2024/04/23

4.27 MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.2|河崎鎧輝 インタビュー公開!

 

 

 

 

「一番の武器は若さ。今年どこまで行けるかに将来がかかってます」

 

 

 

4・27『MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.2』の「KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級/3分3R・延長1R」で小森玲哉と対戦する河崎鎧輝。沖縄在住で6戦全勝の河崎は、17歳という若さですでに韓国遠征での勝利も経験している。そんな彼は小森との「無敗対決」に、どのような意気込みを持っているのか?

 

 

 

── 今回『KNOCK OUT』初参戦となりましたが、最初に聞いた時はどう思いましたか?

 

 

 

 

河崎 大舞台に沖縄から出られて、うれしかったです。『KNOCK OUT』は日本でも大きい団体で、格闘技をやってる人なら誰でも知ってる団体だと思いますし、自分もYouTubeのライブ配信を見たりしてます。龍聖選手が特に印象に残ってますね。

 

── 河崎選手自身は今17歳デビューが2年前で、現在6戦全勝。その中には韓国での試合も東京での試合もあるんですね。

 

河崎 東京では後楽園と新宿FACEでやって、沖縄で3試合ですね。

 

── 地方在住の17歳でそのキャリアはすごいですね。ここまで勝ってこれたのは、自分ではどういう理由だと思っていますか?

 

河崎 3歳から空手をやってたんですよ。それから小3の時にキックに転向して、中学の最後までずっとアマチュア大会とかに出てたりしていたので、その経験が生かされてると思います。

 

── なるほど。空手とアマチュアキックでは、どんな戦績でしたか?

 

河崎 空手では全然結果を残せてないんですよ。空手からキックに転向したのは、空手って顔を殴ったりキックをキャッチしたりしたら駄目じゃないですか。それをやっちゃって、何かうまくできないなというのがあって。それでアマチュアキックでは40~50戦やって、9冠を獲りました。

 

── 空手時代からもうキックに向いた戦い方だったんですね。

 

河崎 そうですね。小学校の時は負けることもあったんすけど、中学校になってからはほぼ負けがなくなりました。

 

── その頃は何が得意だったんですか?

 

河崎 小さい時からお父さんと一緒にやってるんですけど、お父さんがめっちゃスパルタで。試合に負けたら、家に帰ってメッチャ怒られたりして。練習も一緒にやっていて、お父さんのために試合で頑張ってるっていうところもありましたね。

 

── そこからプロになって、気持ちは変わりましたか?

 

河崎 プロになってからもお父さんとの練習は変わらないんですけど、中1か中2の時に、ジムを移籍したんですよ。それもけっこう大きなポイントだと思います。今のジムに来てスタイルも変わって、移籍後はアマチュアでも1回も負けてないんです。だからいい練習できてるんだなと思ってます。

 

── 今回は小森玲哉選手との対戦ですが、小森選手も高校の時に5連勝して、一度やめてまた戻ってきたという経歴です。小森選手の印象は?

 

河崎 テクニックがあって、普通にうまいと思いますね体もフィジカルとか強そうだなと思います。ストレートで倒したりしてるので、そこは警戒してます。ただ、スピードでは勝ってると思うので、たぶん僕には当たらないんじゃないですかね。

 

── その上でどういう試合をしてどう勝ちたいですか?

 

河崎 何もさせないで倒したいですね。自信はあります。一応、倒せる技はいくつか用意してるんですけど、その中のどれかで倒せたらいいなと思ってます。

 

── これまでも東京で2試合していますが、東京での試合だと、気持ちも違いますか?

 

河崎 そうっすね、東京だといろんな関係者とかも見てるじゃないですか。だからそこでいい試合したいというのはありますね。

 

── ただ、遠征は大変じゃないですか?

 

河崎 沖縄からですからね。移動も多いじゃないですか。だから体重も、水抜きとかしてたら大変なんですよ。だから自分はもう早め早めに落として、今の段階であと1~2kgぐらいのところまで来てます。体重と体調の面では、全然大丈夫だと思います。

 

── 万端ですね。ここからはどうしていきたいですか?

 

河崎 『KNOCK OUT』に出るからには、そこで一番上を獲りたいですよね。スーパーフェザー級のベルトは今空いてるってことなので、そこを狙っていきたいです。

 

── では、勝つだけじゃなくそれを認めさせる勝ち方をしないとですね。ちなみに、今は高校3年生になったところですか?

 

河崎 はい。学校は通信制で、格闘技部門っていうのがあるんですよ。

 

── そうなんですか!

 

河崎 学校には年に1回、1週間行くだけでよくて、あとの時間は全部練習に使ってます。それと月に1回、Zoomで格闘技部門の顧問の小比類巻貴之さんとミーティングがあるんですよ。試合の映像を見ながらいろいろ話してアドバイスをもらったり、質問タイムとかもあるので、メッチャいいですね。

 

── ちなみに卒業後のことはどう考えてますか?

 

河崎 今年が高3の年なので、本当に勝負だと思ってて。そこでどこまでいけるかによって、来年の道が変わると思ってます。

 

── ではこの一戦一戦が本当に大事ですね。では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

河崎 やっぱ若さっすね。若くて元気な試合をするので。小森選手はちょっとブランクがあるじゃないですか。そういう選手に、ずっと続けている自分が負けたくないっていうのが大きいっすね。

 

── 今、『KNOCK OUT』では10代から20歳そこそこぐらいの選手で連勝していたり、勝率が高い選手も多いですからね。

 

河崎 年齢は僕よりちょっと上になりますけど、久井大夢選手は強いですよね。そういうところに入っていけたらと思ってます。

 

── 分かりました。ありがとうございました!

 

プロフィール  

河崎鎧輝
所属:真樹ジムオキナワ
生年月日:2006年11月5日生

出身:沖縄県豊見城市出身
身長:167cm 
戦績:6戦6勝(1KO)