「憧れの存在に近づけるように、野性的な試合をします!」



2・9「KNOCK OUT 2025 vol.1」の[KNOCK OUT-REDフェザー級/3分3R]で北島颯人と対戦する茂木豪汰。昨年8月、他団体でのデビュー戦をKOで飾っている茂木は、格闘技を始めるきっかけになった憧れの存在がいるのだという。そこを目指す彼の思いとは?

──昨年8月にデビューして、第2戦は『KNOCK OUT』初参戦となりました。オファーが来た時はどう思いましたか?

茂木 うれしかったですね。KNOCK OUTアマチュアにも出さしてもらってましたし、強い選手が多くて試合も見ていて面白いので、「自分も上がりたいな」と思っていただけに、そこで試合ができるのはうれしいです。

──今回対戦する北島颯人選手の印象は?

茂木 身長がデカいですよね。12月の試合はYouTubeで見たんですけど、けっこうヒジを出してくるなと。そこも警戒しながら戦おうかなと思ってます。。

──今言われたように、16cmの身長差がありますが、その中でどう戦っていこうと思っていますか?

茂木 トレーナーと、いろいろ作戦を立ててはいるんですけど、ヒジを警戒して、あと左のミドルが多いのでそれを対処しながら、自分の攻撃を当てていこうかなと思っています。

──最終的にはどう勝ちたいですか?

茂木 最終的には、自分の持ち味の左ストレートで倒せればなと思っています。デビュー戦も左ストレートでKOできたので。

──ではもう、自分の中では得意技ですね。そのデビュー戦ですが、ご自分としてはどうでしたか?

茂木 1Rがあんまりよくなくて。デビュー戦というのもあって、なかなか攻められなかったんです。2Rに倒せたんですけど、今回は1Rからどんどんいこうと思ってるので、楽しみにしてほしいです。

──もともと、キックを始める前は野球をやっていたと伺いました。

茂木 はい、高校まで野球をやっていて、高3で引退してすぐ就職したんですけど、2年ぐらい何もやってなくて、本当に仕事だけの生活でした。でも、それではちょっとつまんないと思って、調べてみたら地元にジムがあったので、20歳の頃に始めたという感じですかね。

──格闘技とかキックボクシングは好きだったんですか?

茂木 山本KID徳郁選手がずっと好きだったんです。格闘技を見てたことは見てたんですけど、そこまで深くは知らなくて。ただKID選手の試合動画とかはずっと見ていて、それで自分もサウスポーにしたんです。

──そうなんですか!

茂木 はい。踏み込んでのフックとかも好きなので。生で実際に会ってみたかったですけどね。髪型とかもよく真似していて。

──でも、デビュー戦の写真を拝見しましたが、その時はアフロでしたよね?(笑)

茂木 ああ、もうさすがにあれはやらないですけど。今、見返したらちょっと気持ち悪いなと思って(笑)。

──まあそれはともかく、KID選手は憧れだけでなく目標でもある感じですね。

茂木 はい、いずれは有名というだけじゃなくて、格闘技で稼げるようになりたいので。

──しかしKID選手に憧れていて、MMAをやろうとは思わなかったんですか?

茂木 最初、興味はあったんですけど、地元にあったのがキックボクシングジムだったので、まずはキックをやってみるかっていう感じで。あんまりよく分かってなかったんです(笑)。K-1 MAXでの試合もYouTubeとかで見て「カッコいいなあ」と思ってたので。

──デビュー戦を終えてプロとして踏み出して、今は憧れから少しは近づけているという実感がありますか?

茂木 まだ近づけてはいないと思うんですけど、今年は頑張ってたくさん試合をして、どんどん上の方に行けるように頑張りたいと思っています。まず今年が勝負だと思ってるので、これから注目してもらえばなと思っています。

──では今回、勝ち方も大事ですね。

茂木 これからまた『KNOCK OUT』に呼んでいただけるような試合ができればと思ってます。

──では最後に、今回の試合で特に注目してほしいポイントはどこでしょうか?

茂木 やっぱり自分の持ち味の左ストレートを見てもらいたいです。野生的というか、見てて面白い試合になると思うので、ぜひ楽しみにしていただければなと思います。

──分かりました。ありがとうございました!

プロフィール 茂木豪汰 所属:上州松井ジム 生年月日:2003年1月25日生 出身:群馬県出身 身長:163cm 戦績:1戦1勝(1KO)