2023/10/26

11.5 MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.5 “RED ZONE”|MASATO BRAVELY インタビュー公開!

 

 

 

 

「連敗を払拭するためにも、派手なKOを見せたい!」

 

 

 

11・5『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.5 “RED ZONE”』の「KNOCK OUT OFG-REDスーパーウェルター級/3分3R・延長1R」でクンタップ・チャロンチャイと対戦するMASATO BRAVELY。『KNOCK OUT』参戦はこれで3戦目となるが、いまだ勝ち星に恵まれていないだけに、現役王者との対戦チャンスに燃えている様子。“戦うドクター”の覚悟とは?

 

 

 

 

 

── 『KNOCK OUT』には3月の渡慶次幸平戦、6月の津崎善郎戦に続いて3戦目ということになります。まずここまでの2戦を振り返ると?

 

MASATO 3月の渡慶次戦は復帰第1戦ということもあって、試合感覚を取り戻せてなかったということもあるんですが、最後の最後、気持ちの面で負けてしまいました。途中までは「これはいけるな」と思ってたんですが、試合から離れていた分、気持ちの面で足りてなかったのかなと。6月の津崎戦は、逆に試合前から自信満々だったので、逆に固くなってしまったかなという感じですね。

 

── 2戦してまだ実力を出し切れてないと。それに続く3戦目が、OFGルールになりました。オファーが来た時にはどう思いましたか?

 

MASATO 手を使う仕事なので、正直出場をためらう部分もあったんですが……でも2連敗している中で今の階級のチャンピオンであるクンタップ選手との対戦チャンスをいただいたからには、そういうリスクを背負ってもやりたいなと思ったので、オファーを受けることにしました。

 

── OFGでの試合は初めてだと思いますが、練習の状況はいかがですか?

 

MASATO 今はスパーリング以外はOFGでやっています。やっぱりガードをどうするかという点で実感が湧かなくて、ガードを通して相手のジャブとかも当たるだろうなという感じがあるんですが、逆にこっちの攻撃も相手のガードを潜って当たるなという感覚がありますね。

 

── 組みやヒジに関してはどうでしょう?

 

MASATO ヒジに関してはそんなに変化は感じないですが、ガッツリ組めるなとは思います。ただクンタップ選手も首相撲は得意なので、そこはかなり相手に有利に働くのかなと思っています。しかもクンタップ選手は巌流島でOFGの経験がすでにあるので、そこでも向こうに分があるのかなと。

 

── クンタップ選手については、そもそもどういう印象ですか?

 

MASATO キャリアもものすごく上で、手先のテクニックはすごくあると思うので、こちらが噛み合わなければ小手先で全部捌かれてしまって、近寄れないんじゃないかと思ったりもします。あと普段はそんなにパンチでくる選手ではないので、OFGを生かしてくるのかは、どうなのかなあというところですね。

 

── そんな相手に、どう戦っていこうと?

 

MASATO 僕も普段はパンチよりも蹴りや組みが多めなんですが、今回OFGでやると決まってからはずっとパンチの練習をしているので、武器を一つ増やしてパンチでも戦っていきたいと思っています。またクンタップ選手は年齢も上で、若さでは勝っていると思うので、体力を削っていければと考えています。頭を使って試合を組み立てていきたいです。

 

── 今回、KOボーナスが懸かっていますが、最後はどういう勝ち方をしたいですか?

 

MASATO 絶対KOで勝ちたいです。ジムの会長とも「2連敗しているし、ただKOするだけじゃなくて、印象に残る勝ち方をしよう」という話をしていて、派手なKOで圧倒的に勝ちたいと思います。

 

── それはパンチで?

 

MASATO パンチで組み立てて、最後は蹴りでもヒジでもいいのかなと考えていて、何でもKOできるように準備しているところです。

 

 

 

 

── KOボーナスが懸かっているというところは、気持ち的に普段の試合と違いますか?

 

MASATO かなり違いますね。絶対獲りたいという思いが強いです。お金ももちろんなんですけど(笑)、KOボーナスを出すぐらい、大会がKOに重きを置いてるということだと思うので、そこを汲み取ってKOしたいという気持ちがあります。

 

── 賞金が入ったら何に使いますか?

 

MASATO 応援してくれている人たちに何か返せたらいいなと思っています。

 

── 改めてご自身のこともお聞きしたいんですが、今はドクターとして働かれているんですよね?

 

MASATO はい。埼玉県春日部市で研修医をしています。

 

── 所属は以前と変わらず大分のBRAVELY GYMになっていますが、今の練習環境は?

 

MASATO 春日部市のOZ GYMで練習させてもらっています。医師になって関東に引っ越した時に、本当はもう選手活動も終わりのつもりだったんですけど、引っ越してきたらたまたま隣がOZ GYMだったんです。それで入会したらやっぱり試合がしたくなったんですが、家の隣がジムだからすぐ練習に行ける環境だし、大分にいた時より練習量が多くなっているぐらいなんです。

 

── そうなんですね! 研修医はメチャクチャ大変という話をよく聞きますが……。

 

MASATO ウチの病院はそこまでメチャクチャ大変というわけでもないんですが、今は2年目でいろんな科を回っているところなので、覚えることも多いし、確かに大変は大変です。当直もけっこうあって、次の日にそのまま仕事ということもあるので、その後の練習とかはやっぱりけっこうキツいですね。

 

── では、大変な中でも時間をやりくりして練習もしていると。

 

MASATO そうですね。ただ、ひと昔前よりは労働環境はよくなっていると思いますし、病院側からも選手活動を応援してもらっていて。練習がある時は上の先生が「おう、じゃあ先に帰れよ」と言ってくれたりするので、職場の理解がかなりあるので、助かっています。試合の時も病院関係の方がたくさん応援に来てくださるので、そろそろ勝つところを見せないとなと思っています。

 

── また相手が現役チャンピオンなので、今回はルールが違うとはいえ、ここで勝てばタイトルマッチのチャンスにもつながってきますよね。

 

MASATO そこは一番考えていて、そのためにもKO勝ちしないといけないなと。

 

── では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

MASATO 勝たないといけないと思ってるんですが、逆にもう負けも怖くないので、ガンガンぶつかっていこうと思っています。相手がムエタイのベテラン選手なので、テクニックで凌駕するというのは難しいと思うんですが、気持ちとかそういう面では圧倒したいと思っていて、そこにテクニックも生かしていければと思っているので、そこに注目してほしいですね。

 

── 分かりました。ありがとうございました!

 

 

 

プロフィール

MASATO BRAVELY
所属:BRAVELY GYM
生年月日:1993年2月15日
出身:大分県大分市
身長:177cm
戦績:18戦10勝(5KO)7敗1分
獲得タイトル:元WPMF日本ウェルター級王者、元M-1 JAPANスーパーウェルター級王者