「5年前の敗戦から始まった大きなストーリー。自分の勝利でこれを完結させます!」
8・2「MAROOMS presents KNOCK OUT.66」の[WBCムエタイ日本スーパーライト級王座決定戦/3分5R]で重森陽太と対戦するREITO BRAVELY。5年前の初対戦で敗れて以来、待ち望んでいたリベンジのチャンスがついにやってくる。この機会を、REITOはどう迎えようとしているのか?
──この対戦は2月に行われる予定が、重森選手の負傷欠場で延期になって、今回実現しました。待ち遠しい気持ちが強かったのでは?
REITO そうですね、やっとできるなという感じです。でも、当初の予定通り2月にやっていたら、もしかしたら勝てなかったかもしれないとも思うんですよね。だからやっぱり、このタイミングがベストだったのかなと思いますね。この半年間で、より重森選手に対する研究ができたので。
──しかも、6月には地元の大会で王座決定戦を行って、世界タイトルを獲得しました。いい形でこの一戦に臨めそうですね。
REITO はい。「勝ち癖」じゃないですけど、前回勝って重森戦に臨めるのは、かなり自分の中でもデカいですね。ただ試合内容としては、100%自分がやりたいことできたかと言われると全然で、やっぱり20~30%ぐらいだったかなと。重森選手が記者会見で僕のことを「ムラがある」って言ってたじゃないですか。その「ムラがある」というのは、自分自身も分かってるんですよね。今回はそのムラが出たかなと思います。
──それは以前からなんですか?
REITO どうなんですかね? でもやっぱり、自分自身でも波があるとは思うんですよ。自分は重森選手みたいに、いつも完璧に試合ができるタイプじゃないので。ノればノるほど強くなるけど、ノらなければ「何がしたかったんだろう?」っていうような試合もしてしまうし。
──なるほど。でも今回は、モチベーションが最高に高いですよね?
REITO そうですね。自分の中ではもう、これは大きなストーリーだと思ってるんですよ。5年前に1回負けて、そこからいろんな強いタイ人と試合したりというのを経験して、ここでまた試合が組まれるわけじゃないですか。しかもそれに、自分が欲しかったベルトが懸かっていて。これは本当に、すごくできた物語だなと思いますよ。
──そのスタートとなった 5年前の重森戦は、今はREITO選手にとってどういうものとして残っていますか?
REITO 何回も言うんですけど、前回は何もさせてもらえなかったなというイメージが強いですね。重森選手もいろんな修羅場をくぐってきたと思いますけど、自分もいろんな試合を経験してきたので、5年前とは違う自分を見せられるのか、それともやっぱり変わらず、差が開いたままなのかというところで。自分でも本当に、やってみないと分からないなと思うので、すごく楽しみです。
──前回の負け以来、その差を埋めようという気持ちはずっとあったわけですね。
REITO そうですね。実は僕、ボクシンググローブでのムエタイの試合は、重森戦の後は負けてないんですよ。
──おお、そうでしたか!
REITO はい。ドローとかはあったし、Krushとか、KNOCK OUTでもBLACKルールだと何回か負けてはいるんですけど、オープンフィンガー(OFG)じゃないボクシンググローブでのムエタイルールでは負けてなくて。それは今回につながるものがあると思ってます。
──その点だけで見れば、重森選手を超えているかもしれないですね。
REITO はい。その自信っていうか、本当に重森選手ともう1回やって勝つために、今までいろんな試合をしてきて。負けてこなかったのもそうですし、いろんなタイ人ともやってきて、タイトルも獲ったというのが、全て8月2日のための物語なんだろうなって、自分はもうそんな風にしか思ってないですね。
──では改めて、どんな形でこの物語を完結させたいですか?
REITO やっぱり今回は、玄人というか、目が肥えてる人たち向けの、技術合戦になると思うんですよね。5Rだし、OFGのREDルールみたいに、打ち合って倒し、倒されみたいな面白い試合にはならないと思うんです。でもその中でも、どこかでタイミングというか隙があれば、倒しに行こうとは思ってます。お互いそうだとは思いますけど、向こうは自分を制圧しようとしてくると思うので、制圧されないように自分の距離で闘って、どっちかの歯車がズレたら、試合が決まるんじゃないですかね。
──では重森選手の歯車を狂わせるようなことをしていきたい?
REITO そうですね。重森選手も自分の距離でやれば強いでしょうけど、自分も自分の距離でやれば、重森選手に負けないぐらい自信があるので。だから本当に、どっちかの歯車がズレてしまったら、たぶん取り返しがつかないと思うんですよね、5Rでは。本当にその駆け引きで自分が勝っていこうと思います。
──では気持ちとしては、5Rフルに使ってもいいという感じですか。
REITO その方が面白いんじゃないですか。倒せるタイミングがあれば倒しに行きますけど、そんな、2、3Rで倒せるような選手じゃないし。5Rじっくりかけて、泥臭くても勝つという感じですね。
──そうすると体力、スタミナはもちろん、集中力もかなり必要そうですね。
REITO そうですね。やっぱり精神的にもメチャクチャ疲れそうですよね。だから試合が終わったら、1週間ぐらい休もうかなと思ってます。
──では、その先のことは考えていない?
REITO はい。そんな先のことを考えて挑めるような相手じゃないので。今はもう目の前の重森陽太という選手だけのことを考えてやらないと、失礼ですからね。自分より格上だし。やっぱり、「自分はこのタイトルを獲ってKNOCK OUTのベルトも狙いたいです」とは簡単に言えないですね。プロの世界って、勝てば自ずと結果がついてくるし、そういう話も出てくると思いますけど、負けたら結局何も残らないじゃないですか。だから本当に、重森選手に勝つという、そこだけですね。
──それこそ近年にない大勝負ですね。
REITO 本当にそう思います。ターニングポイントというか。ここで勝てば一気にトップ戦線に上がれるし、負けてしまえば結局二流止まりの選手というか、「やっぱりトップ戦線には行けないんだな」となってしまうので。もう格闘技人生のターニングポイントですよね。自分も今年26歳になって、今一番脂が乗って、波に乗れる年なので、ここで勝って、このまま波に乗っていきたいなと思っています。
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
REITO WBCムエタイ、3分5Rという中での空間というか、会場をピリついた雰囲気にしたいんですよね。自分と重森選手の駆け引きによって、ピリついた空気感を作り上げるというか、みんなが手に汗握るような試合をしたいなと思っています。相手もたぶん、そう思ってくれてると思ってるので。今回のWBCムエタイでも、そういう試合ができるのは自分と重森選手だけなのかなと思いますし。他にも強い選手はいっぱいいますけど、「ザ・ムエタイ」のジム同士が闘うという点では、この試合が一番ですからね。そういうピリついた空気感を、お客さんに楽しんでもらえたらなと思っています。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
REITO BRAVELY
所属:BRAVELY GYM
生年月日:2000年6月29日生
出身地:大分県別府市
身長:180cm
戦績:32戦17勝(10KO)8敗7分
KOSスーパーフェザー級王者
M-1 JAPANライト級王者

