2021/03/12

3.13 KNOCK OUT ~The REBORN~|前日計量及び記者会見レポート

 

 

 

2021年3月13日(土)東京・後楽園ホールで開催される『KNOCK OUT ~The REBORN~』の前日計量及び記者会見が、12日(金)都内で行われた。

 

 

メインイベントのKNOCK OUT-RED スーパーバンタム級王座決定戦で対戦する小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)は54.8kg、KING強介(京都野口ジム/Team fight bull)は54.9kgで計量をそれぞれクリアーし、あとは試合のゴングを待つのみとなった。

 

 

 

 

 

計量直後にKINGは体調不良で休養するために記者会見には、小笠原のみが出席。ベルトを前に小笠原は「REBELSがKNOCK OUTに統合される第1回目の大会のメインイベント。その中でタイトルマッチを組んでいただいたので、僕がしっかりこのベルトを獲って新生KNOCK OUTを引っ張っていくところを見せたい。メインにふさわしい試合を見せます」と意気込みを語る。

 

強介が会見を欠席したことに関しては「明日はしっかり体調を戻して、ベストな状態で向かってきてくれると思うので僕がやることは変わりません。僕も万全な状態で試合に臨めるように調整していきます」と特に気にしてない様子。

 

強介とは2018年10月8日に対戦して判定勝ちして以来の再戦となり、「強介選手はクレバーな選手でなかなか打ち合ってくれないので倒しづらい。そこで今回は全局面で前回とは違う内容にするために、倒し切る練習をしてきました。しっかり見せて自分の成長を見せたいと思います」と返り討ちを予告する。

 

ベルト獲得後の目標を聞かれると「このベルトは僕のために作られたものだと思いますし、必ず(KNOCK OUTを)僕が引っ張っていかないといけないと思っています。ベルトを獲ってからが始まり。この団体を大きくしていくためにも強いやつとやらないと意味がないと思っています。このベルトを持って団体の壁を越えて強いやつを倒していくことでベルトの価値を高められると思うので、そういうストーリーを作っていきたい」と他団体の強豪を倒すことでベルトの価値を高めたいという。

 

最後に「明日はメインをバッチり締めます。僕はクロスポイント吉祥寺には小学5年生の時に入会して、どんどん上の先輩が引退していく中で先輩の背中を見て育ってきました。後輩が多くなってきた今、成長した僕の背中を見せられるような試合をしたいと思います。明日はその第一歩だと思って気合いを入れて試合をします」と力強く語った。

 

 

 

 

セミファイナルで対戦する安本晴翔(橋本道場)は57.4kg、ペットシラー・FURUMURA-GYM(タイ/FURUMURA-GYM)は57.0kgで計量をパスした。会見に出席した安本は「明日は日々練習してきたことが出せるように面白い試合をします」と意気込みを語る。

 

対するペットシラーは「安本は私みたいな選手とはやっていないと思う。明日は70%の確率で判定勝ち、30%はKO勝ちします。勝つ確率は100%あるということ。相手の身体を見てそんなに怖くないと思いました」と自信満々。

 

これを受けて安本は「僕も負ける気はないので、明日戦って結果がわかると思います。勝つのは当たり前。強い相手ですが、KNOCK OUTチャンピオンとして恥じない試合をしたい」と王者らしく貫禄あるコメントで迎撃を予告した。

 

今回ノンタイトルマッチで行われ、もし勝てばタイトル戦線に大きく前進することになるペットシラーは「もちろん勝ったらベルトに挑戦したい。ベルトを獲って日本のスーパースターになりたい」と最後まで自信に満ちた表情を見せていた。

 

なお、会見最後には、今回のKNOCK OUTのベルトを新調するにあたり多大なご協力をされた清水工業株式会社の清水覚男代表取締役が登壇し、「今日初めて出来上がったベルトを見させていただき、凄くカッコいいなと思いました。これからこのベルトを巡って様々なストーリーが生まれてくると思いますが、KNOCK OUTの1ファンとしてそのスト―リーを楽しみにしていますし、これからも微力ながら一緒に盛り上げていけたら」とあいさつした。

 

 

 

第6試合 フェザー級 BLACKルール 3分3R・延長1R

 

 

 

 

・龍聖(TRY HARD)57.4kg

 

「相手はいじめられっ子のような顔をしていて、明日は夢から覚まさせてあげたいと思います。(WINボーナスについて)使い道は考えていないです。(初戦をクリアーしてどういう1年にしたいか)全部勝つのは当たり前。一番デカい舞台にいきたいと思います」

 

・大脇武(GET OVER)56.7kg

 

