「10連勝中の“ペチペチ”を捕まえて潰す!40歳でRED王者になる!」石川直樹、星拓海を倒して悲願のベルト獲得へ!
「KNOCK OUT.69」で、10連勝中の星拓海と対戦する石川直樹。
5月の心直戦では接戦の末に判定負け。得意の首相撲からヒザを打ち込む場面もあったが、ブレイクのタイミングに苦しみ、思うように持ち味を発揮できなかった。しかし、その敗戦を経て、石川はさらなる進化を目指している。
現在は伊原道場越谷でタイ人トレーナーの指導を受け、オープンフィンガーグローブ(OFG)での首相撲や、組みに入るまでの攻防を徹底的に磨いている。
「自分のスタイルに押し込めて勝つことには絶対の自信がある」
今回の相手は、WBCムエタイ日本王者で現在10連勝中の星拓海。その実力を高く評価しながらも、カード発表会見では「ペチペチ蹴って逃げ回る」と挑発した。星も「この『ペチペチ』で倒す」と反撃しているが、石川の自信は揺るがない。
「10連勝中の、すごいペチペチ逃げるヤツをしっかり捕まえて、自分の勝ち方で倒す」
その先に見据えるのは、KNOCK OUT-REDバンタム級王座。さらに、王者となった暁には、地元・春日部での自主興行開催という夢もある。
「40歳がREDのチャンピオンになるところを見せたい」
ベテランの意地と首相撲への誇りを胸に、石川直樹が10連勝中の強敵に挑む。
心直戦の判定負け「もう少し首相撲をやらせてほしかった」
──前戦、5月の心直戦は接戦の末に判定負けという結果でした。あの試合を今振り返ると?
石川 判定なのでしょうがないんですけど、やっぱりもうちょっと首相撲をやらせてほしいなっていう思いはありますね。
──ブレイクが早いと思ったということですか。
石川 そうですね。完璧にロックして相手の頭を下げてヒザを打ってるにもかかわらず、ブレイクされちゃってたので。ヒザも打てない状態だったらしょうがないと思うんですけど、いいところで続いてるのにブレイクされちゃうと、何のために練習やってるのかなって思っちゃうので。
もうちょっと基準を明確にしてほしいなというのはありますよね。
このロックの仕方はダメで、このロックならOKとかだったら、じゃあそのロックはやらないし、練習もしないし、とかもありますから。まあ、一番分かりやすいのは、例えば首相撲は10秒とかね。
それがダメなんだったら、もうムエタイルールって言わない方がいいんじゃないかと思ってます。
──まあ「KNOCK OUT-REDルール」であって、ムエタイとはまた違う、というところもありますが。
石川 それは分かってるので、文句はないんですよ。でももうちょっと、やらせてほしかったなというのが本音でしたね、あの試合に関しては。
「負けたとは思っていない。でも負けは負け」
──では、負けたという気はあんまりしていない?
石川 負けたとは思ってないですね。見ていた人にも、みんなから言われたし。でもそれは、自分の心の中で思ってるだけで、表に出して言うつもりはないです。レフェリーの方たちは忖度なくやってくれたと思ってるので。
負けたとは思ってないけど、でも負けです。
ただ、首相撲をもうちょっとやらせてくれてたら、KOできたなという思いはあります。
OFGでの首相撲を進化させる「強いヒザを一発一発打ち込む」
──そこを踏まえてというわけでもないですが、KNOCK OUTでは今後、こう闘おうと思った部分はありましたか?
石川 ありますね。組んでからもっと一発一発、強く蹴れば違うのかなとか。組んでからは、やっぱり止められちゃうと焦ってペチペチ蹴っちゃう時もあるので。止められちゃうようなヒザを打つんじゃなくて、もうちょっとためて、しっかり強いヒザを打っていくというのを試してみようかなと思っています。
──ヒザもより強く打っていけば、レフェリーの印象も違うでしょうからね。
石川 僕がデビューした新日本キック協会でも、最初はそうだったんですよ。すぐブレイクになっちゃうから、どんな風にヒザを打っていったら、レフェリーの方たちに「ああ、コイツは首相撲の選手だな」って覚えてもらえるのかなって、最初からずっと思ってたんですよ。そこはちょっと、懐かしい感じですけどね。
──もう1回、それをやらなきゃいけないと。
石川 はい。そして、グローブも小っちゃくなって、組むのがすごく難しくなったんですよ。組んでしまえばすごくいいんですけど、組むまでに相手のパンチをかいくぐって、近距離に行かなくちゃいけないので。
もっといろいろ工夫していかなくちゃいけないんですけど、その工夫の仕方とかを、今すごくいい環境でタイ人の先生たちに教われているので。
伊原道場越谷での練習「先生たちに『よかった』と言ってほしい」
──伊原道場越谷での練習ですね。
石川 そうです。自分でもどう変われるか、試合でその練習をどう出せるかというのが、最近は本当に毎回楽しみです。前回の試合も、メチャクチャ怒られましたし。今回はそれをちゃんと出して、先生たちに「よかった」って言ってほしいですね。それが今、一番のモチベーションですね、本当に。
星拓海の10連勝を評価「でも、自信はある」
──今回は、星拓海選手との対戦です。まず相手の印象は?
