「全てで凌駕して、圧倒的に勝ちたい。KNOCK OUTらしい勝ち方で!」

 

8・2「MAROOMS presents KNOCK OUT.66」の[WBCムエタイ日本フェザー級王座決定戦/3分5R]で竹内賢一と対戦する福田海斗。このKNOCK OUT第2戦は、100戦以上の戦歴を持つムエタイの猛者にとって、一体どういう意味を持つのか?

 

 

 

 

 

──前回、5月にKNOCK OUTに初参戦してのスラサック・クルーダームジム戦は、今振り返るといかがでしたか?

 

福田 まずKNOCK OUT常葉アリーナには初めて行ったんですけど、すごく試合しやすかったですね。僕からすると、東京とかで試合する時は食べる場所を探しに行ったりとかの手間があるんですけど、常葉には宿泊施設もあるからそういう手間も少なくて、すごくよかったなと思います。それから八角形リングも、思ったより違和感がなくて。やりにくいかなとかいろいろ想像はしてたんですけど、別に特段変わった感じでもなく、いつも通りという感じでした。そして試合は作戦通りというか。もともと相手は1Rがすごい強いというか、2、3Rと進んでくるに従って落ちてくる感じなんですよね。そのあたりも佐藤孝也会長が作戦を立ててくださって、そのプラン通りにやれたという感じですね。上々でした。

 

──その後、タイで1試合しているんですよね?

 

福田 はい、RWSで1回試合して、普通に2RでKO勝ちできました。「普通に」という言い方もおかしいですけど、いつも通りできたかなという感じです。

 

──わりと試合間隔も短い中で連勝していて、いい流れですね。

 

福田 そうですね。でも、前回が6月だったので、2ヵ月ぐらい空いたじゃないですか。2ヵ月あると「ちょっと空いたかな」と思うんですよね。理想はやっぱり月1とかでやりたいので。ムエタイ選手って、だいたいそんな感じだと思います。

 

──では可能なら、今みたいに日本とタイと両方で、できるだけ詰めて試合をしていきたいと。

 

福田 空きすぎるよりは、それが理想じゃないかなとは思います。

 

──そして今回は、WBCムエタイの王座決定戦です。会見でも、王座に関してはそこまで欲しいというわけでもないという話でしたよね。

 

福田 まあ、そうですね。でももらえるのであれば、何でももらおうとは思いますけど(笑)。それに今回のWBCムエタイって、今まであんまり縁がなかったというか、ちょっと新鮮な感じではありますね。しかも僕は、「日本タイトル」に絡むのはたぶん初めてなんじゃないかなと思うんですよ。

 

──ああ、そうなんですね!

 

福田 タイの王座とか世界王座はありますけど、日本タイトルの試合という括りでは、たぶんこれが初めてだと思います。そういう意味でも、本当に新鮮な感じがしてますね。日本人選手とのタイトルマッチ自体は、大崎孔稀選手とBOMで1回やってますけどね(2021年4月)。後楽園ホールもすごく久々ですし。

 

──後楽園ホールは何回目になりますか?

 

福田 何回目だろう? それこそ、片手で収まるぐらいだと思いますね。コロナ禍の時に、スック・ワンキントーンの後楽園大会には何回か出たんですけど。

 

──後楽園ホールでの試合は、好きとか嫌いとかの気持ちはありますか?

 

福田 どっちかと言ったら好きですかね。やっぱり格闘技の聖地と言われているぐらいで、別に闘いにくいという感じもないですし。

 

──で、その王座決定戦の相手が、竹内賢一選手になりました。先日のカード発表会見では、竹内選手の弱気というか、ぶっちゃけた発言が目立ちましたが。

 

福田 そうですよね(笑)。でも僕って、記者会見というもの自体、あの時が初めてだったんですよ。

 

──あ、そうか!