「僕の名前はそれほど知られていないので、明日はしっかり名前を売って賞金もゲットしたいと思います。(リミットから大幅にアンダーで計量パスだったが)意味はないのですが、僕もビックリしました。(WINボーナスについて)貯めるか、欲しい服を買います。(初戦をクリアーしてどういう1年にしたいか)大事な一戦をしっかり勝って、KNOCK OUTのベルトを目指しているので全勝でいきたいと思います」

 

 

 

第5試合 スーパーバンタム級 REDルール 3分3R・延長1R

 

 

 

 

・壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)54.9kg

 

「昔の自分を見ているようで凄くかわいい。試合では経験値の差を見せ付けてボコボコにしたいと思います。(初戦をクリアーしてどういう1年にしたいか)全試合で勝ちます」

 

・古村 光(FURUMURA-GYM)54.4kg

 

「僕のことを知らない人は多いと思うので、しっかり勝って光君がイケメンであることを証明しつつ、知名度を上げながら頑張りたいと思います。WINボーナスはないんですね? 頑張ります(笑)。(計量、会見時に見せているポーズの意味は)高校の時に、佐保君という友達がよくやっていたポーズなんです。佐保君見てるかい? 俺はしっかりやったばい。(初戦をクリアーしてどういう1年にしたいか)自分は知名度がないので全試合で勝ちます。今回メインイベントで同階級のタイトルマッチがあるので、そこに自分が近づけるように過ごしていきたいと思います」

 

 

 

 

 

 

第4試合 KNOCK OUT-BLACK スーパーミドル級王座決定トーナメント・準決勝 3分3R・延長1R

 

・松倉信太郎(TRY HARD GYM)74.9kg

 

「いよいよ明日トーナメントが始まります。新生KNOCK OUT一発目の大会では、他の階級のトーナメント、タイトルマッチもあって、その中で誰が生き残るか。KNOCK OUTのチャンピオンと言ったら誰なんだと言われるような選手にならないといけないと思っています。このベルトを見たら、団体が力を入れているのは分かります。それに選手も応えないといけないと思います。渡慶次選手はラウェイの世界チャンピオンで、今日の格好を見ても普通の人じゃないというのはわかります。僕意外の3選手はKOする力はみんなあると思うので、そこを楽しんでもらえたらと思います。(相手の印象)前のジムでラウェイの試合をした選手がいて、その人から『下唇が割けてインターバル中に水を口に入れたらそこから出てきた』という話を聞きました。ラウェイはやりたい競技ではないし、(渡慶次は)そこで勝っている選手なので、キックで結果を残せていなくても油断はしていません。ちゃんと試合で魅せないといけないと思うので、今日(渡慶次に)会ってなおさら試合が楽しみになりました。(トーナメントで勝つために一番必要なもの)チャンピオンになるやつはなるべくしてなると思います。僕は正直、持っていなかったのでここぞという時にチャンスを落としてきました。色々と経験して、今回は満を持してトーナメントも自分の物だと言えるので、見ている人たちにそれを見せていきたいと思います。(ファンへのメッセージ)色んな人に支えられて今日を迎えられました。僕たちが全力を出して、ファンには会場に来て良かったと思わせることがファイター冥利に尽きます。誰がチャンピオンになるかは分かりませんが、それを含めて楽しんで下さい」

 

・渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)74.9kg

 

「2018年にミャンマーラウェイで世界チャンピオンになったのですが、その年だけベルトがなくてベルトをもらえていません。僕が小泉選手の代わりに出て決勝戦に行ったら面白いと思いましたが、松倉選手の試合動画を見る度に強さが日に日に分かってきました。格闘家はみんなそうだと思いますが、どんだけ強気な発言をしても試合が怖くない選手なんていません。明後日の今頃は結果が出ている状態です。そこで僕が家族と楽しい時間を過ごすためにも、明日は全部を出して戦います。僕が負けると思っている人がほとんどだと思うのでをビックリさせたい。(相手の印象)この前T-98選手に勝っている選手なので強さはわかっています。10回やって2回ぐらい僕が勝てるイメージ。その2回を明日出して勝ちたいと思います。(トーナメントで勝つために一番必要なもの)2019年初戦で拳を骨折したのですが、先月に整体の先生に診てもらったら右手首、右肩をずっと脱臼した状態でそのまま試合をしていたらしいです。パンチを打っていても痛いなと思っていたら、その脱臼が原因でした。それを治してから明らかに強く打てるようになったので、明日初めて打てます。顔だけじゃなくて色んなところを叩いて、僕の勝ちが近づくような戦いをやり続ければいいかなと思っています。(ファンへのメッセージ)ラウェイの選手でキック、MMAで活躍できている人はいないのでその第一人者になるチャンス。しっかり頑張ります」

 

 

 

第3試合 KNOCK OUT-BLACK スーパーミドル級王座決定トーナメント・準決勝 3分3R・延長1R

 

・吉野友規(STURGIS新宿)74.7kg

 

