2026年9月5日(土)神奈川・横浜武道館にて開催される『REMY presents KNOCK OUT.68 ~KNOCKIN' on the WORLD~』の記者会見が8月4日(火)都内にて行われ、最終追加対戦カードが発表された。

第2代RISE世界スーパーライト級王者チャド・コリンズ(オーストラリア)が電撃参戦、KNOCK OUT-REDライト級でゴンナパー・ウィラサクレック(タイ)と対戦することが決定。
コリンズは2019年2月のKNOCK OUTで不可思と対戦して以来、海外や日本ではRISEで活躍してきた世界トップクラスの強豪選手。KNOCK OUT代表山口元気は「チャドはRISEさんとの契約を終えて、ここらへんは弁護士さんに任せているので僕らが言及するところではないんですけれども、新たな戦いの場を求めているということで、僕らと何度も話した中でファンが一番見たいカードが決まりました。チャド自身がヒジありの選手なのでムエタイをやっていきたいと。WBCムエタイも狙っていきたいということなので、僕らとしても一番得意な分野だと思うので、ぜひ今後も協力して参戦してもらいたいということになりました」とチャド参戦の経緯を説明。

そして「これからいろんなカードが組めるかなと思っています。僕らとしては、チャド自身を縛るつもりはなく、例えばK-1さんに出たいということであれば、そのチャンスが十分あるし、元にいたところで試合したいというのであれば全然構わないです。その時に応じて選手本人が出たいところに出していきたいというのが僕らプロモーションのやり方なので、そこは柔軟に考えています」とコリンズ自身の希望で他団体参戦も柔軟に対応したいとした。
この会見のために来日したコリンズは「このような素晴らしい機会をいただきありがとうございます。そしてまた日本に戻って僕のムエタイのスキルを見せることが楽しみです。ゴンナパー選手が私との戦いを受けたことに感謝しています。きっといい試合になると思うので楽しみです」とあいさつ。
新たな戦場としてKNOCK OUTのリングを選んだ理由を聞かれると「KNOCK OUTにはキックルール(BLACKルール)、ムエタイルール(REDルール)、UNLIMITEDルールといったバラエティに富んだルールがあります。そしてキックの試合をやってきたことで防衛戦をすることが出来なかったWBC世界タイトルにもここのリングでは挑戦できます。そして、私のキックとムエタイのスキルをたくさんのいろんな選手を相手に試していきたい」と説明。
ゴンナパーについては「彼の一番目立つところは下がらないハートの強さです。そして攻撃においては右フック、ローキックが強いです」と警戒するが、「大体いつもゲームプランを考えているんですけど、試合ではその通りにならないことがほとんどですし、その度に自分の本能に従って戦います」と問題ない様子。
コリンズは今までパコーンやセクサンといった超一流のムエタイと戦ってきており、そういった選手と比べてゴンナパーのレベルを聞かれると「ゴンナパー選手はそういう選手とそもそもの戦い方が違うのですが、同じレベル。あえていうならそういう選手よりも一段下のレベルにいると思います」と評価する。
これまでコリンズはスーパーライト級(65kg)で戦ってきたが、今回はライト級(62.5kg)での試合となり、「この階級が自分にとっては戦いやすい階級です。65kgになると、自分にとってはちょっとデカすぎるので、63.5kg、62.5kgがいいですが、64kgでも自分は戦えると思っています」という。
今回KNOCK OUT-REDルールだが、チャド自身が拳を負傷しやすいために本人の希望でOFGではなく、通常のグローブでの試合となり、「何年も前に、タイで小さいグローブで戦って手を傷めたことがあり、OFGではあまり戦いたくありません。あと、OFGの攻撃的なムエタイに特に魅力を感じていません。ムエタイはグローブであるべきです。例えば、カーレースだと、人々は車がクラッシュするところを楽しみにしていると思うんですけど、わざと車がクラッシュしやすいようにはしないですよね? OFGのムエタイは、頭へのダメージも良くないと思いますし、より怪我しやすくなってしまうんじゃないかなと考えています。だからといって、OFGのムエタイを否定しているわけではなく、KNOCK OUTにはUNLIMITEDルールもありますし、いずれ挑戦する機会があれば、やるかもしれませんし、絶対にNOではありません」という。

KNOCK OUTでの目標については「まずはゴンナパー選手を倒すことです」といい、今後については「もし将来、いずれ機会があれば海外で戦うこともあるかもしれませんが、とりあえず、今は日本でキックとムエタイのキャリアを積んでいきたい。この日本でキャリアを終えたいと思っていて、戦うことが好きなので年間10試合できます。もし僕の体が持ってくれるのであれば、毎月でも戦います。ただ、将来的に、下から上がってくる若い世代の選手に負けるようであれば、それがキャリアの終え時かなと思っています」と日本でキャリアを重ねていきたいとする。
KNOCK OUTを主戦場にしている日本人選手で興味がある選手はいるかと問われると「鈴木千裕選手です。彼は日本で最も有名な選手で、日本でキャリアを重ねていくうえですごくいい相手だと思います」と、KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者・鈴木千裕の名前を挙げる。
最後に「ここから僕の新しいチャプターの始まりです。僕は常に学び、成長します。その間に新しい人々や子どもたちと出会い、もしかしたらその子たちのインスピレーションにもなれたら嬉しいと思っています。日本の皆さん、いつも本当にありがとうございます。僕はいつも全力で戦います。また日本で試合するのを待ち切れません。もし僕を見かけたら、写真を撮ったりとか、ぜひを声を掛けてください」とファンにメッセージを送った。

