2023年11月5日（日）東京・後楽園ホールにて開催される、MAROOMS presents『KNOCK OUT 2023 vol.5 “RED ZONE”』に出場するウィン・シットチェニイムとバットマン・オー.アッチャリヤー（共にタイ）がウィラサクレック・フェアテックスジムにて公開練習を行った。

　本戦全試合がオープンフィンガーグローブ（以下OFG）使用によるヒジ打ちありのREDルールで実施される今大会だが、両選手ともに通常のグローブをはめ、トレーナーを相手に2分1Rのミット打ちを行い、パンチとミドルだけでなくヒジ打ちでジム内に快音を響かせた。

　小笠原瑛作（クロスポイント吉祥寺）とメインイベントで対戦するウィンは166cmのオーソドックスで85戦65勝（25KO）20敗の戦績を持つ。海外での試合は初めてだといい、「ワクワクしています。ベストを尽くします」と言葉は少ないものの試合が待ち遠しい様子を見せた。

　小笠原については「強くて速い、テクニックのある選手だと思いました」と評価するも、「ONEの試合（小笠原がヨッドウィッタヤを僅か31秒でKO）を見ましたが、怖くはない相手です。自分の方が経験は上なのでスピードにも対応できるし、相手のローキックも問題ないです」と自信満々。

　小笠原が2022年ムエタイMVPファイターのロンナチャイ・トー.ラミントラーに判定勝ちしていた感想を聞くと、「ロンナチャイはもちろん知ってます。試合は見ていないですけど、ただ日本人選手が巧かっただけだと思います」と特に気にしていないという。

　今回のOFG着用に関しては「一回だけ試合経験があり、グローブが小さいのでガードが難しいと思いましたが、パンチが重くなってスピードも速くなるのでKO決着が狙いやすくなります」とグローブよりも倒しやすくなったとニヤリ。

　今回、KOボーナス100万円については「欲しいです。もうすでにもらった気持ちでいいます（笑）。100万円をもらって土地を買いたい」とモチベーションは高く、すでにバーナスをゲットしているイメージもできているとした。

　また、第2試合で古村匡平(FURUMURA-GYM)と対戦するバットマンは、前回8月の『KNOCK OUT』で重森陽太に判定勝ちして以来、2度目の参戦となり、「まだ日本には慣れていないですけど、また日本で試合ができることは嬉しいです」と笑顔。

　対戦する古村については「相手の試合映像をYouTubeで見てパンチが上手いと思いましたが、自分の方が経験があるので問題ないと思います。（重森よりも）今回の相手の方がやりやすい。OFGでの試合なのでカードが難しく、それだけを心配しています」と特に問題ない相手だと言う。

　さらに「OFGなのでパンチを強化してきましたが、できればヒジも狙いたい。全てを使って倒したいです」と倒す気満々。

　今後については「古村を倒して日本でどんどん試合をしていきたい」との目標も語る。

　最後にKOボーナスの30万円について聞かれると「ぜひKOで倒してもらいたいです。ボーナスで貯金したいです。必ず勝って勝利も持って帰ります」とKO勝利を予告した。