「打たれても下がらず打ち合いたい! プレリミから盛り上げます!」



7・20「MAROOMS presents KNOCK OUT.55」の[KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級/3分3R]で一輝と対戦する荒井幸太郎。ここまでプロ3戦負けなしでKNOCK OUT初登場となる荒井は、空手で全日本3位の結果を引っ提げてプロ入り。このリングで彼が目指しているものとは?

──荒井選手は一昨年の4月にプロデビューして、ここまで3戦2勝1分ということですね。KNOCK OUTには初参戦ですが、どういう印象がありますか?

荒井 自分からするとけっこうデカい舞台ですね。自分はKNOCK OUTアマチュアにも出ていたので、今回オファーをいただいて出られるのはうれしいです。

──今回はプレリミナリーファイトで一輝選手との対戦ですが、相手の印象は?

荒井 試合映像を見るとけっこうパンチが重いなと思います。ジムで作戦を立てていて、相手のパンチをもらわずに自分の攻撃を当てていきたいと思っています。

──一輝選手は6戦4勝(4KO)2敗という戦績ですが、4KOは全て1Rです。最初からガンガン来そうですよね。

荒井 そうですね。かなりガッツのある選手だと思うので、自分としては2Rに打ち合って、最終的にはKOしたいと思っています。

──KO勝ちしたら初めてになりますね。キックを始めたのはいつだったんですか?

荒井 16歳、高2の時ですね。その前は5歳から15歳まで空手をやっていました。

──キックを始めたときは、空手で培った技術が生きた?

荒井 だいぶ生きましたね。距離感とかが全然違うので戸惑う部分も少しはあったんですけど、接近戦になると戦い方は似ていたので、あまり苦労せずに自分のスタイルでできました。ただ距離が遠くなると、キックと空手ではやっぱり違うので、そこは少し苦戦しました。

──ということは、空手では蹴りよりもパンチで勝ってきた?

荒井 そうですね。中1の時に空手で全日本3位を獲って、世界大会に選ばれたんですけど、ちょうどコロナが流行っていた時期で、大会が中止になってしまったんです。あと県大会は何度か優勝しています。

──キックでプロデビューしてからの3試合、自分ではどうですか?

荒井 まだキックボクシングに慣れていないというか、まだスタイルが完成できていなかった感じでした。今は職場の場所の関係でジムを移籍して、いろんなフォームとかを確認してもらったので、今回の試合は自分のスタイルで戦えると思います。

──今回が移籍後第1戦ということですね。今のSUCCEED GYMの練習環境はどうですか?

荒井 最高ですね。会長も自分のスタイルに合わせて教えてくれますし、K-1 GROUPに出ている選手とかRWSに出ている選手とかもいて、スパー相手もたくさんいますし。メチャメチャいい環境だと思います。

──キックでの目標は?

荒井 プロになる時に、世界タイトルまで行きたいという気持ちがありました。それは今も変わらないんですが、これからはKNOCK OUTに出続けたいですし、KNOCK OUTのスーパーフェザー級のタイトルを狙いたいと思っています。

──スーパーフェザー級はREDもBLACKも空位になりましたしね。この階級でやってみたい選手は?

荒井 先になってしまうと思うんですけど、龍聖選手とかを目標にしてやっています。あとは階級を上げましたけど、久井大夢選手とか。2年後までには、そのレベルまで到達したいと思っています。

──そのためにはこの試合からインパクトを残さないとと思いますが、今回はどういう試合をしたいですか?

荒井 自分のためにというのもあるんですけど、一番は来てくれるお客さん、自分の応援に来てくれる方もそうですし、会場にいる人みんなを楽しませる試合をしたいと思います。相手もガンガン出てきそうなタイプですし、間違いなく面白い試合になると思うので、プレリミナリーファイトから盛り上げます。

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

荒井 打たれても下がらずに殴り合って勝ちたいと思っているので、そこに注目してほしいです。

──分かりました。ありがとうございました!

プロフィール
荒井 幸太郎
所属:SUCCEED GYM
生年月日:2006年10月10日 出身:神奈川県厚木市 身長:172cm 戦績:3戦2勝1分