「今回は自分の成長を見せる発表会。相手次第で『くの字』と『大の字』の両方を見せます!」
8・8「REMY presents KNOCK OUT.67 ~KNOCK OUT SUMMER JAM in OSAKA~」の[KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級/3分3R]で櫻井博と対戦する中島玲。前戦で連敗からは脱出したものの、まだ内容には満足できていないという元王者は、今回地元での一戦で、特に見せたいものがあるという。それは……?
──前戦、6月の井原浩之戦で判定勝利して、連敗から脱出しましたが、あの試合を今振り返ると?
中島 あんまりよくない内容やったなと思います。練習でやってることが全然出なかったのと、ちょっと力んでるなというのがありましたね。
──やはり、どうしても勝たなきゃという気持ちで力んでしまった?
中島 そうですね、最近は試合を楽しむという感じでできてないなというのは思いますね。ただ、今回内容はよくなかったんですけど、経験値という点では、試合してよかったなと思っています。
──そういう状況の中で、練習では何か改善したり意識したりというのは?
中島 蹴りもそうですけど、自分の持ち味のパンチをしっかり見直したり、あとは実戦練習をすごく多く取り入れるようにしました。KNOCK OUTクロスポイント吉祥寺にスパーリングしに行ったり、あとは、渋谷にすごくいろんな外国人選手が来てくれるので、いろんなタイプの選手と実戦経験を積んできました。
──特にどういう選手との練習がよかったですか?
中島 外国人選手は、みんな身長が大きくて、体格がすごい人ばっかりなので。その中でも、パンチを振り回してくる選手もいれば、すごく足が長くてムエタイ的な膝蹴りを多用してくる選手もいたりして、自分より大きくていろんなタイプの相手とずっとスパーリングできたので、そこはすごくよかったかなと思います。
──今回の大阪大会では、櫻井博選手との対戦です。どんな印象ですか?
中島 どっちかというと、ヒザ蹴りとか首相撲とか、ムエタイ寄りかなとは思うんですけど、1回、練習で手合わせしたことがあるんですよ。その時に、ぎごちない感じはあるんですけど、三日月を蹴ってきたりしてて。うまい下手関係なく、全体的にいろんな技を出してくるやろうなと思いましたね。自分が力斗選手とかユリアン選手とやった試合みたいに、自分に対して三日月蹴りとか前蹴り、ヒザとかを多用してくるんやろうな、と思ってます。
──そういう技で入らせないようにしてくるだろうと。
中島 そうですね。あと、ワンキャッチワンアタックのルールをうまく使う練習とかも絶対してるやろうなとは思ってます。
──では自分としては、どういう試合にしてどう勝ちたいと思っていますか?
中島 理想は、自分がベルトを獲った時の渡部太基戦みたいに、自分はもらわないで一方的に倒すというのが一番理想ですね。
──最近、そういう勝ち方ができていないということもあるでしょうが、大阪での試合だからというのも大きそうですね。
中島 そうですね。自分は東京に出る時も、地元の友達とかに「東京行ってくるわ」って言ってないんですよ。しばらく経って「どこ行ったん」って言われて「いや、もう東京行った」みたいな感じやったんです。そんな勝手に東京に行った自分でも、大阪で試合するって言ったら、やっぱりいろんな人が応援に来てくれるので、そこで自分が弱くなってる姿を見せたら、すごく情けないし、いい勝ち方を見せたくてテンションも上がってます。
──これまで大阪での試合というと……。
中島 キックボクシングでは初めてですね。ボクシングではエディオン・アリーナで暫定王座を獲りましたし、あとはデビュー戦もエディオン・アリーナで、村田諒太選手の世界戦の前座でしたし、何試合かやってます。
──では地元というだけじゃなくて、ゲンのいい土地なんですね。今回勝って、その先はどうしたいと思っていますか?
中島 やっぱり、もう1回ベルトを獲って、チャンピオンに返り咲きたいですね。
──いつも出る話ですが、そうなると、BLACKスーパーライト級現王者、鈴木千裕選手のところにたどり着く必要があります。
中島 自分がメチャクチャ強くなれば、自然にタイトルマッチも組まれるやろうし、ベルトは絶対に自分の元に来るやろうと思ってます。ただ、今はタイトルマッチのこととかはあんまり考えず、とにかく自分が強くなることを一番意識してやってる感じです。
──倒し方に関しては、新しいものを考えたりはしていますか?
中島 パンチだけじゃなくて、蹴りでもパンチでもどっちでも倒せる選手になれるように、日々練習してますね。練習では、蹴りのコンビネーションとかもすごくいい感じに出せているので、そこにパンチが混ざれば、より強い武器になると思います。あと蹴りは出すタイミングで、ハイキックにしても倒せると思っているので。
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
中島 今回は、試合をするというよりも、自分がどれだけ成長したか見せる発表会っていう気持ちなんです。櫻井選手ももともと知っている方で、根性もあるし、人として好きな方なんですよね。櫻井選手の根性次第で、「くの字」と「大の字」が両方見られる試合になるかなと思います。
──両方、ですか?
中島 はい。「くの字」になっても根性で起き上がってきたら、「大の字」にしようかなと。それぐらいの勝ち方をして盛り上げたいと思います。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
中島玲
所属:KNOCK OUT クロスポイント渋谷/ハイブリッドアカデミー
生年月日:1998年6月27日生
出身地:大阪府池田市
身長:167cm
戦績:9戦5勝(2KO)4敗
第2代KNOCK OUT-BLACKウェルター級王者

