「5戦5勝から9年……やり残したことを成し遂げるために戻ってきました」

 

 

 

12・9『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.6』の「KNOCK OUT-BLACKフェザー級/3分3R・延長1R」でアックス斧田と対戦する小森玲哉。今回『KNOCK OUT』初参戦の小森の戦績は5戦5勝。これは10年前のデビューから翌年にかけてのものだという。彼がリングに戻ってきた理由、そしてその目的とは？

 

 

 

 

 

──　今回が『KNOCK OUT』初参戦で、ここまで5戦5勝ということですが、デビューしたのはいつなんですか？

 

小森　デビューが10年前の2013年で、翌年までに5戦して、その後しばらく試合から離れていました。だから今回は実質デビュー戦のつもりで臨んでいます。

 

──　あ、そうなんですね。一度離れたのはなぜだったんですか？

 

小森　大学受験のためです。大学に入ってからは軽くボクシングをやった程度で、今になって「やっぱりやり残したことがあったな」と思い、もう一度本気で取り組みたくなって今年5月に、以前所属していたONE’S GOALに戻ってきました。

 

──　10年前の5戦5勝1KOというのは文句ない戦績ですよね。その時は何が得意だったんですか？

 

小森　よく褒めてもらえたのはローキックとかですかね。KO勝ちが1回あるのは右ストレートでした。

 

──　で、復帰から半年ほど練習して、今回の試合に至ったと。この期間に、以前の感覚は取り戻せましたか？

 

小森　バッチリです！　以前の感覚も取り戻しつつ、今の練習で新しいものも準備できたかなと思っています。応援してくれる方がたくさんいるので、感謝の気持ちを持ちつつ、進化した姿を見せられればと思います。

 

──　相手のアックス斧田選手に対しては、どういう印象ですか？

 

小森　パンチ力があって、気持ちが強い選手だなと思っています。パンチでも対抗できるかなとは思いますが、得意のキックでも対抗していきたいです。

 

──　再デビュー戦の舞台が『KNOCK OUT』になったわけですが、このイベントへの印象は？

 

小森　今、一番熱い団体だなと思ってます。復帰を考えた時に、ここに出られるのであれば出たいなと思っていたので、希望が叶ってうれしいです。

 

──　今回はBLACKルールの一戦ですが、これからも基本的にBLACKでという方針ですか？

 

小森　以前に5試合した中では、1試合がヒジありで他はヒジなしでした。今回練習を再開して、試合が決まるまではヒジありでも対応できるようにヒジの練習もしていたので、今後に関してはどちらもやってみたいという気持ちはあります。ジムが基本的にムエタイスタイルで、首相撲やヒジもやっているのでヒジありもできますし、求められるもの、求めていただけるものがあるのであれば、それに対応したいと思っています。

 

──　リングに戻ろうという時点で、目標は決めていますか？

 

小森　はい。戻るからにはチャンピオンベルトを獲ろうと思っています。以前はそこまでいかなかったので。スーパーフェザー級は王座が空位だと思うので、空いてるところに最短で行けたらと思っています。

 

──　やはり最短で目指しますか。そのために一番必要なものとは？

 

小森　自分がそこまでできるんだぞというところを、主催者側に見せないといけないと思うので、1試合1試合を大切にして、自分ができるということを証明していきたいと思います。最短で行くためには勝ち方も求められると思うので、どこで決めるのかというところも意識して練習しています。

 

──　では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう？

 

小森　全部ですね。久々の試合ですが、最短でタイトルに絡めても大丈夫だと思ってもらえるような試合をしたいと思っているので、その全部を見ていただきたいです。

 

──　分かりました。ありがとうございました！

 

 

 

プロフィール

小森玲哉
所属：ONE`S GOAL
生年月日：1996年9月2日
出身：千葉県君津市
身長：173cm
戦績：5戦5勝(1KO)