2023/12/19

12.21 SAMURAI KUN KHMER|出場選手会見レポート

 

 

 

 2023年12月21日(木・現地時間)カンボジア・Town TV Stadiumで開催される『SAMURAI KUN KHMER(クンクメール) FIGHT』に、KNOCK OUTから津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)、片島聡志(Kick Life)、優翔(team NOVA)の3選手が出場することになった。

 

 

 クンクメールは首相撲、ヒジ&ヒザありのムエタイと同ルールのカンボジア国内大会。カンボジアでは、近年格闘家が育っており「コーチや技術のレベルも上がっているので、侮れない。厳しい戦いになると思いますが、KNOCK OUTから3人の選手を送り込むので頑張って欲しい」と、山口元気代表はメッセージを寄せた。配信プラットフォームに関しては、別途確認し発表される予定だという。

 

 今後のカンボジアと交流に関して、山口代表は「(戦い方が)アグレッシブなんですよね。逆にタイ人の選手で上手くて流すより、倒しに行く意味では(KNOCK OUTに)招聘したら合うんじゃないか。特に一発目の21日の大会の試合次第なんじゃないかな。勝てば続くだろうし、負けてもその選手を僕が呼びたいし、一発では考えていない」と今後も継続していく構えだ。

 

 津崎は昨年12月には、クンタップ・チャロンチャイとの王座決定戦で敗北。その後は、今年6月にMASATO BRAVELYにTKO勝利で再起している。ムエタイ仕込みの蹴り技、首相撲やタフネスが武器のファイターだ。

 

「試合が決まるまで、カンボジアの格闘技と言われて、ピンと来なかった。試合決まって、映像を見て結構しっかりしているなと。技術もあって、強くて。ただ日本の選手は全然負けていない。日本人選手の強さ、KNOCK OUT選手の強さを見せていきたい」と国、団体を背負って戦う構えだ。その先には、過去に敗れている王者クンタップ・チャロンチャイへのリベンジも見据える。絶対に落とせない1戦をアウェイの環境の中、制することが出来るか。

 

 片島は現在のKNOCK OUTの前身のあたるREBELSで活躍。今年11月には、KNOCK OUTに初参戦を果たし、前王者壱・センチャイジムといきなり対戦。敗北したものの、ベルトバウトに選出される熱戦を展開して、注目を集めた。

 

 カンボジア人の映像を見た感想を「凄いアグレッシブでムエタイというよりは、アグレッシブな昭和のムエタイのような感じ」と語り、「やっていて面白いんじゃないかなと。あとはKNOCK OUT代表として出るので、KNOCK OUT狙って、倒して日本に帰ってきたい」とKO勝利で凱旋するつもり。壱・センチャイジムと演じたようなベストバウト級のハイレベル攻防に期待がかかる。

 

 優翔は本場タイでの経験もあり、28勝(5KO)10敗の戦績を持つ。今年11月にはKNOCK OUT初参戦を果たし、K-1にも参戦した鷹大に圧巻ヒザ蹴りでKO勝ちを収めた。対戦相手がONE参戦経験もあるだけに「自分もONEにいけるというのを見せたい」と闘志を燃やす。続けて「アウェイとか気にならないので、KOで倒せばいいかな。日本でパンチを練習しているんですけど、それで倒せたら」とパンチでのKO勝ちを見据えていた。

 

 異国の地・カンボジアでの対抗戦。日本代表のKNOCK OUTファイター3名が、どのような結果を残してくれるか。

 

 

津崎善郎

「今回カンボジア対抗戦にKNOCK OUT対抗戦で選んでいただいて、とても光栄に思っています。現地では日本代表、KNOCK OUT代表として全力で戦ってきますので、応援宜しくお願いします。(何を見せたいか)私も試合が決まるまではカンボジアの格闘技と言われて、ピンと来なかった。試合決まって映像を見て、結構しっかりしているなと技術もあって、強くて。ただ日本の選手は全然負けていない。日本人選手の強さ、KNOCK OUT選手の強さを見せていきたい。