「先ほどの計量で田村選手と顔を会わせてあいさつしましたが、強い格闘家の顔をしていました。明日の試合に集中して戦いに挑みたいと思います。(相手の印象)顔を見て強いオーラがありました。ぶつかる気持ちで頑張ります。(トーナメントで勝つために一番必要なもの)みんな攻撃力があるので、しっかり相手の動きを見ることが大事だと思います。(ファンへのメッセージ)周りの方には支えていただき、凄く力を注いでいただきました。それを結果として見せます」

 

・田村 聖(拳心館)74.9kg

 

「明日は勝たないと何も進まないので何が何でも勝ちに行きます。(相手の印象)計量の時に初めて向かい合ったら背も高いし、身体付き、表情を見ても、強いと思いました。(トーナメントで勝つために一番必要なもの)威力に怯んで下がってしまうと逆にやられてしまうと思うので、強い気持ちを持って前に出続けることが大事だと思います。(ファンへのメッセージ)ファンの皆さんの記憶に残る試合をしたいのでよろしくお願いいたします」

 

 

 

 

 

 

第2試合 KNOCK OUT-BLACK スーパーライト級王座決定トーナメント・準決勝 3分3R・延長1R

 

・与座優貴(橋本道場)64.8kg

 

「明日は勝つことはもちろん、明日だけでなく決勝戦も勝ってチャンピオンになると決めて練習してきたのでそれを見せたいと思います。(ベルトへの想い)カッコいいのはもちろん。このベルトに似合う強さと人間性を兼ね備えてチャンピオンになりたいと思います。(どういう勝ち方をしたいか)明日は厳しい試合になるのかなと思っていて、倒しても判定でも楽な試合ではないので、気持ちを見せて勝ちたいと思います。(ファンへのメッセージ)自分には格闘技しかないので、ここでしっかり優勝してチャンピオンになります。一回戦が決勝戦だと思うので、しっかり勝ちたいと思います」

 

・宮越慶二郎(拳粋会宮越道場)64.6kg

 

「明日は何が何でも勝ちます。内容というよりもは泥臭く勝とうと思います。(ベルトへの想い)ベルトに金がかかっているなと。内側はボアで熱いかなと思いますけど、巻きたいと思います。(どういう勝ち方をしたいか)次で43戦目になるのでそういうキャリアの中で培った技術を出したいと思います。(ファンへのメッセージ)新生KNOCK OUTの1試合目、2試合目が大事なので、ここでしっかり盛り上げて次につなげたいと思います」

 

 

 

第1試合 KNOCK OUT-BLACK スーパーライト級王座決定トーナメント・準決勝 3分3R・延長1R

 

・鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)65.0kg

 

「自分を応援してくださる全員に僕の勝つ姿を見せるので、皆さんが期待しているような試合を見せようと思います。(ベルトへの想い)めちゃくちゃカッコいいですね。これが一番似合うのは俺しかないので楽しみにして下さい。(第1試合に選ばれたことに関して)第1試合目って会場はガラガラなんですけど、僕の試合を見逃すと間違いなく後悔すると思うので、第1試合目からファン、それ以外の方も会場に第1試合目から来てください。俺は倒すか倒されるかの二択しかないのでお楽しみに。(どういう勝ち方をしたいか)今日まで練習してきて学んだことがめちゃくちゃありました。先輩方から教えてもえらったこと、自分自身で見つけて勉強したこと。それが全部正しかったというのをリング上で証明したい。今回のテーマは、先輩と僕を支えてくれる人全員に、改めて感謝の気持ちでリングに上がろうと思っています。その気持ちさえあればKOできると信じています。それを一発目からやろうと思っています。(ファンへのメッセージ)小さい子供たち、僕を支えてくれるスポンサーの方々、応援してくれるファン、家族、みんなに僕の勝利を見せて恩返しすることが目標です。僕の試合を一番楽しみにして来てください」

 

・久保雅哉(Monolith)64.8kg

 

「明日を控えていますが、わざわざ新しいことをここで言うつもりはありません。いつも通りの実力を発揮して、いい試合をしたいと思います。(ベルトへの想い)デザインがカッコいいなと。現物を見るとさらに欲しいベルトになりました。(第1試合に選ばれたことに関して)鈴木選手の爆発力を見たいという思惑を感じたのですが、第1試合目で盛り上げられるようにKO勝ちして5月に弾みを付けたいと思います。(どういう勝ち方をしたいか)KOすることが一番いいと思うのですが、自分のスタイルを貫きます。雑な打ち合いでKOするのではなく、技術を見せた上で相手を追い込んだ上で勝ちたいです。(ファンへのメッセージ)前回日本でみっともない試合をしてしまったので、明日はみんなが元気の出るような試合をしてしっかり会場を盛り上げたいと思います」