2022/10/09

10.16 KNOCK OUT 2022 vol.6|ダイナマイト柿崎インタビュー公開!

 

 

 

「相手が連勝中でも、紙一重のチャンスを掴んで勝つ。僕の魂を見てほしい!」

 

 

10・16『KNOCK OUT 2022 vol.6』の「KNOCK OUT-BLACK スーパーバンタム級/3分3R・延長1R」で工藤“red”玲央と対戦するダイナマイト柿崎。『KNOCK OUT』にはこれが初参戦となる柿崎は、沖縄と東北でそれぞれ2階級制覇を達成しているベテラン。今回は連勝で波に乗る工藤を相手に、どんな戦いを見せようとしているのか?

 

 

 

 

 

-- 今回、『KNOCK OUT』には初参戦になります。話が来た時はどう思いましたか?

 

柿崎 旧『KNOCK OUT』は旗揚げから見ていて、大きな大会で強い選手が出ていたので憧れもありました。今回、タイミングがよかったということなのか、チャンスをいただけてうれしくて……ただ、どの試合も同じように挑んではいるので、相手に勝ってやるという気持ちはいつもと同じですね。

 

-- 今回、工藤“red”玲央選手との対戦となりました。工藤選手への認識は?

 

柿崎 実はオファーをいただいて初めて知ったんですよ。それで試合映像を見たんですが、パンチ、手数、スタミナなど、いいものをたくさん持った選手だなと。いい試合ができそうな相手だなとは思いました。ただ、相手に対してどうしようというよりは、いつも通り自分の力を出しきるという姿勢で、自分のスタイルを貫きたいと思います。

 

-- 工藤選手は今連勝中で波に乗っています。

 

柿崎 僕の経験談になっちゃうんですけど、僕もこれまで、勝ったりKOしたりと調子のいい時期というのはあったんですけど、勝負は絶対ではないので、どの試合も紙一重だと思うんですよ。工藤選手は調子がよくて連勝してるんだと思うんですけど、次はその紙一重のチャンスを僕がものにできるように戦いたいと思ってます。

 

-- 今回、『KNOCK OUT』初出場ということで、お客さんに自分のスタイルを説明するとすれば、どういう感じになりますか?

 

柿崎 これまでパンチでKOしたり、ハイキックで倒したりしたこともありますけど、最後までチャンスを諦めないという姿勢が一番かなと思います。格闘技をやる上で一番大事なのは気持ちの強さだと思うんですが、僕は劣勢だったとしても最後まで試合を諦めたことはないので、魂で戦いにいくようなタイプだと思います。それでチャンピオンベルトを獲ることもできましたし。正直、華麗なテクニックを見せるようなタイプではないですけど、泥臭くても諦めない姿勢を見てもらいたいですね。もちろん、勝つためには圧勝できるように頑張りますけども。

 

-- では今回もそのように戦うと。

 

柿崎 そうですね、僕は相手が強ければ強いほどエンジンがかかるタイプだと思うので、工藤選手のパンチと僕のスタイルが噛み合えば、面白い試合が見せられるんじゃないかなと思います。

 

 

 

 

-- 今回の試合について、一番のテーマというと何になりますか?

 

柿崎 そういうのはあんまり考えることはないんですが……僕は今35歳で、工藤選手も同い年らしいですが、30代半ばになっても諦めない姿勢、僕のような年齢になっても頑張れるんだというところを見せるというのがテーマですかね。

 

-- 今回いい形で勝てれば、継続参戦も見えてくるかと思います。そこへの意気込みは?

 

柿崎 実力を認められて、お客さんにも「また見たい」と思ってもらえたりとか、『KNOCK OUT』さんからも「ぜひまた出てほしい」と言っていただけるのであれば、チャンスをいただけたらありがたいです。まずはお客さんに喜んでもらえたら、プロとしてそれが一番だと思いますし。

 

-- これまで、けっこういろんな地方のいろんな大会に出てますよね。

 

柿崎 そうですね。僕は地元が秋田なんですが、前の試合は鹿児島でしたし、沖縄とか九州でも多く試合をさせてもらってますね。新潟でも試合をしたことがあります。

 

-- その中で東京での試合には、思うところがありますか?

 

柿崎 やっぱり地方の人間からすると、東京のリングに立ちたいという選手は多いと思いますし、僕もそう思ってます。だから東京に呼んでもらえるというチャンスがいただければうれしいです。後楽園ホールも2019年6月の『REBELS』(炎出丸に判定負け)以来2回目なので、うれしいですね。

 

-- ちなみに「ダイナマイト柿崎」というリングネームはどこから来ているんですか? 「ファイティング原田」とか「アントニオ猪木」みたいなタイプのリングネームは減っているので、逆に珍しい感じですが。

 

柿崎 僕がプロデビューする前に、同じDRAGON GYMで「ダイナマイト」をリングネームにつけた選手がいたんですよ。その人がパンチとローキックで相手を倒していくようなスタイルで、僕もアマチュア時代からそういうスタイルでやってきたので、そのリングネームを受け継いだという感じですね。このリングネームに恥じないような試合をしたいといつも思ってます。

 

-- では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

柿崎 他の選手たちは、パンチとかキックとかヒザとか、いろいろ持ってるものがあると思いますけど、僕の場合は魂を見てもらいたいと思ってます。それが見えるような試合をしたいと思ってますので。

 

-- 分かりました。ありがとうございました!

 

 

 

プロフィール

ダイナマイト柿崎
所属:DRAGON GYM秋田
生年月日:1987年1月4日
出身:秋田県雄勝郡出身
身長:165cm
戦績:41戦20勝(12KO)19敗2分
獲得タイトル:現RKAスーパーバンタム級王者、現DBSスーパーバンタム級王者、元RKAフェザー級王者、元DBSフェザー級王者