2025/05/20

6.22 THE KNOCK OUT|カード発表記者会見レポート

 

 

 

 2025年6月22日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『THE KNOCK OUT』の記者会見が5月20日(月)都内にて行われ、追加対戦カードが発表された。

 

 

 KNOCK OUT-BLACKフェザー級(3分3R・延長1R)で初代KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王者・古木誠也(フリー)vsカルロス・モタ(ブラジル)の一戦が決定。

 モタは10戦8勝(4KO)2敗の戦績を持つMMAファイターでLFAフライ級タイトルを獲得し、2022年8月に『UFC Fight Night』参戦経験を持つ30歳。昨年12月にKNOCK OUT初参戦、UNLIMTEDルールで栗秋祥梧に判定勝ちを収めている。

 モタはそれ以降もSNSで「キックルールでもMMAでも何でもやる」とKNOCK OUT継続参戦をアピールしており、会見に同席した山口元気代表は「UNLIMTEDの試合だと、モタの階級ではなかなか試合が組めない状況の中、フェザー級転向2戦目の古木選手とモタのカードは代々木のビッグマッチにふさわしいカードだなと。モタもとにかくやりたいとのことで、代々木大会にふさわしい異種格闘技戦チックな試合が組めました。面白い試合になると思っています」とカード決定に至った経緯を説明。

 会見を欠席したモタからはメッセージが届いており、「6月22日に日本で2度目の試合が決まった。対戦相手の古木選手はKO率の高い危険なファイターだが、自分も真っ向から挑むつもりだ。ブラジルを含め、ファンのみんなの応援に応えられるように、最高の試合を届けたいと思います。世界中で共に盛り上がろう」と読み上げられた。

 

 

 古木は「強豪選手と決まったのでしっかり仕上げて勝ちに行きます」と意気込みを語る。モタの印象については「凄い速くてトリッキーな動きをしていた」といい、「不意な攻撃に気を付けながら戦いたい。距離感には不安がありますが、フィジカルやパワーは負けないと思います」と自信を見せる。

 キックルールでの試合経験がないモタとの試合イメージを聞かれると、「打ち合いの中でクリンチが多くなると思いますが、自分は付き合わずに打撃で行きたい。普段の自分を貫きます」と自分のファイトスタイルで戦いたいとする。

 4月のフェザー級初戦での手応えについては「動きだったりパワーも通用したので、このままフェザー級で行きたいと思います。やってみたいのはチュームーシーフー選手。自分と噛み合うと思って楽しそうだなと。やっている以上はチャンピオンを狙いたいので勝ち続けます」と手応えを感じており、栗秋祥梧が保持するベルトに照準を合わせている。

 どういう勝ち方をしたいかと聞かれると「どんな展開になってもKOで勝ちます。キックボクシングの強さを見せます」とKOを予告した。

 

 

 そして、3カードも決定。毎週金曜日にTOKYO MXで放送されているKNOCK OUTの選手育成番組『THE KNOCK OUT FIGHTER』。その番組内で、4月に優勝賞金100万円のUNLIMITEDルールによる61kg 1DAYトーナメンが開催され、そのトーナメントに出場していた優勝者の山野邉嵐(TRIBE TOKYO MMA)などの5選手が今大会でUNLIMITEDルールの試合に出場することが決定した。

 会見に同席した山口元気代表は「代々木の満員のお客さんの前で、新しい格闘スポーツの魅力をUNLIMITEDの競技を作ってきたこのメンバーならしっかりと魅せられるんじゃないかと思って3カードを組みました。この新しい競技はキックでもMMAでもない、本当に新しい魅力の詰まった競技だと思います。ここに並んだ選手たちはKNOCK OUTを主戦場にする選手もいると思いますし、またMMAの舞台で活躍する選手も出てくると思います。この選手たちの今後も追いかけてもらいたいと思いますので、今大会でもこの選手たちのUNLIMITEDルールの試合に注目してもらいたいと思います」と選手たちに期待を込めた。以下、出場選手のコメント。

 

 

▼KNOCK OUT-UNLIMITED -58.0kg契約 3分3R
山野邉 嵐(TRIBE TOKYO MMA)vs平川蓮斗(和術慧舟會HEARTS)

 

 

