「前回は緊張しすぎました。今度の試合は100%の辻井和奏を出します!」

 

8・2「MAROOMS presents KNOCK OUT.66」の[KNOCK OUT-RED女子スーパーフライ級/3分3R]でルアンペー・コマンドジムと対戦する辻井和奏。3月の初参戦では勝利はしたものの、とても自分の実力は発揮できなかったという彼女は、「今度こそ」の思いが強いという。そんな彼女は今回、どう勝とうとしているのか?

 

 

 

 

 

──3月のKNOCK OUT初参戦でのRUI JANJIRA戦は判定勝ちでした。あの試合を今振り返ると?

 

辻井 勝ってホッとする気持ちはあったんですけど、全然、自分の100%を出せたとは思ってないので、もっと悔しい気持ちの方が大きかったですね。

 

──力が出せなかったというのは、RUI選手の圧力が予想以上だったのか、オープンフィンガーグローブ(OFG)の慣れの問題もあったのか、どのあたりですか?

 

辻井 いやもう、全部だと思います。RUI選手が思ってたよりもすごくいい選手だったというのもあるし、あとは……ものすごく緊張しました(笑)。八角形リングも初めてだったし、KNOCK OUTの、あんなキラキラした舞台でやるのも初めてだし、OFGも、試合自体もすごく久しぶりだったし……とか、いろいろあって。

 

──全部が重なったわけですね。試合中はどう思っていたんですか?

 

辻井 緊張しすぎて、あんま覚えてなくて。1Rは覚えてるんですけど、2、3Rはあんまり覚えてなくて、とにかく必死にやってたというイメージです。後から映像を見返すと、全然自分がやりたいようには動けてないけど、もっとひどい内容だと思ってたので、思ったより頑張ってはいたんだな、とは思いました。でもやっぱり、全然自分がやりたいことができてなかったですね。

 

──試合後は、それを踏まえて何を一番心がけて練習してきましたか?

 

辻井 やっぱりパンチが打てなきゃまずいので、パンチの練習の比率をすごく多くして、新しくフィジカルトレーニングを増やしたりもしました。

 

──では、次は前回とは違う?

 

辻井 緊張しないといいな、って感じです(笑)。

 

──もともと、試合では緊張する方なんですか?

 

辻井 緊張は毎回、すごくするんですけど、でもその緊張をいい方に持っていけるタイプだと自分では思ってたんです。でも前回は緊張して思うように動けなかったので……。

 

──初めてKNOCK OUTに出て、周りの反響とかはどうでしたか?

 

辻井 日本でそんな大きい舞台に立ったことはなかったので、「見たよ」って言ってもらえることは多かったです。前回の試合前インタビューもすごく見てもらって、そういうのを楽しみにしてくれてる方もいらっしゃるので、この機会に露出を増やしていけたらうれしいなと思っています。

 

──今回のKNOCK OUT2戦目は、ルアンペー・コマンドジム選手との対戦になりました。タイ人との試合はこれまで何試合ありますか?

 

辻井 次で4戦目ですね。タイで3試合やっていて、全部相手がタイ人の選手で、2勝1敗です。日本では、カンボジア人の選手とはやったんですけど、タイ人の選手とはやったことなくて。

 

──これまでは、対タイ人戦は自分ではどうなんですか?

 

辻井 小さい頃からムエタイをやっていて仕上がっている選手、基本がしっかりしている選手が多いイメージなので、勝った試合も自分のカットで足がボコボコになったりして、攻撃力はメチャクチャ強いイメージですね。

 

──ムエタイ特有のリズムだったりという部分はどうですか?

 

辻井 そこは、自分もずっとムエタイをやっていたので、特別やりづらいというわけではないかなと思います。

 

──では今回のルアンペー選手の印象は?

 

辻井 やっぱ蹴りが強そうだなと。あとは攻撃の勢いがありそうだなと思ってます。向こうからすると、試合映像を見たら自分の弱点はすぐ分かると思うので、前回までの試合どおりの闘い方で来るかは分からないな、闘い方を変えてくるんじゃないか、という話は、師匠とずっとしています。

 

──そうなると、余計に緊張してしまいそうですね。

 

辻井 そうですね(笑)。向かい合って、もっと緊張しないように想定しておこうと思っています。

 

──自分としてはどういう試合にして、どう勝ちたいと思っていますか?

 

辻井 欲を出さないで、自分のやりたいこと、練習してきたことを100%出して、確実に勝っていきたいなと思ってます。ずっとパンチ練習はしてきてるんですけど、やっぱり自分が得意なのは蹴りなんですよね。前回は首相撲が多くなってしまったので、練習してきたパンチも出しつつ、自分の見せ場の蹴りもお見せできたらいいなと思っています。

 

──倒すのはパンチがいい?

 

辻井 いや、そこは特に何かにこだわって、これで倒すぞ、みたいなものはないですね。何をやっても、当たれば倒せるように仕上げてはきているので。だから、どれも狙っていけたらいいな、と思います。

 

──ここで勝って、KNOCK OUTでさらにこうしていきたいというのは?

 

辻井 今、自分の階級のベルトがないんですけど、見せ場を作って、山口代表に「この階級のベルトを作って獲らせたい」と思えるようにしたいです。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

辻井 今度こそ自分の100%を出せると思っているので、100%の辻井和奏に注目してほしいです。前回は30%ぐらいしか出せなかったので、その3倍ぐらい出したいと思います。

 

──分かりました。ありがとうございました!


プロフィール
辻井 和奏
所属:BRING IT ONパラエストラAKK
生年月日:2004年4月9日生
出身地千葉県市川市
身長:168cm
戦績:12戦10勝(3KO)1敗1分
元スック・ワンキントーン女子フライ級王者
初代JAPAN CUP 2021 女子トーナメント王者