「BreakingDownに出た？ お前、いつまでそんなことやってんだよって」
12・1「MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.6」の［KNOCK OUT-BLACKスーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R］で蛇鬼将矢と対戦する中島弘貴。今年2月以来、10ヵ月ぶりのリングとなる中島は、ここで勝って1年を終わらせたいと意気込む。そんな中島は、対戦相手の蛇鬼に何を思い、どう勝とうとしているのか？
──2月の小田尋久戦以来、10ヵ月ぶりの試合となりました。これだけ空いたのはなぜだったんですか？
中島 いや……ちょっと休もうかな、ぐらいの感じです（笑）。ちょっとケガもあって。
──では、またしっかりと練習を再開できるようになったのはいつ頃から？
中島 6月ぐらいですかね。それで11月か12月あたりに試合できる、試合したいなと思うようになったんですけど、11月は『KNOCK OUT』の後楽園大会がなかったので、12月でお願いしました。
──それは、今年中には試合したいという気持ちがあった？
中島 そうですね。今年中にもう1回試合して、勝って終わりたいなと思ったので。ケガも治って、今は万全で試合できるので。
──その復帰戦が蛇鬼将矢選手との一戦になりました。蛇鬼選手の印象は？
中島 見た目で決めちゃいけないんですけど、見た目の割にはテクニカルなところがあるかなと思うんですけど、自分との試合の時にはガンガン出てきてほしいなと思いますね。
──打ち合いがしたい？
中島 そういうわけでもないんですけど、打ち合いになったらこっちもやるよという感じです。お客さんにいい試合、盛り上がる試合を見せたいので、前に出てきてほしいですね。
──10月大会で、リング上での挨拶でも言っていましたが、蛇鬼選手は「BreakingDown」に出場したことでも話題になった選手です。その点について感じることは？
中島 その試合は見てないですけど、「お前、いつまでそんなことやってんだよ」と思ったぐらいですね。
──中島選手はそういう大会には出なさそうですよね。
中島 出ないですね（笑）。「目立ちたいのか、強くなりたいのか、どっちだよ？」と思うので。
──では、「強いとはこういうことだ」と示すような試合にしたい？
中島 まあ、自然とそういう試合になると思います。
──改めて、久々の試合というところで見せたいものとは？
中島 自分がベストを出せれば結果はついてくると思うので、ベストを出す試合にしたいです。
──今回の試合を合わせて、2024年は2試合ということになりそうです。そこはやっぱり不本意？
中島 そうですね。いつまでもできることじゃないので、あんまり休んだりはしたくなかったですけど、まあそれはしょうがないので。
──その分もこの試合にぶつけたい？
中島 はい、勝って1年を締めくくりたいという思いが強いです。
──ここで勝って、来年はどうしたいですか？
中島 特に具体的なものはないですけど、決まった試合をKOで勝っていけば、道は見えてくるかなと思っています。
──その道の先にはベルトがある？
中島 やっぱり応援してくれる人が喜んでくれるので、ベルトはほしいですね。
──「自分がほしい！」という感じにはあまり聞こえないんですが（笑）。
中島 物欲がないというか……（笑）。いや、もちろん巻きたいですよ（笑）。
──了解です（笑）。中島選手の中で、今回の試合のテーマは何かあるんですか？
中島 「相手のアゴを折る」ですね。
──アゴを！ そのためにピンポイントに当てる練習をしているとか？
中島 まあ、アゴか、頭のどこかの骨を折ろうかな、みたいな。
──どっちにしても物騒なテーマですね（笑）。それだけ破壊力があるパンチをお見舞いすると。では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう？
中島 判定まではいかない試合をやろうと思っています。KOはマストで、アゴか、頭蓋骨のどこかを折ろうと。そういう試合をするので、注目してください。
──分かりました。ありがとうございました！
プロフィール
中島 弘貴
所属：NEXT LEVEL渋谷生年月日：1988年7月5日生
出身：東京都八王子市出身
身長：175cm
戦績：49戦31勝(19KO)18敗
第 3代 Krush スーパー・ウェルター級王者 K-1 WORLD MAX 2010 日本トーナメント準優勝 Krush-70kg トーナメント 2009 優勝
