2025/02/05

2.9 KNOCK OUT 2025 vol.1|古村匡平 インタビュー公開!

 

 

 

 

 

「試合の翌日に死んでもいい。それぐらいの気持ちで勝ちに行きます!」

 

 

2・9「KNOCK OUT 2025 vol.1」の[KNOCK OUT-RED -63.0kg契約/3分3R・延長1R]でゴンナパー・ウィラサクレックと対戦する古村匡平。知名度、実力とも抜群の元K-1ライト級王者・ゴンナパーとの対戦が決まり、さらに気合いが入っていた古村。その意気込みはいかに?

 

 

 

 

──前戦は11月、カンボジアでの試合で判定負けでしたね。

 

古村 試合の時点でゴンナパー戦は決まっていたので、もちろん勝って臨みたかったんですけど、相手が思った以上に強かったのと、コンディションと気持ちの面でうまく持っていけなかったですね。

 

──あの試合を踏まえての改善点だったり、反省点というのは?

 

古村 いろいろありますね。やっぱり気持ちがすごく大事だなというのを一番思いました。カンボジアの試合は気持ちの面でも押されてた部分がありましたし、格闘技ってやっぱり気持ちだと思うんですよね。どれだけ技術とかパワーがあっても、気持ちが伴わなければ勝てないなと。僕が勝つ試合って、全部覚悟を決めてる試合なんですよ。カンボジアの時はそれが足りなかったかなと。今回はそれをしっかり出して、勝ちに行こうと思っています。人生を懸けて勝ちに行った試合は全て勝ってるので。ゴンナパー選手は本当に知名度も実力も過去の相手で最強だと思うので、翌日に死んでもいいから勝つという気持ちで臨みたいと思っています。

 

──試合に向けての対策もしてきた中で、改めて一番ゴンナパー選手の強いと思っているところ、警戒すべきと思っているところはどういうところですか?

 

古村 攻撃ではやっぱりパンチですよね。ストレート、フック。キックではローキック、ミドルキック、あとハイキックも意外とだすので。あと、ムエタイに近いルールなので、首相撲がどこまでできるのか、ヒジはどれぐらい出してくるのかというのが未知数だなと。

 

──ゴンナパー本人も久々のヒジありルールですからね。

 

古村 はい。そこは僕よりも圧倒的にうまくて強いというのを想定して試合に挑もうと思ってます。それにガードもすごく高くて固いので、それをどう崩すかという練習もしてきました。

 

──ヒジや首相撲については研究材料がほとんどなかったかと思うんですが。

 

古村 ないものは仕方ないので、自分よりも上だと思って、しっかり準備してきました。その結果、「意外と大したことないな」と思えればいいというのが作戦というか、相手を過大評価して、実際の試合の時に想定よりも弱かった場合は楽なので。

 

 

──自分としてはどう攻めていきたいですか?

 

古村 本当に逃げ回って戦うようなことはやめようと思ってます。本当にぶつかって、どっちが先に倒れるかっていう、お客さんが楽しめる試合をしたいですし、打ち合いの場面でも駆け引きをして、いろんな攻防を出していきたいです。

 

 

──むしろ打ち合いに持ち込みたい?

 

古村 そうですね。要所要所で勝負するところは勝負して、勝ちに持っていきたいです。そしてもちろん最終的には倒したいです。判定で勝っても、ホーム判定だの何だのといろいろ言われるので、そういうのを黙らせるためにもしっかり倒して、次のステップに行きたいです。

 

──その「次のステップ」は以前から明確ですが、そこに行くための段階としては、かなり大きいのでは?

 

古村 確かに大きいですね。ただ、一般的な評価としては僕が狙っているチャンピオンの重森陽太よりもゴンナパーの方が上だと思われていると思うんですけど、僕はそうは思ってなくて。ゴンナパーよりもやっぱりチャンピオンの方が強いというか、強くあってほしいというか。俺からしたら重森はライバルみたいな感じなので、「重森はこれより強い」と思って挑んでいます。もちろん踏み台にしては大きいんですけど、チャンピオンはそれ以上だと思いながらやってます。

 

──それだけ重森選手と、彼のベルトへの気持ちが強いんですね。

 

古村 ベルトに対する気持ちという意味では、たぶん今『KNOCK OUT』にいる選手の中で、俺が一番強いんじゃないですか。それも、ただの『KNOCK OUT』のベルトというだけなら、そこまで執着はないと思うんですよ。アイツがチャンピオンだからそこまで執着できるし、やっぱりアイツは強いので(笑)。国内では誰もアイツに勝てないじゃないですか。だからこそアイツが持ってるベルトは価値があるし、それを終わらせるのは俺しかいないと思ってるんですよ。強いチャンピオンだからこそ、そこからベルトを奪うのが一番カッコいいと思って、ずっとやってきてるので。

 

──そういういろんなことを見据えても、本当にここは大事ですね。

 

古村 はい。もちろんプレッシャーもあるし、下馬評も10:0ぐらいじゃないですか。僕の身内ですら、「勝ってほしい」という感じだと思うし、たぶん普通に「古村が勝つ」と思ってる人はゼロだと思うんですよ。でもその中で、やっぱり最初に言ったように、格闘技って気持ちだと思うので、本当に次の日に死んだとしても、今日勝てばいいので。今回は本当に命を懸けて臨みます。

 

──では最後に、そんな中で今回、一番注目してほしいというポイントはどこでしょうか?

 

古村 今回の試合は、本当に古村匡平という男の生き様が出ると思うので、そこを見てほしいです。魂を懸けた戦いを、会場に見に来てほしいです。やっぱり『KNOCK OUT』の会場に来てくれる皆さんは『KNOCK OUT』ファンだと思うので、俺がゴンナパーを越えられるように、ぜひみんなでの応援をお願いしたいです。必ず越えます!

 

──分かりました。ありがとうございました!

 

 

 

プロフィール
古村匡平
所属:FURUMURA-GYM
生年月日:1999年8月24日生
出身:佐賀県三養基郡みやき町出身
身長:174cm
戦績:31戦23勝(10KO)6敗1分1NC
タイトル:大和muaythaiスーパーライト級王者