2024/04/15

4.27 MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.2|渡部 太基 インタビュー公開!

 

 

 

 

「そろそろ『これが渡部太基!』という試合を見せます!」

 

 

 

4・27『MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.2』の「KNOCK OUT-BLACKウェルター級/3分3R・延長1R」でYUYAと対戦する渡部太基。今年をラストイヤーと定めつつも、その一発目だった2月の漁鬼戦では判定負け。仕切り直しで連続参戦となった渡部は、次の試合にどう臨み、その先をどう思い描いているのか?

 

 

 

── まずは2月の漁鬼戦を今振り返ると?

 

渡部 ちょっと気合いが入りすぎて空回りしちゃった感はありますけど、負けちゃいけない試合だったなとは思いますね。

 

 

── 漁鬼選手のフィジカルが優位に働いた部分もあったのかなという印象でした。

 

渡部 ありましたね。上の階級でもやっていたからかは分からないですけど、ちょっと圧を感じた気はしましたね。

 

── ご自分の動きについては? 過去の試合で見えた終盤の盛り返しが、今回は見られませんでしたよね。

 

渡部 そうですね。今イチ、スイッチが入らなかったというのはありました。自分が思うように動けなくて、空回りしてしまった感じですかね。

── そこからすぐ次の大会に出場するとは思っていなかったので、意外でした。

 

渡部 オファーをもらって、ケガもなかったので。このスパンでやるのも久しぶりですけど、ラスト1年だし、やろうかなと。本当は、2月の試合で勝って4月も出たいと言うつもりだったんですよ。でも負けちゃったのでオファーもないだろうし、ここで自分から「出たい」と言うのもアレかなと思ってたら話が来たので、「じゃあ出ようかな」という感じでした。

 

── そうなんですね。

 

渡部 ウェルター級の王座決定トーナメントがあるというので、負けて休んでるヒマもないなと思ったんですよね。ラスト1年なので気合い入れて、どんどん試合していこうかなと。

 

── というところで、今回はYUYA選手との対戦になりました。印象は?

 

渡部 意外にテクニシャンなのかなという感じですね。久しぶりのサウスポーなので、ちょっと楽しみかなと思ってます。

 

── 警戒するところは?

 

渡部 相手のリズムというかペースになるとうまいのかなという感じですね。あとミドルキックは重そうだなと、見てて思います。意外と体も大きいですし、体も強そうかなとは思いますが、いろんなヤツらとやってきたので、そこまで気にしてはいないですけど。

 

── どういう試合にしたいですか?

 

渡部 毎回そうですけど、KOを狙っているので。「これぞ渡部!」っていう試合を見せたいですね。勝つのはもちろんですけど、しばらくKOできていないので。やっぱり倒してナンボだと思っているので、ガンガン倒しにいきたいです。

 

── そこに、サウスポーというのは影響しますか?

 

渡部 倒すってことに関しては、右とか左とかはそんなに気にしないんですけど、久しぶりだから楽しみというか、思いっきりいこうかなみたいな。

 

── 過去にサウスポーで印象に残っている選手というと?

 

渡部 Krushの時は牧平圭太がサウスポーでしたね。あと、その前のチームドラゴンの選手(堤大輔)もサウスポーでした。その選手にはKO勝ちしてるので苦手意識もないし、逆に当てやすいのかなと思います。

 

── ここで改めて倒して勝って、ラストイヤーのリスタートですか?

 

渡部 リスタートというか……この1年はやり切るというのがテーマなんですよね。もちろん勝ち負けは大事ですけど、負けたからどうこうとかじゃなくて、「次も頑張ろう」みたいな。クヨクヨしてるヒマはないんで、次も思いっきりやろうという感じです。

 

── 前回の試合は、「これがラストイヤー」と聞いてからの最初の試合だったので、負けという結果で「もしかして引退を考えるのかも……」と思ったのも事実です。でも、そういうわけではないんですね。

 

渡部 まあ、何が起きるか分からないので、どう考えるかも分からないですけど、この前の試合は殴り合った上で負けたのでスッキリもしたし、「もう負けたことはしょうがねえ」って感じで思ってたので。何にもできず、お客さんにもつまらない試合をして負けた、とかだったら、そっちの方がやめたくなってたと思います。少しでもお客さんが喜んでくれたのが、せめてもの救いだったのかなと思いますし。だから今回は、「渡部太基」を思いっきり出したいですよね。それでどうなるかという。やっぱり、今できることは試合で出したいと思うので。

 

── 出したくてウズウズしている?

 

渡部 そうですね。近年はなかなか自分らしさが出せてないので。よかった時を振り返るのもダサいんですけど、そういう時と比べても「俺はまだ落ちてねえよ」っていうのが自分の仲ではあるんですよね。「まだやれるぞ」っていうのをもう一回見せる試合にしたいです。

 

── なおかつ、ここで倒してトーナメント出場へのアピールにすると。

 

渡部 ですね。ここで倒して勝って、トーナメントに出てベルトを獲ってラストイヤーを完走できたら最高じゃないですか。「そんなうまい話あるかよ!」っていう終わり方をしたいんですよ。悔しい思いもいろいろしてきましたけど、最後は笑いたいなと。

 

── なるほど。今回はその第一歩だと。では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

渡部 単純に、「渡部太基の戦い」を見てほしいですね。「渡部といったら、やっぱりこれだよな」という試合をするんで、期待してもらいたいです。

 

── 分かりました。ありがとうございました!

 

プロフィール  

渡部 太基
所属:TEAM TEPPEN
生年月日:1987年12月12日生
出身:東京都葛飾区出身
身長:174cm 
戦績:56戦24勝(13KO) 30敗
獲得タイトル:第4代Krushウェルター級王者 元WPMF日本ウェルター級王者