有利でしたが、BLACKルールでは打ち下ろすのに最適でしたよね。

 

森岡 そこはホントにハマってるなと思いましたね。本当に踏み込んで打てるし、打ち下ろせるので。

 

── もっと早くBLACKルールでやっていればよかったというぐらい?

 

森岡 ジムの周りの人たちからも、BLACKルールがいいんじゃないかというのはさんざん言われてたんですよ。ただREDルールで負けた相手がいて、やり返したいという気持ちが強かったので、BLACKルールは全然考えてなかったんです。でもやってみたら戦いやすくて、自分をモロに出せるなという感じで。

 

 

 

 

── 同じ大会で、今回対戦する古木誠也選手の防衛戦もありました。

 

森岡 自分の試合の後だったので、会場で見させてもらいました。正直、自分がBLACKルールでやることを考えていなかったので、対戦するとは全く思ってなかったんですよ。

 

── 古木選手は「BLACKの人だから」という感じ?

 

森岡 そうですね。REDルールに来ることもないだろうなと思ってて。ただあの日、自分がBLACKルールで結果を出して、その直後にBLACKのチャンピオンの防衛戦だったので、「これはすぐ対戦があるんじゃないかな」と思って注目してました。彼もBLACKらしい強振が武器で、自分とは違うフック、アッパー系は見てて気持ちいいぐらい振ってきますよね。それに、戦績はまだ浅いですけど、その分一戦一戦の成長がすごいなと思って見ていて、試合はかなり噛み合うんじゃないかと思います。

 

── 古木選手は前回の試合、パンチの種類が増えていました。その理由の一つに、彼が3月の敗戦の後、仕事をやめてキック一本に絞ったことで練習環境を変えられたことを挙げていたんです。

 

森岡 僕は今も仕事してますけどね(笑)。正直、キック一本に絞れるのがうらやましいというのはありますし、自分でも何回か考えたこともあるんですけど……結局、今の状況でも結果を出していきたいと思ったので。そこがまた自分の強みでもあるのかなと思っていて、それで密度の濃い練習ができているというのもあると思うし、一戦一戦が大事なので。

 

── なるほど。1ヵ月前に、ともに1RKO勝ちを果たした2人が激突するわけだし、森岡選手もREDで王座決定戦まで進んでいるので、何ならタイトルマッチでもおかしくないカードですよ。

 

森岡 そうなんですけど、まあ古木選手も防衛したばっかりですしね。ワンマッチならワンマッチでタイトルが懸かってない分、彼ももっとガンガン来れると思いますし、自分も「勝ちにいく」というよりは「倒しにいく」という気持ちでいけるので、それはそれでまた楽しくなるんじゃないかと思ってます。やっぱりここで倒して、再戦でタイトルマッチをという流れが理想ですね。

 

── 今年は他団体の王座も獲得して、8月は対抗戦でいい勝ち方ができて、さらにその流れが実現できれば……。

 

森岡 本当に最高ですね(笑)。だから次は本当に大事な一戦だと思ってます。このところポンポンと来てるんで、調子に乗ってはいないですけど、自分の中で掴めてきてるかなとは思ってます。

 

── その自信がさらにいい形になって、好循環なのでは?

 

森岡 そうなってますね。自分の中でモチベーションも上がってきますし、自信もついてきてるので。試合でもリラックスして戦えてるかなと思います。

 

── その流れに乗って、どういう試合にしたいですか?

 

森岡 当日、間違いなく一番盛り上がる試合になると思います。勝ちを取りにいくなんてしょっぱい真似は絶対しないですし、真正面から打ち合って倒して、現チャンピオンに勝ちたいと思います。

 

── 今大会はTOKYO MXで生中継もあります。

 

森岡 そうなんですよね。僕と古木君だからTV中継向きの試合になると思ってるんですけど、僕らの試合って中継枠に入りますよね? 生中継のオープニングになる試合順でもいいんじゃないかと思ってるんですけど。

 

── 試合順はまだ発表されていませんが、中継枠に入る資格は十分すぎるほどあると思いますが……。

 

森岡 間違いなく、視聴者を引きつける試合をしますから。今の格闘技で、地上波、しかも生中継って唯一じゃないですか。だから一般層に魅せる試合もしていかなくちゃと思いますね。

 

── 当日は他にも王座決定戦だったり注目カードが並んでいますが。

 

森岡 K-1 GROUPとの対抗戦もあるし、タイトルの懸かった試合も多いですが、それでも内容では負けない自信があります。その後にもつながる試合がしたいですね。

 

── では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

森岡 一番注目してほしいのは、間違いなく自分が一番得意な“強振”です。BLACKルールにも慣れてきて、次は前回以上に踏み込んで一発で倒そうと思っているので、そこを見てほしいです。

 

── 古木選手を一発で倒したら……。

 

森岡 頑丈そうですからね。そんな彼を一発で倒すので、その姿を会場と地上波で見てほしいです。

 

── 分かりました。ありがとうございました!

 

 

 

 

プロフィール

森岡悠樹
所属:北流会君津ジム
生年月日:1994年3月9日
出身:千葉県木更津市
身長:175cm
戦績:23戦14勝(8KO)8敗1分
獲得タイトル:スックワンキントーン・スーパーバンタム級王者