2022/10/12

10.16 KNOCK OUT 2022 vol.6|大﨑 草志インタビュー公開!

 

 

 

「STRUGGLE仕込みのしっかりとした技術を見てほしい!」

 

 

10・16『KNOCK OUT 2022 vol.6』の「KNOCK OUT-REDバンタム級/3分3R・延長1R」でナカムランチャイ・ケンタと対戦する大﨑草志。35歳でプロデビューし、現在は41歳という遅咲きファイターの大﨑はこれが9ヵ月ぶりのリングで、『KNOCK OUT』には初参戦となる。連敗脱出のために「とにかく勝ちたい」という彼が見せようとしているものとは?

 

 

 

 

 

──前回の試合は今年1月で、それが久々のリングだったそうですね

 

大﨑 はい。その前は2019年12月だったので、2年ちょっと空きました。

 

──コロナ期間でもありますからね。今年1月の試合はどうでしたか?

 

大﨑 仕事の関係で、毎日練習に来ることはできなかったんですけど、それでも週何回かの練習でそれなりにできてはいたので、そんなにブランクを感じることはなかったです。今までみたいな感じで動けたと思います。

 

──そこからまた9ヵ月空いたわけですよね。

 

大﨑 自分もこういう歳(41歳)なので、仕事や家庭の関係でお話をいただいてもタイミングが合わないということがどうしてもあって。今は仕事もいったん落ち着いていて、ちょうどいいタイミングでお話をいただけて、出場することができました。

 

──そもそもキックを始めたのはいつ頃だったんですか?

 

大﨑 始めたのは27歳ぐらいの頃でした。2007年頃に仕事が変わって東京に出てきた時、近所にキックのジムがあったので軽い気持ちで始めたのが最初ですね。その時点でアマチュアの試合にも少し出ていて。で、6~7年前に引っ越したらやはり近所にSTRUGGLEがあったのでこちらに入会して、続けているうちにどんどん楽しくなっていったという感じですね。

 

──STRUGGLEでもアマチュア大会に出られていたんですか?

 

大﨑 いえ、こちらでは出てないんです。ただプロの選手たちと練習をさせていただいていて、2017年に鈴木秀明会長から「プロの試合の話があるんだけど」ということで、じゃあやってみるかという感じで受けたんです。

 

──ということは、プロデビューが……。

 

大﨑 36歳の時ですね。でもお話をいただいて決めるまでは、そんなに時間がかからなかったと思います。続けるとかは考えてなくて、1回なら1回でも、という感じではありましたけどね。

 

──そこから続けられて、今回は『KNOCK OUT』出場ということになりました。先日は松﨑公則選手の引退セレモニーもあったし、ジムからも何人も上がっているリングですが、『KNOCK OUT』にはどんな印象がありますか?

 

大﨑 これまでいろんな団体に上がりましたが、そこと比べるとプロモーションをしっかりやるところ、というイメージがあります。ただ、試合をするという点では同じなので、そこはどの団体がどう、というのはあまり考えないんですが。

 

──だとすると、今回の一番のモチベーションはどこでしょう?

 

大﨑 前回、前々回と負けているということもありますし、この歳なのでいつが最後になるか分からないというのもありますので、今はもう「勝ちたい」というモチベーションしかないですね。それだけを目指してやっています。

 

 

 

 

──相手はナカムランチャイ・ケンタ選手になりました。印象は?

 

大﨑 正直、独特なタイプで掴みにくい相手だなとは思います。身長や手足の長さは僕より上だと思うので、そこは意識して練習しています。

 

──そういう相手に、どう戦ってどう勝ちたいですか。

 

大﨑 今回、プロになって初めてサウスポー同士での試合なんですよ。今まで自分はサウスポーに特化した戦い方でやっていたんですが、そうじゃないスタイルでもできるというところをテーマに置いています。

 

──最終的にはどう勝ちたいですか?

 

大﨑 「勝てれば何でもいい」というわけでもないんですが、KOにこだわるわけではなく、しっかりした内容で「大﨑が完全に上回ったな」と思われるような試合をして勝ちたいと思います。

 

──試合内容について、例えば「熱い試合がしたい」とか「技術をぶつけ合いたい」とか、いろいろあると思います。それで言うと?

 

大﨑 僕はしっかりした技術を見せて、ちゃんとジムで練習してる選手なんだなと思ってもらえるような動きができればと思っています。今まではオーソドックスの選手が相手だったので、「右vs左」の図式で長い蹴りやパンチが有効だったので、サウスポーらしく左ミドルや左ストレートを主な武器にしてきました。今回はサウスポー同士なのでちょっとやり方も変わるんですが、やっぱり左の蹴りとかパンチは自信があります。

 

──では当日、自分の試合で一番注目してほしい点というと?

 

大﨑 STRUGGLEの選手は全員、会長のもとでしっかりと練習を積んで、ちゃんとした技術を持って試合をしています。そういう部分を見てほしいです。特にキックを見慣れている方であれば、「ああ、しっかりした選手だな」と感じていただけると思うので。

 

──相手のナカムランチャイ選手は、普段「練習に来ない」ということを周囲にイジられているような選手なので、キャラクター的には好対照ですね。もっとも今回は真面目に練習しているという話でしたが。

 

大﨑 そうらしいですね(笑)。僕は正直、相手のことを気にしている余裕もないので、意識しているというわけではないんですが。自分の技術を出せれば勝てると思っています。

 

──分かりました。ありがとうございました!

 

 

プロフィール

大﨑 草志
所属:STRUGGLE
生年月日:1981年3月23日
出身:広島県廿日市市出身
身長:167cm
戦績:7戦4勝(2KO)3敗