2023/10/10

12.9 MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.6|第1弾対戦カード発表記者会見レポート

 

 

 

 

2023年12月9日(土)東京・後楽園ホールで開催されるMAROOMS presents『KNOCK OUT 2023 vol.6』の記者会見が行われ、第一弾対戦カードが発表された。

 

 

 

■スーパーファイト KNOCK OUT-RED スーパーライト級 3分3R・延長1R
バズーカ巧樹(菅原道場)vsマルコス・リオス(アルゼンチン)

 

 

 9月のKNOCK OUT-REDスーパーライト級王座決定戦で良太郎に判定勝利を収めたバズーカと“南米最強”リオスとの対戦が決定した。リオスは75戦71勝(40KO)4敗の戦績を誇り、これまでにISKAムエタイ・アルゼンチン・スーパーフライ級王座など8つのタイトルを獲得している23歳。2023年3月の『KNOCK OUT』初参戦時には、鈴木千裕に1R46秒でTKO負けを喫し、今回が2度目の参戦となる。

 KNOCK OUT・山口元気代表は「前回の王座決定戦前に、勝者には世界の強豪を当てるということを(バズーカと良太郎の)両者には伝えていて、今回バズーカ選手がリオス選手との対戦を受けてくれたので凄くワクワクしています。リオス選手はムエタイルールが本業で、ムエタイルールだと首相撲、ヒジ打ちが非常に巧いので、今回のREDルールだと光ると思います。リオス選手以外にも、世界の65kgの選手に声を掛けていて、来年参戦してもらえるように交渉しているので65kgのREDルールは熱くなると思います」とコメントした。

 会見に出席したバズーカは「圧倒して勝ちます。押忍」とこれまでと変わらず一言だけ言い、多くは語らず。身長167㎝のリオスの印象については「小さい」といい、「映像は特に(見ていない)。(鈴木千裕戦は)参考にならない。(南米選手のイメージ)同じ人間なので特に怖さはない」と特に問題ない様子。

 恒例となった火薬の量について聞かれると「相手がだれであろうと満タンに仕込みます」という。鈴木が1R46秒でKOしていることに関しては「秒数にはこだわってないです。テクニックで圧倒できるところを見せます」と圧勝を予告し、「まずは今回勝って、世界の強いヤツとどんどん戦いたい」と目標を掲げた。

 

 

 

■ スーパーファイト KNOCK OUT-BLACK -56.0kg契約 3分3R・延長1R
古木誠也(G-1 TEAM TAKAGI)vs古村光(FURUMURA-GYM)

 

 

 KNOCK OUTスーパーバンタム級のBLACK王者・古木とRED王者・古村のBLACKルールによる王者対決が決定した。山口代表は「古村選手の『BLACKルールもやってみたい』という発言を耳にしました。この二人だと危険な試合になると思うので非常に楽しみな試合です。お互いの良いところが出る試合にもなると期待しています」と見所を語った。

 会見に出席した古木は「王者対決なので試合をするのが今も楽しみです」といえば、古村は「今回、BLACKルール初挑戦なんですけど、チャンピオン対決ですし、ルールは相手に合わせているのでタイトルマッチでもいいんじゃないかと思ったんですけど、ぶっ倒せば問題ないので、俺がスーパーバンタム級で一番強いことを証明するだけです」と気合い十分のコメント。

 お互いの印象については、古木は「何でもできる選手だと思います」といえば、古村は「フィジカルが強くてどんどん出てくる選手」と評価するが、古木は「自分が一番強いと思います。パワー面も誰にも負けない」と最強は自分だと言い切る。それを受けて古村は「古木選手はKOで連勝していますが、俺は絶対に倒れない」と自信を見せた。

 今後の展望を聞かれると、古木は「どんな相手と組まれても自分が一番ということを証明する試合にします」と最強を証明するだけだと言えば、古村は「ここで勝って、『KNOCK OUT』の九州大会を開催してもらって、自分がメインで試合をしたい。あと、他団体の選手を呼んでもらい、自分がぶっ倒していきたい」と目標を語った。

 なお、山口代表は古村の『KNOCK OUT』九州大会開催の要望を受けて「現在、実現へ向けて動いています。来春くらいには実現して、古村選手のタイトルマッチや九州の選手で試合を組んでいきたい」とコメントした。

 

 

 

 

■KNOCK OUT-BLACK スーパーバンタム級 3分3R・延長1R
森岡悠樹(北流会君津ジム)vs鈴木貫太(ONE’S GOAL)

 

 

