2023/12/04

12.9 MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.6|下地奏人 インタビュー公開!

 

 

 

 

「自分の目のよさは安物じゃない。栗秋選手の左フックも見切れます!」

 

 

 

12・9『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.6』の「KNOCK OUT-BLACK-59.0kg契約/3分3R・延長1R」で栗秋祥梧と対戦する下地奏人。これが初参戦となる沖縄の19歳は、プロデビューから8戦8勝と負けなしで今回のチャンスを掴んだ。栗秋にも勝って一気にフェザー級戦線に割り込もうという彼の自信はいかに?

 

 

 

 

 

── 今回、栗秋祥梧選手との対戦オファーを聞いてどう思いましたか?

 

下地 すごいチャンスだと思いましたね。負ける心配とかよりも前に、『KNOCK OUT』に出られるんだというのもあったし、その中でも栗秋選手みたいに有名なトップ選手とやれるんだ!と思って、二つ返事で受けました。

 

── もともと『KNOCK OUT』にはどういうイメージがありましたか?

 

下地 全国的にデカい団体だなと思ってます。だからその場に出られるというのがすごくうれしかったです。

 

── ここまで8戦8勝と、デビューから負けなしとのことですが、地元・沖縄での試合は少ないんですね。

 

下地 2年前の10月に大阪でデビューして、沖縄での試合は5戦目の1試合だけなんです。あとは福岡、大阪、静岡、東京、仙台という感じですね。東京では後楽園ホールと新宿FACEで試合しました。

 

── 沖縄での試合と、他県に遠征しての試合では、気持ちは違いますか?

 

下地 全然違いますね。やっぱり沖縄の方が断然やりやすいです。減量中に飛行機に乗って移動しないといけなかったりしますし。

 

── ですよね。でも全国から呼ばれて勝ち続けてるわけだから、それはそれですごいですね。キックを始めたのはいつから?

 

下地 小学2年生の終わり頃から始めて、今10年ちょっとですね。ジュニアでは60戦ぐらいやって、だいたい3分の2ぐらいは勝ちました。タイトルも8つ獲ってます。

 

── プロでこれだけ勝てているのは、自分ではどういうところがいいと思っていますか?

 

下地 あんまり自分の実力を信じてないというか、運の部分もあると思ってます。あとは、スタイルを固めすぎず臨機応変に戦えているから勝ち続けられてるのかなというのもありますね。

 

── では、練習の時から固めすぎないように意識している感じですか?

 

下地 ある程度作りはするんですけど、それに頼りすぎないというか、総合的なアベレージを高くすることを意識しています。

 

── その中で得意な攻撃というと?

 

下地 これ!というのはそんなにないんですよね。全体的にというか。試合の時に練習して突出させるとかはあるんですけど、ずっとこれが得意、みたいなのはないですね。

 

── 逆にトレーナーの方とか、周りの人に褒められるところは?

 

下地 「目がいい」とはよく言われますけど、それぐらいですかね(笑)。

 

── では相手の攻撃はあまりもらわない?

 

下地 そうですね、ケガも少ない方ですし。トレーナーからは、「8戦やっててケガは全然少ない方だ」って言われてます。

 

── 栗秋選手の印象は?

 

下地 ある意味、自分と真逆のような感じもします。ちゃんと武器を持ってますし、踏んでる場数も全然違いますよね。あの年齢であの戦績を積み上げているところは、すごくリスペクトしてます。

 

── 特に警戒すべきとおもっているところは?

 

下地 煽りVなんかにもよく出てくる左フックは気をつけないといけないと思ってます。

 

── それを、持ち前の目で見切る自信は?

 

下地 ありますね。やってみないと分からないところはありますけど、自分の持ってる目のよさは安物じゃないと思ってるんで、そこは見切れると思ってます。左フックとか、得意技を攻略した上で勝ちたいです。

 

── 栗秋選手は、SNSでも表明していた通り、「対戦相手として不満だ」と言っています。だから圧倒的な強さを見せて勝つと。

 

下地 今まで自分が勝ってきた相手もみんな戦績が僕より上で、そんな風に言ってたけど僕に負けてきてるんですよね。だからそこはそんなに気にしてないというか、「どうぞご勝手に」という感じですね。

 

── 今、KNOCK OUT-BLACKフェザー級で栗秋選手に勝つと、けっこうなジャンプアップになりますね。

 

下地 はい、それは思います。ただ、そこを意識しすぎて足元をすくわれては元も子もないので、今は目の前の勝利に集中したいと思ってます。

 

── では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

下地 技とかいうよりも、「下地奏人」という人間に注目してほしいです。自分はその時その時の状況によってスタイルを変えるので、状況に応じて戦う姿を見てほしいです。自分は基本的にはリスクを取らずに確実に勝ちに行くタイプなんですけど、打ち合うべき時が来たら打ち合うので。できないわけじゃないよ、ということも言っておきたいです。

 

── 分かりました。ありがとうございました!

 

 

 

プロフィール

下地奏人
所属:RIOT GYM
生年月日:2004年10月8日
出身:沖縄県宜野湾市
身長:170cm
戦績:8戦8勝(2KO)
獲得タイトル:KOSスーパーフェザー級王者