2024/04/26
4.27 MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.2|鈴木万李弥 インタビュー公開!
「足を使って勝ちたい……でも最後は打ち合いで!」
4・27『MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.2』の「KNOCK OUT-BLAC女子-57.0kg/3分3R・延長1R」でNA☆NAと対戦する鈴木万李弥。これが『KNOCK OUT』初参戦となる鈴木は、当初対戦予定だった浅井春香が欠場で、急きょカード変更。そこにどんな思いで臨んでいるのか?
──対戦相手が変更になりましたが、それについてはいかがでしょうか?
鈴木 そうですね、直前で変わったことでちょっと動揺しましたけど、やることは変わらないので、あんまり意識はしてないです。
──代打出場で対戦となったNA☆NA選手の印象は?
鈴木 タイプがちょっと私と似てるなっていうのはありますね。身長も同じだし、スタイル的にも一緒かなと。
──ガンガン前に出るところも?
鈴木 はい。YouTubeを見たら、戦い方のスタイルはけっこう前に前にっていうタイプだったので、似てるなと思いましたね。
──そういう点では、もともと対戦予定だった浅井春香選手とはだいぶ変わりましたよね。
鈴木 そうですね、だいぶ。浅井選手は距離を取って自分のリーチ生かしてる印象があったので、それとは全然違うなとは思います。
──そこからNA☆NA選手に変わって、自分としてはどう戦いたいですか
鈴木 今回も自分の持ち味を出して、たぶんお互いガツガツぶつかり合うんじゃないかなっていう感じですね。でも組み立て方としては、ちょっと今までとは違った練習を会長にしてもらっているので、そこが試合で出ればいいなとは思ってます。
──具体的には?
鈴木 今までパンチ主体だったのを、やっぱり足も使っていかないといけないっていうことで、足の練習を今けっこうやってます。
──今まで、蹴りは練習でもあまりしてなかった?
鈴木 そうですね、何かパンチばっかりで、やっぱりそれだと勝てなかったりとかしてたのを、会長に「もうちょっとロー使ってみろ」とか「左を使ってみろ」とかアドバイスを受けて、今はすごく考えながらやってます。
──やっぱりパンチで出るのが好きだった?
鈴木 はい、何か自分に自信があったのがパンチだったので。だけど今は負け続けてて、ちょっと自信がなくなって、パンチを当てるにしろ、蹴りを使っていかないといけないというところに気づいたというか、そこが大事なんだなって思いました。
──その手応えはどうですか?
鈴木 今、1ヵ月ぐらいずっとやってきたんですけど、前よりは自然に出るかなという感じですね。スタミナもついてきてるので、マススパーとかで確認しながら、けっこう出るようにはなってきましたね。
──ではそれを試合で試す絶好のチャンスというわけですね。
鈴木 はい。出たらいいなって思ってます(笑)。
──今回、『KNOCK OUT』には初参戦ですよね。
鈴木 そうですね。このところK-1 GROUPに出てるんですけど、7月に韓国でタイトルマッチが決まっていて、それの前にもう1回試合は組んでほしいと頼んだんですね。それで『KNOCK OUT』で組んでいただきました。
──では今回の試合は、それに向けてという意味合いが大きいと。
鈴木 はい。契約体重もそれに合わせて、今回も57kg契約で調整するという感じですね。
──『KNOCK OUT』についてはどんなイメージですか?
鈴木 もちろん東京ではけっこう知名度のある団体だと思ってて。最近だとK-1さんとも絡んでいってるイメージがありますね。みんなそこに出て上に上がってくみたいなところがあると思います。
──鈴木選手自身は、これからは『KNOCK OUT』を中心に戦っていくというのとは、ちょっと違うんですよね?
鈴木 うーん……これからのことはどう考えていけばいいのかも分かんないんですけど(笑)……でも、『KNOCK OUT』で結果を残して、またチャンスをもらえるといいなとは思いますね。
──そのためにも、韓国でタイトルを獲ることも大きくなってきますよね。
鈴木 そうですね、チャンスをもらってるので。相手もそんな簡単に倒せる相手ではないですけど、ここは掴みたいです。
──『KNOCK OUT』の女子は、これまではぱんちゃん璃奈選手の試合中心でしたが、そこは?
鈴木 たぶん、これからは女子にも力を入れていくということで、今回はKihoちゃんも出場しますよね。たぶん他の女子選手も使っていきたいという思いがあるのかなとは思いますけど、そこで「私が!」っていうのは特に考えてないですけど(笑)、でも活躍できる場ができたらいいなとは思ってますね。
──先ほども練習の話が出ましたが、クロスポイントに移籍されて1年が経ちました。ここまでの自分の成長の手応えはいかがですか?
鈴木 やり方とかが全く違って、慣れるまでは生活も全然かみ合ってなくて、練習も全然できてなかった部分があったんですけど、やっと最近、何か噛み合ってきた気がします。生活も慣れてきて、自分もジムの近くに引っ越して、行きやすくしたりとかして、やっと馴染んだかなって感じです(笑)。
──強い選手がたくさんいるジムなので、やりがいはいくらでもあるのでは?
鈴木 そうですね。いろんなタイプのチャンピオンがいるので、他の子たちからも、「自分の目標とする先輩にアドバイスをもらった方がいいみたい」という話しは聞きました(笑)。でも今は会長がちゃんと目を掛けてくれているので、スタイル的にはちょっと変わったかなとは思いますね。
──ちなみに、鈴木選手がこうなりたいと思うチャンピオンなり先輩選手はいますか?
鈴木 スタイルだったら不可思さんが一番いいかなと思います。前に圧力かけて、蹴って足使ってパンチで倒していくというのは一番近いかなと思いますね。
──これからより追求していきたいスタイルという感じですか?
鈴木 そうですね。もっと足を使える選手になって……パンチだけだど怖さが半減するから、足も使えるようにしていきたいですね。
──今回は、最終的にどう勝ちたいですか?
鈴木 相手もけっこうガツガツ来るというのもあるし、ここを乗り越えないといけないっていうのはあるんですけど、今練習してること、ミドル蹴ったり、テクニックを使って勝てたらいいなとは思ってます。
──では最後に、当日の試合でここに一番注目してほしいというポイントはどこですか?
鈴木 そこはやっぱり打ち合いですね。たぶん相手の選手もたぶん打ち合いに持ってくると思うので。あと女子の中ではけっこう階級も重いので、迫力がある打ち合いが見れるかなとは思います。
──打ち合いにしたいということですか?
鈴木 そうですね、最終的には打ち合いに持っていきたいです。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
鈴木 万李弥
所属:クロスポイント吉祥寺
生年月日:1994年10月5日生
出身:愛知県名古屋市出身
身長:158cm
戦績:18戦11勝(3KO)7敗