石川 やっぱりうまいですよね。本当にうまい。ここ10戦、誰も勝ててないわけですから。ペチペチ蹴って逃げ回ってるだけじゃなくて、やっぱり要所要所でいろんなテクニックを見せてると思うんですよ。
10連勝ってやっぱり普通じゃできないと思うし、何と言っても僕がKO負けしている3人(HIROYUKI、乙津陸、桂英慈)にも勝ってるんですよ。
でも、自信はあります。
「ペチペチ論争」に再び言及「KOは多くないじゃないですか」
──今も言葉が出ましたが、先日のカード発表会見では「ペチペチ論争」もありました。星選手もそこに反応していましたが。
石川 実際、KOはしてるんですかね?
──12勝のうち4つがKO勝ちですね。
石川 まあ、多くはないじゃないですか。だから僕が知ってるのは、結局「ペチペチ」なんですよね。嵐選手に三日月蹴りでKOしたのは知ってますけど、基本的には「ペチペチ」なんだろうなと思ってます。
──うまさは感じるが、力強さは感じない?
石川 それもありますし、たぶん、僕みたいなタイプとやったことがないんじゃないかなと思うんですよ。パンチを見切る目はあるからみんな当てられないけど、僕みたいなタイプとやったらどうなのかなと思うし、試合を見てても、僕はやりやすいと思ってます。
僕は1年ぐらい前から、インスタで「やりたい」って言ってたんですよ。
「自分のスタイルに押し込めて勝つことには絶対の自信がある」
──そうなんですね。タイプ的には自信がある?
石川 僕は自信ありますね。自分のスタイルに押し込めて勝つという部分では、絶対の自信があります。あとは本当に、組み方ですよね。いつもタイ人の先生たちからは「お前は突っ込むだけだ」って言われてるんですよ。
熱くならずに、突っ込む前の準備をしっかりしてから行くっていう練習をずっとやってます。それがなかなか難しいんですけど、そろそろできるはずです。そこができるようになって、先生たちに喜んでほしいですね。
「星に勝てば、次は山川敏弘との王座決定戦」
──今回勝ったら、その先はどうしたいですか?
石川 次はもう、山川敏弘君と王座決定戦になるんじゃないですかね。ここを勝てばね、さすがにもう役者は揃ったという感じになると思うので。山川君も今6連勝で、KNOCK OUTでも2連勝ですし。だから、この上ないぐらい機は熟してるんじゃないかなと思ってますね。
KNOCK OUTのベルトはもう絶対獲りたいので、あんまり間が空かない限りは他も断ってますから。
──KNOCK OUTのタイトルに集中してるわけですね。
石川 はい。8月にタイで試合しようと思ってたんですけど、ちょっといろいろあって行けなかったのもあって。
──山川選手に対しての自信は?
石川 彼とは2年前にNJKFでやっていて、5Rでボコボコにして、判定ですけど勝ってるんですよ。だからKNOCK OUTのリングではオープンフィンガーグローブ(OFG)でやりたいし、もう全然余裕です。だからここが事実上の決定戦というか、ここで10連勝の相手をしっかり乗り越えれば、もうあとはいけると思ってます。
「40歳がREDのチャンピオンになるところを見せたい」
──ここが山場だと。
石川 はい。ここで10連勝の相手に勝つっていうのは、やっぱデカいですから。みんなやっぱり、あの選手のことは知ってますしね。
今、越谷で一緒に練習してる軍司(泰斗)君も、「彼は強いっすよね」ってすごく褒めてたので、「違う階級でも、やっぱりみんな知ってるんだな」と思ったし、あの選手に勝ったら、すごく評価が上がると思いますね。
絶対勝ってタイトルにつなげて、40歳がREDのチャンピオンになるところを見せたいですね。
「今はKNOCK OUTで、OFGのチャンピオンになることしか見えていない」
──星選手はWBCムエタイ日本王座も持ってますよね。そっちの方は興味ないんですか?
石川 正直言うと、全然ないですね。やれって言われたらやりますけど。
今はもうOFGがやりたいんですよ。
他の団体から声をかけられた時も、OFGでやらせてくれるならって言って、断られちゃったぐらいで(笑)。だから今はKNOCK OUTで、OFGでチャンピオンになることしか見えてないです。でも獲った後に、そこで一番近いのは何って言ったらWBCムエタイだと思うので、そうなったら興味が湧くかもしれないですけど。
──なるほど。
石川 BLACKとかは全く考えないですけどね(笑)。むしろWBCムエタイより、あの黄色いベルトの方が……緑よりも黄色の方が興味ありますね。そっちの方が共通して使える技術も多いと思いますし。
あ、あと、KNOCK OUTでチャンピオンになったら、地元の春日部で自主興行をやりたいんですよ。
──おお、それはいいですね。
石川 それはKNOCK OUTとは関係なく、なんですけど、興行をやりたいなあと思ってて。そのためにも早くタイトルまで行きたいですね。
「21歳のペチペチを潰して、40歳がヒジ・ヒザを打ち込む」
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
石川 10連勝中の、すごいペチペチ逃げるヤツをしっかり捕まえて、自分の勝ち方で倒すイメージができてるので、そこに注目してほしいですね。年齢も半分ぐらいじゃないですか。
一番イキのいい20歳そこそこ(※正確には21歳)の子のペチペチを潰して、40歳がしっかり捕まえてヒジ・ヒザを打ち込んでいこうと思うので。
──分かりました。ありがとうございました!
PROFILE
石川 直樹
所属:KICKFUL GYM
生年月日:1986年8月18日
出身地:埼玉県春日部市
身長:171cm
戦績:
キック戦績
60戦 40勝 (14KO) 12敗 8分
MAROOMS presents KNOCK OUT.69
開催日時:2026年10月23日(金)
開場: 17:00
開始: 17:30
開催場所:後楽園ホール
https://knockoutkb.com/events/marooms_presents_knock_out69