・山野邉 嵐
「今日まで3人も相手が変わってずっとうずうずしていたので、早く試合がしたいです。
(対戦相手の印象とどういう勝ち方をしたいか)当て勘がいいなという感じです。打撃、組みの全部で圧倒していると思うので、ぶっ飛ばします。
(4月のトーナメント一回戦では敗れているが、その試合の反省点)自分は負けたと思っていなくて、すぐに練習を再開して、また同じ負け方をしないように長身のキックボクサー対策をしてきたので、次は普通に倒せるかなと思います。
(トーナメント優勝賞金100万円の使い道)すぐに通帳に入れて、初めてPayPayを携帯にインストールして、少しずつ引き落としして使ってます(笑)。
(UNLIMITEDルールの一番の魅力)打撃はもちろん、極め、関節技、投げ、組みがあるので、倒してからサッカーボール、ヒジ、顔面ヒザでボコボコにするのが魅力かなと思います。
(格闘技をやっていく上での目標)自分はTRIBEに入ってから強さだけを求めて練習してきたので、今後も強さを求めて練習していくつもりです。
(セールスポイント)あまりないと思うんですけど、試合をすれば自然と面白い試合になると思うので、それが結果につながると思います」

 

 

・平川蓮斗
「こんな大きな大会で試合をさせてもらうことに感謝して、しっかり最初からKOを狙って倒しにいこうと思います。
(対戦相手の印象とどういう勝ち方をしたいか)トーナメントで優勝しているので強いんじゃないですか。打撃でボコボコにしてやろうと思います。
(4月のトーナメント一回戦では敗れているが、その試合の反省点)前回は1Rの判定だったので、3Rあれば俺が倒していたと思います。今回は3Rあるので、しっかり3Rを使って倒しにいこうと思います。
(UNLIMITEDルールの一番の魅力)ダウンした後に追撃できるので、ストップがかかるまで殴って蹴ってを見せられるところです。
(格闘技をやっていく上での目標)自分の体重で世界で一番強い男になりたいです。
(セールスポイント)試合の中で喧嘩できるので殴り合いしたいです」

 

 

▼KNOCK OUT-UNLIMITED -63.0kg契約 1R3分・2R2分・3R1分
高木晟至(TEAM REI)vs中村悠磨(和術慧舟會HEARTS)

 

 

高木晟至
「今回試合を組んでくだささりありがとうございます。とにかく相手は自分よりも身長が大きいので、そこだけを注意して絶対に倒すので応援よろしくお願いします。
(対戦相手の印象とどういう勝ち方をしたいか)相手は自分よりも身長がデカいので、そこに注意しながら戦わないといけないなと思います。サッカーボールキックをやります。
(UNLIMITEDルールの一番の魅力)UNLIMITEDの魅力はどの状態でも常に打撃を出し続けることなので、サッカーボール、ヒジ、ヒザを見せていきたいです。
(格闘技をやっていく上での目標)自分が所属しているTEAM REIのリーダーのUFCファイター・鶴屋怜選手に追い付くことが目標です。
(セールスポイント)自分は元レスラーなので、持ち前のタックルを見てほしいです」

 

 

中村悠磨
「ぶっ倒します。よろしくお願いします。
(対戦相手の印象とどういう勝ち方をしたいか)レスラーという感じです。打撃でボコボコにしてKOします。
(UNLIMITEDルールの一番の魅力)喧嘩みたいな感じなので、面白い喧嘩を見せたいと思います。
(格闘技をやっていく上での目標)UNLIMITEDルールのベルトができたみたいなので、とりあえずそれを獲ってMMAに行きたいと思います。(セールスポイント)打撃戦の中でしっかり打ち合って、そこで勝ち切る面白い試合ができると思います」

 

 

▼KNOCK OUT-UNLIMITED 契約ウェイト調整中
福里優生(KNOCK OUT クロスポイント大泉)vsTBA

 

 

福里優生
「まだ相手は決まってないのですが、誰が相手でも倒せるようにしっかり準備していきたいと思います。
(どういうキャリアを積んでいきたいか)色んなところに出てルールに縛りなく経験を積んでいきたいと思っているので、オファーが来たら何でもやりたいと思います。
(UNLIMITEDルールの一番の魅力)OFGで倒して、その際での攻撃とかいろいろあるので、どんな状態でも攻撃して仕留めるができるのが魅力だと思うので、それをしっかり体現できるように練習したいと思います。
(格闘技をやっていく上での目標)ばんばん強いやつをぶっ倒して、強さを求めていきたいと思います。
(セールスポイント)KOできるところが自分の魅力だと思います。パンチでも蹴りでも倒せる自信はあります」