「久々の参戦ですが、ここで勝って一気にタイトルに近づきます！」

 

 

 

12・9『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.6』の「KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級/3分3R・延長1R」で森岡悠樹と対戦する鈴木貫太。1年5ヵ月ぶりの『KNOCK OUT』参戦となる鈴木は、今回2年5ヵ月ぶりに森岡と再戦。ただ、前回がREDだったのに対し、今回はBLACKルールでの対戦となる。リベンジと『KNOCK OUT』定着のために燃える彼の意気込みとは？

 

 

 

 

 

──　昨年7月の白幡裕星戦以来の『KNOCK OUT』参戦となりました。最後に参戦してから『KNOCK OUT』の状況もいろいろ変わりましたが、そこはどう見ていますか？

 

鈴木　やっぱり自分と同じスーパーバンタム級を中心に見ちゃうんですけど、自分が出ていない間に古木誠也選手が出てきて一気にチャンピオンになりましたよね。自分はこれまで、REDルールとBLACKルールに交互に出ているような状況だったんですけど、ヒジでTKO負けという試合が多くて、これからはBLACKルールでやりたいなと思っていたので、注目していました。今度対戦する森岡選手も勢いがあるし、強い選手がいっぱいいるなと思って見てました。

 

──　森岡選手は8月にK-1 GROUPとの対抗戦で初めてBLACKルールで1RKO勝利して、9月に連戦で古木選手と対戦しましたよね。その2試合はどう見ましたか？

 

鈴木　僕は3月の試合でヒザの半月板をケガしてしまって、3ヵ月ぐらい練習もできなかったんです。森岡選手の試合はその後まだあまり動けない期間だったし、動きもいいし倒して勝っているのを見て、早く追い着かないとという焦りもありました。

 

──　その森岡選手とは2年前に対戦していますが、その時はREDルールでした。今回とはお互いに戦い方も違うかとは思いますが、前回の印象は？

 

鈴木　パンチの圧力がすごく強かったですね。今も武器はパンチだと思うんですけど、当時からそういう印象がありました。

 

──　森岡選手はそのパンチについて、その2試合でより自信を深めています。そこについては？

 

鈴木　自分も森岡選手との試合が決まってから、パンチを強化して練習しています。かなりレベルアップしたので、打ち合いになっても打ち勝てるように準備はしてきました。古木選手や森岡選手は試合内容に華があると思ったので、今回自分もそれ以上に派手な試合をして、倒して勝ちたいですね。

 

──　森岡選手はこの階級では抜けて身長が高いですよね。それがBLACKルールでより生かされている形ですが、その身長差という部分ではどうですか？

 

鈴木　そこは苦手意識は全くないです。というのも、普段ジムで練習している相手が、大きい選手ばっかりなんですよ。ちょうど森岡選手と同じぐらいの身長の選手と練習しているし、今回は小森玲哉選手が同じ大会に出るので、ずっと一緒に追い込み練習をやってるんですけど、ちょうど身長が同じぐらいなので、森岡選手を意識しながら練習できました。

 

 

 

 

──　ところで鈴木選手が所属するONE’S GOALの相沢吉彦会長は、森岡選手が所属の北流会君津ジム出身で、ジム同士の関係も近いですよね。その意味でこの試合は他と違う部分がありますか？

 

鈴木　そうですね。たまにジム同士の交流練習もやっていたんですが、前回対戦した後は、森岡選手が1回出稽古に来ただけで。前回負けてから、自分も会長もリベンジすると決めて練習してきていることもあって、あれ以降は交流はほとんどないです。ジムの関係から言っても、負けたくないという気持ちは強いですね。

 

──　いろいろな側面があって、対抗意識が強い対戦になっているわけですね。

 

鈴木　やっぱり同じ相手に2回負けるというのはあってはいけないことだと思うし、チャンピオンを目指しているからには、ここは何が何でも勝ちます。

 

──　ご自分は、前回の対戦から一番成長したと思うところはどこですか？

 

鈴木　やっぱりパンチですかね。パンチで攻めるということを意識して練習してきて、引き出しも多くなりました。もともと蹴りの距離で戦うのは得意だったんですけど、そこからパンチの距離に自分から入っていく練習を繰り返して、パンチのバリエーションとかコンビネーションも増えてきたと思います。

 

──　最終的にはどう勝ちたいですか？

 

鈴木　KOですね。森岡選手も最初から出てくると思うので、僕も最初からいって、打ち合いに応じてやろうと思います。

 

──　森岡選手に勝てば、一気に状況が変わりますね。

 

鈴木　タイトルにもかなり近づけると思います。そこは意識して準備してきました。参戦は久しぶりですが、僕が変わったということを皆さんに感じてもらえる試合ができる自信もあるので、楽しみです。

 

──　今年最後の試合になると思いますが、今年はどういう年でしたか？　そして来年はどういう年にしたいですか？

 

鈴木　今年は3月の試合の後、ケガで丸3ヵ月ぐらいまともな練習ができなかったので、選手としてはケガに泣いた年でした。ただ年末に試合が決まって、心も体もいい状態に仕上がっているし、強くてタイトルに一気に近づけるような相手なので、ここで勝って来年はトップ戦線の選手たちと試合して、タイトルを獲りたいですね。

 

──　では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう？

 

鈴木　BLACKルールに適応できるようにスタイルチェンジしてきて、見ている人にも面白い試合ができると思うので、自分の戦い方に注目していただければ。自分が出ていない間にBLACKルールもワンキャッチワンアタックに変わったじゃないですか。そこも自分にハマっていると思うので。

 

──　わかりました。ありがとうございました！

 

 

 

プロフィール

鈴木貫太
所属：ONE`S GOAL
生年月日：1996年2月9日
出身：千葉県袖ケ浦市
身長：165cm
戦績：14戦6勝7敗1分