 

(津崎は現王者・クンタップに勝利した、MASATO、MASATOに勝利しているだけにタイトル戦線へ期待がかかる)今回勝って、発言しようと思っていましたが、私が狙っているのはクンタップ選手一択。今回勝って、挑戦できるように、負けている暇はないので、しっかり勝って挑戦したいです。

(アウェイで戦うことについては)アウェイというのはあると思いますが、関係なしに圧倒して勝てば勝ち。できれば倒して勝ちたいなと。本当に圧倒して勝ちたいです。

(気持ちが強いカンボジア人の心を折るために考えている策は)対戦相手の映像は見ましたが、ガンガン前に来てヒジを打ってくる選手。それに対して、対応はカウンターだったり、しっかり考えています。腹とか足(を効かせる技)もしっかり考えていますね。

(ファンへメッセージ)日本代表、KNOCKOUT代表として、僕はもちろんみんなで勝っていきたい。日本より応援を宜しくお願いします」

 

 

片島聡志

「KNOCK OUT代表として、カンボジアに選んでいただいてありがとうございます。最初は予定がクリスマスで、奥さんの方から怒られたんですけど、日程変更で21日になって嬉しいです。カンボジア人の映像を見ましたが、凄いアグレッシブでムエタイというよりは、アグレッシブな昭和のムエタイのような感じ。やっていて面白いんじゃないかなと。あとはKNOCK OUT代表として出るので、KNOCK OUT狙って、倒して日本に帰ってきたいと思っています。

 

(何を見せたいか)大会名にSAMURAIって入っていて、SAMURAIの画像があるので、SAMURAI魂。日本人の気持ちを見せてこようかなと思います。

(KNOCK OUTから派遣されて、代表で行くことに関しては)凄い嬉しいですね。本当に前回の試合で負けちゃったんで、発言権はあまりないと思うけど、今回はカンボジアで結果と内容を見せて、そこに食い込めるようにやっていきたい。KNOCK OUTという華やかな舞台に上がらせてもらったからこそ、ベストバウト賞を壱くんだったからこそ、KNOCK OUTだったからこそ取れたと思うので、ガツガツ行くタイプじゃなかったけど、そういう姿を見られたら、進化の過程として楽しんでいきたいと思っている。

(アウェイに関しては)タイ人のトレーナーに聞いて、タイ人とカンボジア人がやったらもダウン取っても、ドローじゃないかなって話を聞いたので、倒せばいいのかな。倒せないキャラがいうのもあれですが、KNOCK OUT背負っているので、KNOCK OUTで勝ちたい。

(気持ちが強いカンボジア人の心を折るために考えている策は)セコンドに悪口の心直が居るので、セコンドから悪口を心掛けてもらおうかな(笑)

(ファンへメッセージ)今回の試合で僕自身も、カンボジアから見た日本も査定されると思う。色んな意味合いも込めて、しっかり背負って倒しに行きたい。応援宜しくお願いします」

 

 

優翔

「今年最後をカンボジアで決まったので、勝っていい年越しがしたいと思っています。相手の映像を見ましたが、ONEとかで戦っていた選手。ここを勝って、自分もONEにいけるというのを見せたい。

 

(タイ時代にカンボジアで試合する話は?)何回かありましたけど、流れちゃいました。

(スーパーフェザーの王座決定トーナメント開催機運も高まる中)負けている暇はないのかな。勝って、どんどん上に上がって、スーパーフェザーを自分の色に染めていきたい。

(アウェイに関しては)自分もアウェイとか気にならないので、KOで倒せばいいかなと思っています。

(気持ちが強いカンボジア人の心を折るために考えている策は)日本でパンチを練習しているんですけど、それで倒せたらと思います。(ファンへメッセージ)今年最後KOで勝ちます。応援宜しくお願いします」