 

福田 そうなんです(笑)。101戦やってて初めてっていうのも、ビックリですよね。 だからそういうこともしゃべった方がいいのかなとか、頭の中ではいろいろ考えてたんですけど、竹内さんのあの感じを聞いていたら、それが全部飛んじゃって(笑)。もう、持っていかれたなって感じでしたね。なかなかやりづらい会見でした。

 

──ですよね(笑)。実際、あの会見での竹内選手に対しては、どう思いましたか?

 

福田 いや、単純に面白い人だなと思いました。だから会見場を後にするときも、普通はたぶん、相手とは何もしゃべらないと思うんですけど、お互いに「よろしくお願いします」って言ってましたね。

 

──その竹内選手、ファイターとしてはどんな印象ですか?

 

福田 いい意味でも悪い意味でも特徴が掴みづらいですよね。ちょっとやりづらいのかなとかも思ったりします。でも竹内選手も長くやられているファイターだと思うので、いろいろ策を練ってくるとは思うんですけど、それを僕の経験とか全てを使って凌駕できたらいいなとは思ってます。

 

──相手への対策は、綿密にやる方なんですか?

 

福田 場合にもよりますけど、僕の場合は佐藤会長が作戦を立ててくださって、僕はその作戦を元にいろいろ動いたりとか、プラスアルファで考えたりする時もありますけど、ほぼ、佐藤会長が僕の頭脳になってくれて動いてるようなイメージですね。だから試合に向けて練習しながら、相手のクセを教えてもらったり、こう動いてくるだろうからこう動こうという対策をやったりしますね。

 

──では今回は、最終的にどう勝ちたいと思っていますか?

 

福田 もちろん圧倒して勝つとは思ってるんですけど、KNOCK OUTらしい勝ち方で勝てたら、一番いいかなとは思ってます。

 

──そこは意識するんですね。

 

福田 多少は。やっぱり、ポイントで勝ってるから5Rは流す、みたいなことはしないとは思います。

 

──ただ、タイ人のトレーナーなんかだと、流さないと怒られるという話を聞いたこともありますが。

 

福田 これも、良くも悪くもムエタイ的な考え方ではあるんですけど、勝ってるのにわざわざ深追いしてリスクを負う必要がない、だから流せと。よく言えば勝ちに徹した考え方だとは思うんですよ。僕も、それは確かに身に染みているところはあるんですけど、それを純粋にやっても面白くないだろうなとは思うので、そういうところは意識して変えないとなとは思っています。

 

──勝ったらWBCムエタイの日本王者となりますが、WBCのタイトルはインターナショナルから世界とつながっていきます。そこは、視野に入ってはいますか?

 

福田 そうですね。繰り返しになっちゃいますけど、インターナショナル、世界も、もらえるならもらいたいですね(笑)。

 

──そしてKNOCK OUTではこれが2戦目になりますが、1試合経験したところで、この先について思うところはありますか?

 

福田 定期的に参戦できたらいいなとは思ってます。常葉でも、もう1回ぐらい試合してみたいですね。全然、後楽園でも常葉でも、組まれた場所でやりますけど。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

福田 今回はWBCムエタイということで、やっぱり僕が一番ムエタイを体現してるんじゃないかなと思っているので、そのムエタイを体現した僕の闘いを見てもらえれば、ムエタイの面白さとか、アクティブなところとか、そういうものも見えるんじゃないかなと思っています。そこに注目していただければと思いますね。

 

──分かりました。ありがとうございました!


プロフィール
福田 海斗
所属:キング・ムエ
生年月日:1998年5月18日生
出身地:愛知県名古屋市
身長:170cm
戦績101戦55勝(22KO)45敗1分
IMSA世界フェザー級チャンピオン
元WPMF世界フライ級チャンピオン
元タイ国プロムエタイ協会フライ級チャンピオン
元ムエサイアム中部スーパーフライ級チャンピオン
元TRUE4Uスーパーフライ級チャンピオン
元TRUE4Uバンタム級チャンピオン