2023/12/06

12.9 MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.6|森岡悠樹 インタビュー公開!

 

 

 

 

「今はBLACKのベルトしか見てない。上に行くために、ガンガン攻めて潰します」

 

 

 

12・9『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.6』の「KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級/3分3R・延長1R」で鈴木貫太と対戦する森岡悠樹。鈴木とは2年5ヵ月ぶりの再選となるが、森岡はこの間の上昇が著しいだけに、この試合に向けても自信が漲っている模様。特に手応えを掴んでいるBLACKでの試合で、イキのいい言葉が次々に飛び出した。

 

 

 

 

 

── 今年は他団体で初のベルトも獲得し、8月にはK-1 GROUPとの対抗戦でBLACKルールに初挑戦し1RKO勝ち、その勢いで9月に古木誠也選手と対戦も1RKO負けと、ジェットコースターのような日々かと思いますが……。

 

森岡 そうですね(笑)。まあ最後の古木選手との試合では、8月の勝利まで調子よく来ていた分、自分の中で自信もあったので、最初から出て、結果としてああなってしまったかなという感じですね。

 

── ただ激闘の中で、パンチが入っていた場面もありましたよね。

 

森岡 そうなんですけど、その後も古木選手の圧力がすごくて、そこで押し負けちゃったかなという感じですね。

 

── そこから今回の試合まで、意外に間隔が短かったですね。

 

森岡 自分もダメージが抜けたらすぐに試合がしたくて、そこに『KNOCK OUT』さんからオファーをいただいたので、すぐに受けさせてもらいました。

 

── 以前にはREDで対戦した鈴木貫太選手と、今回はBLACKで再戦となりました。

 

森岡 前回はヒジで勝ったんですけど、今回はそれがないので、どう倒そうかと思ってます。前回対戦した時の鈴木選手はガッシリした感じで、ミドルとローを出してくるなという印象があります。

 

── そこから2年以上経っていますが、特にこの2年は森岡選手にとって大きいのでは?

 

森岡 そうですね。この2年は本当に、タイトルマッチも組んでもらったり、強い選手と対戦させてもらって、本当にどんどん自分が成長できているなと思います。

 

── 2年前の鈴木戦では、試合前にどういうことを言っていたか覚えていますか?

 

森岡 あ、「脱・新宿FACE」って言ってましたよね!(笑) あの頃はなかなか後楽園ホールで試合が組まれなかったからそんなことを言ってたんですけど、目標が「脱・新宿FACE」ですから、だいぶ変わりましたね(笑)。

 

── そこから今となっては後楽園ホールで当たり前に連戦するようになって、選手としての自信もだいぶついたのでは?

 

森岡 そうですね、自信を持って試合に臨めるようになって、それこそファイトスタイルも2年前とは違って、自分からどんどん仕掛けられるようになってきたんじゃないかと思います。

 

── ではその上で、どんな試合を見せたいですか?

 

森岡 今回もBLACKで、相手の体格も古木選手と似ていてガッシリした感じですけど、BLACKだとそういう選手とやることが増えてくると思うんですよね。そこで自分の打撃でダメージを与えて、そこからどうやって倒すかを課題にしています。倒し切るための練習をしてますね。

 

 

 

 

── おそらく年内最後の試合になると思いますが、ここで勝って来年こうしたいという目論見もできていそうですね。

 

森岡 今は『KNOCK OUT』のベルトしか考えてないので、今回は勝つだけじゃダメですし、しっかり勝ち方を見せて、またベルトに挑戦できるようにしたいと思っています。

 

── 今考えている「ベルト」というのは、BLACKのベルトですか?

 

森岡 そうですね。今はBLACKかなと思っています。ただ、オープンフィンガーグローブ(OFG)での試合もやってみたいなと思っていますし、REDでオファーが来ればREDでも。どっちでもできると思っています。

 

── それも半年前を考えると、大きな変化ですよね。

 

森岡 確かに、半年前はBLACKなんか一切考えてなかったですからね(笑)。全然やったことなかったですし、BLACKを急に経験して、自分にこんなに合うとは思ってなかったので。で、以前にも言ったように、BLACKで得たものをREDでも試してみたいんですよね。

 

── OFGもやりたいんですね。

 

森岡 はい、今のスタイルでOFGをやったら、お客さんを盛り上げられると思うので。11月大会を見て、お客さん目線からだと、もうちょっとバチバチ打ち合うような試合が足りなかったんじゃないかなと思ったんですよ。パンチの選手が思ったよりも生きなくて、逆にタイ人とか、テクニックのある重森陽太選手とか壱・センチャイジム選手とかがあんなにイキイキしていて、「いやあ、こうなるのか!」と思いました。2人の試合はテクニック中心の展開になるかと思っていて、あんな風になるとは思ってなかったので、驚きました。自分がそこに入ってどうなるのかも試してみたいです。

 

── では来年、タイトル戦線やOFG出場を実現させるためにも、ここは大事な一戦ですね。また、今回はチャンピオンが出場するスーパーファイトがズラリと並んでいます。インパクトでは負けないという気持ちも強いのでは?

 

森岡 そうですね。今回、ポスターの中で自分の位置が端っこになっちゃったんで、試合で魅せるしかないと思ってます。最近はポスターも、大会の中での立ち位置もいいところにいさせてもらってたんですよね。チャンピオンとやらせてもらったり、対抗戦だったり。そういうところで自分の中でも「大会を盛り上げなきゃ」という気持ちもあったんですけど、今回はポスターも端っこなので(笑)、自分のやりたいことをやろうかなという気持ちでいます。それで目立てばいいかなと。

 

── また今回、相手の鈴木選手が所属するONE’S GOALと、森岡選手の北流会君津とは関係の深いジム同士ですよね。ジム同士、意識するものはありますか?

 

森岡 僕はずっと意識してますけどね。隣のジムという感覚でジム同士の付き合いもありますし、貫太選手とは同じ階級で、なぜか同じ団体にけっこう出ているので、昔からけっこう意識しています。前回の対戦の後、また試合するかもしれなかったので、最近は交流は少なくなってましたけど。自分としては、地元も同じでライバルだと思ってるので、気になる選手の一人ではありますね。

 

── では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

森岡 貫太選手は2年越しのリベンジを狙ってガンガン来ると思うんですけど、自分は『KNOCK OUT』のベルトしか見てないので、チャンピオンにリベンジするために相手以上に1Rからガンガン攻めて、潰して自分が上に上がろうと思います。そういう姿勢を見てほしいですね。

 

── 分かりました。ありがとうございました!

 

 

 

プロフィール

森岡悠樹
所属:北流会君津ジム
生年月日:1994年3月9日
出身:千葉県木更津市
身長:175cm
戦績:24戦14勝(8KO)9敗1分
獲得タイトル:スック・ワンキントーン・スーパーバンタム級王者