2023/10/27

11.5 MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.5 “RED ZONE”|不可思 インタビュー公開!

 

 

 

 

「OFGは自分に合ってる。独特のスリルと緊張感をお客さんと一緒に楽しみたい!」

 

 

 

11・5『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.5 “RED ZONE”』の「KNOCK OUT OFG-REDスーパーライト級/3分3R・延長1R」でデンサヤーム・ウィラサクレックと対戦する不可思。3月の代々木大会に続き、今年2度目の『KNOCK OUT』参戦でOFGマッチに初挑戦する不可思は、試合が楽しみで仕方ないという。その理由とは?

 

 

 

 

 

── 今回、不可思選手の方から参戦を希望されたとのことですが。

 

不可思 そうですね。OFGだけの大会が開催されると聞いて、最近はK-1 GROUPと『KNOCK OUT』の交流もけっこうあるので「出られたりするのかな?」と思って山口元気代表に確認を取ったんです。そしたら「いける」というので、「じゃあやりたいです」ということで。

 

── それは、OFGでの試合に興味があったということなんですね。

 

不可思 はい。ONEとかでもやっていて、国内の他団体もやり始めていますが、K-1ではやってないですし、「どんな感じなんだろう?」という単純な興味がありました。

 

── OFGの試合を見て、どんな印象や違いを感じますか?

 

不可思 ONEの試合映像をよく見るんですけど、ムエタイ選手の戦い方自体はそんなに大きく違うという印象はないですね。ただ、より試合が鋭くなっているという感じはします。緊張感が高くなっているというか。そういうところがすごく楽しそうだなと思って。

 

── 自分がやることを想像するわけですね。

 

不可思 まだOFGで殴ったことも殴られたこともないので、やってみないと実際のところは分からないですけどね。本番で初めてやることになるので、試合しながら「お、こういう感じか」という発見もいっぱいありそうで、すごく楽しみです。

 

── 試合が決まって、OFGでの練習はどんな感じですか?

 

不可思 OFGを着けて軽くマススパーをやったり、ミット打ちとかサンドバッグなんかも今はOFGでやっています。ボクシンググローブとは重みが違うので打つ感覚も違うし、大きさも違うのでディフェンスの感覚も変わってくるんですけど、そういうところも自分に合ってるかもしれないなと思えて、いい感覚でやれてますね。

 

── そうですか。ヒジありのREDルールも、今年3月の代々木第二大会で久々にやりましたよね。その時はどういう感じだったんですか?

 

不可思 久々だったし、相手のバズーカ巧樹選手が1Rからヒジを狙ってきたので、「おお、危ねえ!」と思いました。今回はタイ人なので、そこにより気をつけなきゃと思ってやってます。

 

── 不可思選手は、もともとはヒジありを多くやっていましたよね。久々にやってみて「やっぱりこれだな!」みたいな感覚はありましたか?

 

不可思 いや、それはそんなにないというか、昔からヒジありでもヒジなしでも自分の試合に対する感覚にはそんなに違いはないんですよ。ルールが違うだけという感じで、特別大きな違いは感じてないですね。

 

── なるほど。今年は3月の代々木でKNOCK OUT-RED、7月のK-1両国ではK-1ルール、そして今回はKNOCK OUT OFG-REDと、3試合全て異なるルールでの試合ですが、そこは問題ない?

 

不可思 そうですね。そこは、あまり深くは考えてないです。

 

 

 

 

── 今回の相手、デンサヤーム選手は最近K-1にも出ていますが、どんな印象ですか?

 

不可思 K-1の試合を見ると左ミドルが強くて、戦い方もムエタイ選手らしい感じですけど、K-1ルールにはあんまり合ってないのかなという印象ですね。ムエタイ・ルールの方が強さが出るタイプなんだろうなと思ってます。

 

── そういう相手に、どう戦うつもりですか?

 

不可思 1Rから倒しにいきます。ムエタイらしい試合とかする気はないし、お客さんもOFGということでスリリングな展開を求めていると思うので、楽しみながら倒しにいくという感じですね。

 

── 前戦、6月のK-1での試合(ジン・シジュン戦)が負傷判定でドローという結果だったこともあって?

 

不可思 そうですね、前回の試合は自分の感覚的にもあまりよくなくて、そういうところからも学んで今回はすごくいい感じで作れてきているので、仕上がりの良さみたいなところもしっかり見せたいです。

 

── 「倒す」という話が出ましたが、不可思選手は倒せる武器をいくつも持っていますよね。今回はヒジもありますし。その中で、「今回はこれで」みたいなものはあるんですか?

 

不可思 それはないですね。どれでも全部使って、その中のどれかで倒せればいいという感じでやっています。ただ、これまでの試合でハイキックとかでパーン!と倒せると気持ちよかったというのはありますけど。まあ、流れの中でどれかでは倒せるという自信は常にあります。

 

── 後楽園ホールでの試合は久しぶりだと思うんですが。

 

不可思 4年ぶりですね(2019年10月、Krushでの堀井翼戦以来)。後楽園ホールには、大きい会場とは違う独特の良さがありますよね。渋さというか、キックボクシングらしさというか、そういうところが僕は好きです。そこでできるというのも楽しみだし、今回はOFGだから“スポーツ”というより“戦い”という雰囲気がより強いじゃないですか。後楽園ホールという会場でそういう感じになるのも楽しみです。

 

── また今回の試合はKOボーナスが懸けられています。そこは?

 

不可思 やっぱり、獲りたいなと思いますね。そこをあんまり考えると力が入っちゃいそうなので、結果的にKOして「よっしゃ!」って感じになればという気持ちですけど。

 

── 獲れたら何に使いたいですか?

 

不可思 家族で旅行に行きたいですね。今年は北海道とかに行きたいなと思ってて。寒い時はより寒いところに行きたいんですよ。家族旅行のためにもKOボーナスは獲りたいです。

 

── いいですね。今年は『KNOCK OUT』に2回出場することになるわけですが、この先はどう考えていますか?

 

不可思 K-1のベルトを獲りたいというのが一番ではあるんですけど、このタイミングでまた『KNOCK OUT』に出て、しかもOFGで試合することになるとは思ってもいなくて。まあいつもですけど、格闘技界は変わっていってて読めないし、その時その時で面白そうな試合をやっていくというのが僕のスタンスなので。例えば、今回OFGでの試合が面白い空気になって、また別のOFGの選手とという話になってもそれはそれで面白いでしょうし。とりあえず今回、せっかくOFGでやらせてもらうので、そこはしっかり盛り上げたいという気持ちです。

 

── では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

不可思 OFGの試合なので、独特のスリルをお客さんも一緒に味わって、楽しんでもらいたいです。

 

── 分かりました。ありがとうございました!

 

 

 

プロフィール

不可思
所属:クロスポイント吉祥寺
生年月日:1991年6月17日
出身:福岡県遠賀郡
身長:175cm
戦績:65戦 44勝(21KO) 18敗 3分
獲得タイトル:KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王者、WPMF日本スーパーライト級王者、第4代RISEライト級王者、初代Bigbangライト級王者、元REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者