2024/04/23
4.27 MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.2|小森玲哉 インタビュー公開!
「前回は本当に申し訳なかったです。その分、結果で示します」
4・27『MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.2』の「KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級/3分3R・延長1R」で河崎鎧輝と対戦する小森玲哉。2月の羽黒慈夢戦ではローブローが相次ぎ、相手が戦闘不能になってしまうという苦い結末に。そんな中で今回は無敗の17歳を迎え撃つ一戦となり、どんな心境で臨もうとしているのか?
── 前回の羽黒慈夢戦は、故意ではないとは言え、残念なことになってしまいました。試合中はどんな気持ちでしたか?
小森 もう、試合後半は「やってしまった」と「申し訳ない」しかなかったですね……。本当に羽黒選手には申し訳ないことをしたと思っています。
── インローが入ってしまったんだと思うんですが、途中から切り替えることは難しかったんでしょうか?
小森 変えようとは思いました。でも「相手が出てきたらインロー」という動きを本当に繰り返し練習していたんです。なので、出てきた!と思ったら反射的にインローを蹴ってしまっていたんですよ。だからほとんど無意識に蹴りを出してしまっていました。
── なるほど……。よく「体に染み込ませる」という言い方をしますが、それだけ染み込んでしまっていたわけですね。当日のリングでは「負傷判定で勝ち」という裁定が下されましたが、後日、「減点1があったのでドロー」へと結果が変更になりました。とはいえ試合後、切り替えるのも難しかったのでは?
小森 終わってからしばらくは引きずりましたね……。ただ、周りの方の声が大きかったと思います。前回の試合の後に、誹謗中傷とまではいかないと思うんですけど、SNSでもいろんなご意見をいただいて、「見ない方がいい」とは言われていたものの、やっぱり目に入ってしまって、気持ちも落ちていたんですけど、周りの方が「やっちゃったことはしょうがないんだから、次に向けて頑張ろう」って言ってくださって。あとは、羽黒選手とクロスポイント大泉の外智博会長から、私宛ではないんですけどメッセージをいただいていて、それも共有いただいて。お二人も「仕方がない」というニュアンスのお言葉だったので、ここは気持ちを切り替えて、「またいつかやらせていただけるように結果を出すために、次に向けて頑張っていこう」という気持ちになることができました。
── 今回、2大会連続参戦となりました。意外に早く次の試合が来たなという印象ですが。
小森 私もそう思います。まさかこんな早くオファーをいただけると思っていなかったので、ありがたかったですし、期待に応えられる試合をしたいなと思って、即決で受けました。前回の試合の反省は試合で見せるしかないので、結果を出したいと思っています。
── 相手が初参戦の河崎鎧輝選手になりました。どういう印象ですか?
小森 何試合か映像を見ましたが、スピードがあって、けっこう動く選手なのかなと。今までやったことがないタイプの選手なので、そこも対策が必要かなと思いました。
── 警戒すべき点は?
小森 やっぱりスピードと出入りですね。あとローキックもけっこう強いのかなという印象を持っています。
── 河崎選手は17歳で6戦6勝という戦績ですが、デビュー当時の小森選手とほぼ同じ状況ですよね。そういう相手と当たるというのは?
小森 本当にほとんど同じ状況ですね。まずはすごいなと思います。今の自分が10年前に戻ってもう1回それをやれと言われても、なかなか大変でもあったので。私の場合だと、学校に行って塾に行って、それからジムに行って練習して、テスト前だとそこからまた勉強して、早朝に起きて勉強してから学校に行って……という生活だったんですよ。河崎選手も高校生で選手もされていて、わざわざ沖縄から来てくださるので、感謝ですし、すごいなという気持ちです。
── 高校時代の小森選手はメチャクチャ勉強してたんですね。
小森 やってましたね。まあ、自分が要領が悪いというのもあるんですけど。今思えば自分でもよくやってたなと思うし、しかも河崎選手の場合は沖縄からですから、またすごいなと思います。
── どう戦ってどう勝ちたいですか?
小森 今回も対策はちゃんとしてきているので、自分の戦いをしっかりして、対策がバッチリ当てはまれば、KOも狙えるのかなと思います。
── 1試合、足踏みのような状況になりましたが、この先については?
小森 そこは変わらず、タイトルを狙ってやっていきたいなと思っています。
── 今回の試合では、インローを蹴るのが怖かったりはしませんか?
小森 ……怖いです。ただ、周りからも「そこは気にするな」と言っていただいているので、そこは気にしていないつもりで練習しています。前回は相手がサウスポーだったことも噛み合わない原因の一つだったんですが、今回はオーソドックス同士なので、そこも違うと思います。
── 前回の試合では、応援の方々にも残念な思いがあったと思います。その方々にどういう試合を見せたいですか?
小森 前回の試合を踏まえて、勝つだけじゃダメだなと思っています。自分の応援に来てくれる人ももちろんそうですし、対戦相手の応援の方、他の選手の応援に来られている方たちの印象に残るような内容にできたらなと思っています。
── では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこですか?
小森 「全部見てくれ」という感じですかね。全てを見てほしいと思っています。
── 分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
小森玲哉
所属:ONE`S GOAL
生年月日:1996年9月2日生
出身:千葉県君津市出身
身長:173cm
戦績:7戦6勝(2KO)1分