2024/12/27
12.30 K.O CLIMAX 2024|MASATO BRAVELY インタビュー公開!
「自分の戦い方を貫いて、『KNOCK OUT』での初KOを!」
12・30「K.O CLIMAX 2024」の[KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級/3分3R・延長1R]で蛇鬼将矢と対戦するMASATO BRAVELY。6月、10月と連勝しているMASATOだが、その内容には自分自身、モヤモヤしているという。そんな状況で「打ち合い上等」な蛇鬼との激突は、MASATOにどんな変化をもたらすのか?
──10月の高橋幸光戦以来の試合ですが、まずその試合を今振り返ると?
MASATO あの試合に向けてのインタビューで言ったことを全く何もできず、不完全燃焼過ぎた試合でした。
──具体的には?
MASATO 以前の高橋選手の試合映像を見たりしていたから、1・2R、前に出てこないので、ちょっと不気味な感じがあったんですよね。カウンターとかを狙ってるんじゃないかなって思って、僕も行き切れなかったというのがあって。3Rからは自分もスイッチを入れて、行けるようにはなったんですけど、ちょっとスイッチが入るのが遅すぎたなっていう感じがありましたね。
──職場環境、練習環境も変わって、勝つには勝ったが……という感じですか?
MASATO そうですね。勝ったんですけど、別に全然うれしさはなくて、もうかなりモヤモヤしてましたね。
──それで言うと今回の蛇気将矢選手は、たぶん不気味に思う時間もないような感じかなと思うんですが。
MASATO はい。そのまままっすぐな感じで、思った通りの動きで来るのかなとは思います。いろんな団体に出ているし、体重も近いので、見てはいた感じなんですけど。
──12月1日に中島弘貴戦で初参戦して、敗れたものの連続参戦という形になりました。それで話が来たときはどう思いましたか?
MASATO まあ特に何も思わず、「ああ、蛇鬼選手か」ぐらいな感じでしたかね。中島戦はBLACKルールでしたけど、蛇鬼選手はヒジありでベルトも獲っているので、そういうのもあるのかな、ぐらいの感じで。
──ただ、ヒジや首相撲はほとんど出さないので、ヒジありの選手という印象はあんまりないですよね。。常に打ち合い上等みたいな感じですが、どう戦おうと思っていますか?
MASATO たぶん、蛇鬼選手はそれが得意でやってるんだと思うんですけど、変に挑発に乗って相手の土俵で戦うようなことはせずに、自分のペースで試合を作っていこうと思います。
──お互いにやりたいこととやられたくないことがバッチリ噛み合っている対戦なのかなと思います。その中でどうしていくつもりですか?
MASATO 今おっしゃった通りで、お互いの長所というか、やりたいことがお互い分かってると思うんですよね。蛇鬼選手がヒジとか首相撲とかを嫌がってるのは分かるし、同時に僕が、ブンブン振り回してくるのをもらいたくないっていうのも分かってると思うので、そこをどう組み合わせるかが、今回の勝負のカギなのかなとは思ってます。
──最終的にはどう勝ちたいですか?
MASATO やっぱりオープンフィンガーグローブだし、ヒジもあるので、蛇鬼選手はパンチを狙っていて、自分はヒジとかを狙ってるとなると、やっぱりどっちが勝とうが、KO決着になるのかなと思いますね。
──ビッグマッチですし、KO決着になると会場も沸くと思います。
MASATO そうですね。自分、『KNOCK OUT』には今回で7戦目ぐらいなんですけど、1回もKO勝利してないんですよ。なので、そろそろ自分のキャリア的にも、復帰前のKOできていた頃の感じに戻したいと思ってます。
──以前とは何が違うと思ってますか?
MASATO 若い時よりも、余計なことを考えてしまってる感じもあるかもしれないですね。昔だったら考えずに行ってたところで、ちょっと見てしまってる自分がいるなっていうのは、最近思います。ただ、最近は試合数を重ねていくごとに、徐々に戻ってきている感はあるので、そろそろ爆発させる時なのかなっていう感じですね。
──最近はちょっと試合間隔が短くなってきてますよね?
MASATO そうですね。でもこれは、意図して短くなってるというよりは、オファーがいい感じに来てるからというだけなんですよ。自分的には年に3~4試合が、仕事しながらの限界かなと思ってるので。
──ドクターとしても働きながらですからね。
MASATO はい。やっぱり減量の回数とかも増えると、仕事にもちょっと支障出るかなって思うので。
──今年最後の試合になりますが、ここで勝って、来年はどうしたいですか?
MASATO 今回勝って、今度こそクンタップ選手に挑戦したいですね。正規王者にになったので、もう1回挑戦させていただきたいです。
──ちなみに10月の津崎戦はどう見ましたか?
MASATO 津崎選手が行くのかなと思ってたんですけど、だんだんと以前の試合と同じような展開になっていったなと思います。
──今、REDウェルター級は王者のクンタップ選手を中心に津崎選手、MASATO選手の三つ巴の状況が続いてると思うんですが、今回の結果ではそこに蛇鬼選手も入ることになりそうです。
MASATO 確かにそうですね。だからこそ、ここはしっかり勝って、入れさせないようにしたいと思います。
──やっぱり、次は自分がという思いが強いと。
MASATO そうですね。僕も前回のタイトルマッチは行けたと思っていて、本当に悶々としてるとこがあるので。ここ2戦も、自分の中では勝っただろうと思ってるんですけど、それこそU-NEXTを見返したら、けっこう実況席では意見が割れてたりもしていたので、確かにもっと明らかな勝ちをそろそろ見せないとなと思います。その意味でも、やっぱりKOしたいですね。
──では最後に、今回の試合で注目してほしいポイントはどこですか?
MASATO 今までの試合は、相手に対して「こういこう」といういう感じで対応してたんですけど、今回はファイトスタイル的にも、お互いがそれぞれのファイトスタイルで臨むと思うので、「まさにこれがMASATO BRAVELYの戦い方だ!」っていうのを見ていただけたらなと思います。
──どちらが貫き通せるかと。
MASATO はい。そこでブレて、ズルズルと巻き込まれたらもう駄目だなと思うので。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
MASATO BRAVELY
所属:BRAVELY GYM
生年月日:1993年2月15日生
出身:大分県大分市出身
身長:177cm
戦績:22戦13勝(5KO)8敗1分
元WPMF日本ウェルター級王者
元M-1 JAPANスーパーウェルター級王者