「勝ってWBCムエタイに名乗りを上げたい。試合で生き様を見せます!」
8・8「REMY presents KNOCK OUT.67 ~KNOCK OUT SUMMER JAM in OSAKA~」の[KNOCK OUT-BLACK-66.0kg契約/3分3R]で中島玲と対戦する櫻井博。今回が初参戦となる45歳の櫻井は、KNOCK OUTにはいろいろ縁があるという。その中で闘う心境は?
──櫻井選手は今回、初参戦ですね。
櫻井 僕は、今KNOCK OUTで活躍してる久井大夢選手のお父さん、久井淳平と、もともと同じジムで一緒に練習してたんですよ。今は久井大夢と練習も定期的にやっていて、それでKNOCK OUTにはすごく思い入れがあったんです。今回の大阪大会は久井大夢が持ってきたような大会でもあるじゃないですか。なので僕も出場したいという思いがあって、申し込みさせてもらったんです。
──そうだったんですね。KNOCK OUTのイベントにはどんな印象がありますか?
櫻井 すごくきらびやかで、いいイメージしかないですね。久井大夢の試合で、よく東京とかにも行かせてもらってるんですけど、演出とかもすごく手が込んでて、ホンマにいい印象しかないです。メジャー感がある、格闘技のイベントとしても光ってる感じがありますね。出てる選手たちもそうですし、スタッフの人たちにもそういう印象しかないです。
──今回は中島玲選手との対戦ですが、以前に練習したことがあるそうですね。
櫻井 はい、大阪でやってる合同練習で何度かやらせてもらって、スパーリングでしばかれてました(笑)。
──その時の経験も含めて、中島選手のファイターとしての印象は?
櫻井 もちろん、中島選手はパンチが得意なのは分かってますからね。最近は蹴りも使ってはりますけど、パンチの方が絶対怖いので、そこは警戒しながら、僕の攻撃を当てたいと思います。もう組まれたからには、向こうもぶっ倒しに来るやろうし、僕も試合決まった以上は倒しに行きます。
──最終的にはどう勝ちたいですか?
櫻井 中島選手が嫌がる攻撃が分かったら、そこにとことん付け入って、そこで決めたいと思ってます。
──現在、INNOVATIONウェルター級王者ということですが、このタイトルは直近の試合で獲ったものなんですね。
櫻井 はい、4月の大阪大会で勝って、ベルトを巻きました。
──では、いい流れで乗り込む感じですね。
櫻井 いい流れしかないんですよ、僕にとっては。僕は一昨年に復帰した時に、INNOVATIONのタイトルを獲るというのと、WBCムエタイのタイトルを獲りたいという思いがあったので、ここで勢いをつけて、WBCムエタイのタイトルにも挑戦させてほしいですね。
──2015年に一度引退して、2024年に復帰されたんですよね。
櫻井 引退したのは、気持ち的に落ちてたのもあって、「これで負けたら終わりや、勝って次につなげよう」と思って出た試合で負けてしまって。今45歳でやってる僕が言うのも何ですけど、年齢的にももうやめよう、っていう感じでやめたんです。で、一緒に練習していたマサキという後輩が計量の前の日に亡くなったんですよ。それからしばらくして、彼がやるはずだった相手選手が試合相手を探してるという話になって、それなら、以前に試合を飛ばしたのはこっちやから、僕が行きますわって言って復帰して、今に至る感じです。
──その復帰は1試合限りとかではなかったんですか。
櫻井 その時はそんな感じもあったんですよ。穴埋めとかお詫びというわけでもないけども、「相手おらんのか、ほな僕行きますわ」って感じで。そこでは引き分けやったんですけど、そこから、死んだマサキが同じウェルター級やったから、彼が狙っていたINNOVATIONウェルター級のベルトを獲るまではやろうと思って、獲れたんですよね。でもまだ僕は火がついてるから、WBCムエタイも獲ろうと。これもまた後輩の話なんですけど、その久井淳平がWBCを獲れなかったから、別に淳平ももうWBCにこだわってるわけじゃないやろうけど、僕がそこまで獲ろうという気持ちになってます。
──淳平さんの代わりにというか。
櫻井 代わりにというわけでもないんですけど、WBCは多田ジムでも獲れてないし、僕も今はもう燃えたぎってるんで。みんなには「やめろ」って言われてるんですけど(笑)、「いやいや、僕やりますよ!」言うて、みんなに付き合ってもらってます。
──復帰の際の目標を1つ叶えて、次に向かうと。ただ、大変失礼ながら……。
櫻井 年齢ですよね。そうなんですよ、それめっちゃ言われます(笑)。それが正直ね、45歳なんで自分でも無茶なのかなと思うし、周りにも言われるんですけど、昔やってた時より、今の方が調子がいいんですよ。
──そうなんですか!
櫻井 実際、客観的に見たら分かんないですけど、自分的には、ですよ。スピードはないんですけど、練習もずっとコンスタントにできてるし、調子はいいんですよ。それを証明したいっていうのもあります。
──年齢は関係ないと。
櫻井 はい。歳が、歳が……ってみんな言って、年齢を言い訳にして塞ぎ込んでる人もいっぱいおるけど、この歳でもできるんやぞ、っていうのを見せたいです。
──では、ここで勝ってWBCムエタイの王座戦に名乗りを上げようと。
櫻井 今はもう、それしか見えないです。でもまず、中島選手に勝たないと言えませんからね。中島選手の強さとスピードはすごいし、下馬評で不利なのは、正直分かってるので。それを覆すだけです、僕は。
──覆すための一番の武器は何ですか?
櫻井 気持ちですね。前に出る気持ち。縮こまるんじゃなくて、僕の攻撃が急所に当たったら、そりゃ中島選手だって人間なんですから、絶対倒れるんやから。それしか考えてないです、僕は。
──急所に、一番何を当てたいですか?
櫻井 ヒザか、ハイキックとか、強い蹴りを当てたいですね。上半身で言ったら、絶対向こうの方が強いのは分かってるんで。下半身も強いのは分かってるんですけど、足の方が力が強いから、それを急所にバコーン!って当てたら、僕にも勝機はあると思ってるんで。やるからには、向こうもぶっ倒しに来るでしょうけど、もちろんこっちもそういうつもりですし。
──これまでは大阪での試合の方が多いですか?
櫻井 そうですね、基本は大阪です。大阪以外は、この前は沖縄にも行きましたし、鳥取にも行きました。昔は東京とか仙台とかも行かしてもらいましたけどね。
──今回の大会も、たくさん応援に来られるんですか?
櫻井 はい、チケットを買える枚数のマックスまで買ってますからね。今、何枚かまだ手元にありますけど、当日までには捌き切ります。僕は生まれは北海道なんですけど、5歳の時から大阪にいてるから、もうこっちが地元みたいなもんやし、幼なじみとか友達とかもこっちにしかいてないから。
──では最後に、当日の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
櫻井 自分の生き様ですね。生き様が見えるような試合をするので、そこを見てほしいです。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
櫻井博
所属:多田ジム
生年月日:1981年2月10日生
出身地:北海道滝川市
身長:180cm
戦績:18戦10勝(2KO)8敗
INNOVATIONウェルター級王者
KAKUMEI西日本統一ウェルター級王者