 2021年6月の『KNOCK OUT-EX vol.2』で対戦している両者。この時はREDルールで行われ、森岡がヒジによるカットで3RTKO勝ちしている。森岡は前戦となった9月の古木誠也戦では1RKO負けを喫し今回再起戦。戦績は24戦14勝(8KO)9敗1分。対する鈴木は2021年11月の炎出丸戦以来の『KNOCK OUT』参戦となり、戦績は14戦6勝7敗1分。「森岡選手はアグレッシブファイトで『KNOCK OUT』の中でも注目度が増している選手。対する鈴木選手はREBELSに出ていた頃から好戦的なファイトスタイルなので、森岡選手とのBLACKルールでの再戦はいい試合になると思います」(山口代表)。

・鈴木貫太
「森岡選手は『KNOCK OUT』で注目度の高い選手で、自分自身は連敗中なんですけど、森岡選手に勝って一気にトップ戦線に食い込んでいきたいと思います。
(対戦相手の印象)アグレッシブで、前回対戦したときもパンチで前に出てくる圧力が凄く強くて好戦的なファイターという印象があります。
(森岡はBLACKルールで活躍していることに関して)自分は森岡選手よりフィジカルは優っていると思いますし、BLACKルールだとフィジカルの強さが活きるルールだと思っているので、前回よりも不利になるとは思っていないです。
(どういう姿を見せたい?)相手も強い選手で注目度も高いので、自分の今後のために勝って実力を証明したいと思います」

・森岡悠樹
※会見は欠席のためノーコメント

 

 

 

 

■KNOCK OUT-BLACK バンタム級 3分3R・延長1R
工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)vs前田翔太(WSRフェアテックス三ノ輪)

 

 

 8月の豊田優輝戦で2RTKO負けした工藤がバンタム級に落としての再起戦。31戦12勝(8KO)14敗5分の戦績の工藤に対し、7戦3勝4敗の新鋭・前田が挑む。「バンタム級もこれからベルト争いの形になってくると思うので、この2人の対戦に注目してほしいと思います」(山口代表)

・工藤“red”玲央
「今年最後の『KNOCK OUT』の試合なので、しっかり勝って今年を終わらせます。
(対戦相手の印象)前田選手は教科書通りのしっかりしたムエタイをしてくる印象。蹴りの選手で、体のバランスも良くて、いい選手だなと思いますが、僕は絶対に勝ちます。
(階級を落とした理由)53.5kgと55kgのどっちでもいいという感じでやっていたんですが、去年3連勝して55kgのタイトルマッチをやらせてもらって負けましたが、今の自分が本来の階級でやっていたらどうなるのかな、という興味がありました。バンタム級でやりたいという話をしたら、今回決まりました。
(バンタム級だと今までとはどう違うか)あんまり変わらないんじゃないですか(笑)。この階級だとパンチ力がある方だと思いますし、戦い方を少し変えました。さっき前田選手からも言われたのですが、ただ突っ込むだけじゃないよというのは、見てくださるお客さんにも伝わると思うので期待してください。

・前田翔太
「前回6月大会は欠場となってしまい、竹田哲紳選手、関係者の皆様、申し訳ございませんでした。『KNOCK OUT』ではまだ目立つ試合ができていないので、しっかりはっきりと面白い試合をしたいと思います。
(対戦相手の印象)パンチでガンガン突っ込んでくる選手かな、という感じです。
(工藤のトリッキーなスタイルについて)トリッキーなパンチが当たっているのをあんまり見たことがないので、そこに警戒はないです。
(工藤のパンチ力について)僕はフェザー級でやったりしているので、変わらずバンタム級の選手という印象です」

 

 

 

 

■KNOCK OUT-BLACK スーパーフライ級 3分3R・延長1R
柿﨑瑠(クロスポイント大泉)vsタネ♡ヨシキ(直心会)

 

 

 前回9月の『KNOCK OUT 2023 vol.4』の第1試合で酒井柚樹と激闘を繰り広げ、MAROOMS BEST BOUT賞を獲得した柿﨑が連続参戦。4戦4勝(2KO)と無敗をキープし、今回は21戦10勝(6KO)11敗とキャリアで上回るタネとの試合が決定した。「ベストファイトに選ばれるいい試合をした柿﨑選手とタネ選手の試合は非常に噛み合うと思いますし、今後のスーパーフライ級戦線のタイトルに向かって誰が突き抜けるのかの点でも注目の試合になると思います」(山口代表)。

・柿﨑瑠
「タネ選手はキャリアは全然上の選手ですけれど、KO勝ちしてベルトに大手をかけたいと思います。
(対戦相手の印象)巧い選手だと思いますが、ジムの先輩の乙津陸さんの方が強いと思っているので、強さはそこまでないと思います。
(乙津の活躍について)一個上の先輩がめちゃ活躍しているので、自分も早く追いつかないといけないと思います。
(格上の選手とやることに関して)早くベルトが欲しいので倒してトップ戦線まで行きたいです」

・タネ♡ヨシキ
※会見は欠席のためノーコメント