2024/04/17
4.27 MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.2|利根川仁インタビュー公開!
「普段から『勝つのは当たり前』と思って生きてます。あとはどう倒すか!」
4・27『MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.2』の「KNOCK OUT-BLACKフェザー級/3分3R・延長1R」で祐輝と対戦する利根川仁。前回、昨年12月の『KNOCK OUT』初参戦では、急な代打オファーだったにもかかわらず、雅治を下した利根川。4ヵ月ぶり2度目の参戦にはかなり期するものがあるようだ。この試合、そしてその先に彼が見ているものとは?
── 『KNOCK OUT』には今回が2回目の参戦になりますが、前回の試合、周りの反響はどうでしたか?
利根川 やっぱり『KNOCK OUT』はジムの周りの人たちとかにも有名だったので、「そこまで行ったんだ!」って言われて、みんなの印象を変えられたかなと思います。会場の演出とか盛り上がりもすごかったし、初めて自分のテーマ曲で入場できたので、毎回僕の試合を見てくれている人とかにも、カッコいいところを見せられたかなと思います。
── その雅治戦が3戦目で、その後も勝って現在4戦全勝。好調の理由は何だと思っていますか?
利根川 勝ちは当たり前で、勝ち方にこだわるというスタンスでやっているので、負けることは絶対にないと思っているのがいいんだと思います。あとは本番に強いというのが、自分の中では大きいですね。
── 実際、雅治戦も急なオファーだったし、雅治選手はデビューからいい勝ち方をしていた選手なので、そこで勝ったのは「本番に強い」というところを見せましたよね。
利根川 そうですね。やっぱり自分のストレートは倒せる武器なんだなと改めて確認できて、メッチャいい試合だったなと思います。もっとストレートの威力とかタイミングを磨いていけば、もっと早い段階で倒し切れるようになるんじゃないかなとも思えた試合でしたね。
── 176cmとこの階級では長身ですが、それをうまく生かせているのでは?
利根川 リーチもあるし、かつ、入ってきたところにパッと当てたら倒せるパンチもあるので、自分の良さを試合でしっかり生かせているところが勝負強さにもつながっているのかなと思います。
── 今回は『KNOCK OUT』での2戦目ですが、2大会ぶり、4ヵ月ぶりの参戦ということについては?
利根川『KNOCK OUT』は憧れの舞台なので、こうやってまたすぐに呼んでいただけてさらにうれしいですね。
── 今回の相手、祐輝選手についてはどういう印象ですか?
利根川 身長は低いですけど、パンチ力もあるし、倒し切れるパンチを持ってるなと。あと、気持ちが強そうだなという印象があるので、まずパンチをもらわないというのは大前提ですね。それから試合を見た感じ、戦いやすいというか、相性がよさそうだと思うので、KOで倒したいですけど、一発もらったら危ないなというのもあるので、もらわずに、いつも通り戦いたいと思います。
── 身長差が約15cmありますね。そこはどうですか?
利根川 そもそも自分の練習環境でも自分より背の低い選手の方が多くて慣れているので、全然やりやすいです。向こうがパンチを振ってきても頭には当たらないと思うので。入らせないし、仮に入ってきても自分はボクシングが得意なので、近距離でも倒せる自信があります。
── 祐輝選手は、『KNOCK OUT』初参戦だった11月大会では福田拓海選手に1RKOで勝っていますが、その試合はどう見ましたか?
利根川 祐輝選手は身長が低いのとパワーがあるところを生かして前に出ていたので、いい作戦だなと思いました。勝負強さとか気持ちの強さが出た試合でしたよね。ただ、自分には通用しないと思いますけど。福田選手は、そこに押されちゃったのかなと。そこまで連勝でしたけど、あそこで勝ち切れるかどうかが将来スターになれるかどうかの違いだと思うんですよね。そこの違いも今度の試合で見せたいなと思います。
── 今回、勝つ自信は?
利根川 もちろんあります。勝つのは当たり前なので、どう倒そうかなと考えています。
── 先ほどから「勝つのは当たり前」という言葉が出てきますが、それだけの練習ができているということですか?
利根川 そうですね。その上、人生でも何事においても「勝つのは当たり前」という気持ちでずっと生きてきたので、もうそれしかないという感じですね。高校の時に野球で挫折したというのが大きくて、あの時は自分にも負けちゃったなという思いがあるからこそ、「もう絶対負けない」という気持ちでキックボクシングを始めたので、もう負けないという思いが強いです。
── 今、キック以外のところで勝っていることは?
利根川 今、僕は大学4年生で、去年就活が終わって就職先は決まっているんですけど、今はインターンみたいな感じで仕事をしているんですね。そこでの営業成績だったりとかも、他の人たちに絶対負けないという気持ちでいますし、そのマインドで実際勝てていますね。
── 今回がプロ5戦目で、『KNOCK OUT』では2戦目。ここで勝つと、また見えてくるものがありそうですね。
利根川 はい。自分は3戦目と5戦目っていうのはすごく大事だと思っているので、ここはしっかりと勝ち切りたいです。
── その先には?
利根川 もちろんチャンピオンになりたいし、それだけじゃなく、いろんな人に影響を与えられる人間になりたいんですよ。キックボクシングもそうだし、記者会見とかパフォーマンスの部分でもそうだし。自分が野球で挫折した時に、格闘技で「よし、頑張ろう」と思えたので、そんな風に自分も他の人に影響を与えられたらと思っています。
── では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
利根川 それはやっぱり「顔」ですね。ただカッコいいとかじゃなくて、試合中の顔と普段のギャップを見てほしいというのがあって。自分でも、試合では人が変わってると思うし、周りからも言われるので。
── 分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
利根川仁
所属:Realiser STUDIO
生年月日:2003年1月24日生
出身:東京都渋谷区出身
身長:176cm
戦績:4戦4勝(1KO)