「ライト級は荒れる。ここで勝った後、ライト級を引っかき回したい!」
7・20「MAROOMS presents KNOCK OUT.55」の[KNOCK OUT-REDスーパーライト級/3分3R・延長1R]でエイ・マムリンプートングと対戦するREITO BRAVELY。エイとタイトルマッチで対戦予定だったデンサヤームの欠場により、急きょ代打出場となったREITOだが、2年ぶりの参戦に期するところは大きい。彼がこの試合、そしてその後に見据えているものとは?
──今回、急きょ代打出場となりました。最初に話を聞いた時はどう思いましたか?
REITO 階級も適正より一つ上なんですけど、純粋に、これに勝ったらオイシイなと思って、迷わず受けました。
──相手のエイ・マムリンプートング選手の印象は?
REITO 去年のデンサヤーム・ウィラサクレック戦を見たんですが、メチャクチャ身長が高くて、純粋に「強いな」と思いました。強いし、いい選手だなと思いました。デンサヤームに勝ってるし、実力者だなと。
──攻撃面については?
REITO 首相撲もけっこうできるし、何しろ身長が高いので。自分はそこまで長身の相手とやることはなかなかないので、距離感とかもけっこう変わってくるのかなと。あとはデンサヤーム戦を見た感じだと、そこまで怖い技はなかった感じだったので、距離感にうまく対応できれば、うまく試合を運べるかなと思っています。
──でも身長って、REITO選手より2cm高いだけですよね?
REITO そうなんですけど、今までそんなに身長の高い選手とやったことがないですからね。180cm台も重森陽太選手ぐらいで、あとはだいたい自分より低い相手ばかりだったので。
──最終的にはどう勝ちたいですか?
REITO 倒したいというのもありますけど、今回は本当に勝ちに徹しようと思っています。判定でも泥臭い内容になっても勝ちは勝ちなので。ここで勝たないと次はないと思っているので。
──KNOCK OUTへの参戦は一昨年4月以来、2年3ヵ月ぶりになります。その後のKNOCK OUTは見ていましたか?
REITO 見てました。規模が大きくなったというか、日本でも注目される団体になってきてますよね。いろんな選手がいるので、これからも出たいなと思って待ってはいました。でもそれ以前に、KNOCK OUTさんはいつも自分には強い相手を当ててくるんですよ(笑)。最初がスアレック・ルークカムイ選手で、次が鈴木宙樹選手、それで今回がエイ選手なので、それだけ評価はしてもらってるのかなとは思いますけど。

──評価されているからこそ、今回の代打にもハマったわけですしね。そしてKNOCK OUTのリングではないですが、昨年は古村匡平選手にもKO勝利していますし。
REITO そうなんですよ。古村君はSNSとかで「次は俺が挑戦だ」とかって言ってるじゃないですか。でも僕は彼に勝っているし、次は自分なんじゃないかなと思うところはありますね。今はエイ選手に勝つことしか考えてないですけど、これからライト級は荒れると思うんですよね。久井大夢選手も階級を上げて入ってきますし。僕はここでエイ選手に勝って、その後はライト級の今の常識みたいなものをぶっ壊していきたいと思いますね。
──「俺を忘れるなよ」と。最近は、ONEでの1敗がありますが、タイ人へのKO勝ちも多いですよね。この2年ほどは、自分から見て「好調」ですか?
REITO どうですかね? 絶不調ではないと思いますけど。ただONEでも試合ができたりして、経験は積めました。以前参戦した時はREDルールもOFGじゃなかったですけど、ONEでOFGも経験できて、今回が2度目なので。これが初めてだったらもっと違ったでしょうけど、1回OFGを経験して、「これがこうなる」というのは分かるので、そこはすごくよかったと思います。
──なるほど。
REITO ここ最近は年に2試合ぐらいしかできてないんですけど、地元の「KODO」を中心にONEとかKrushの試合にも出たりして、いろんな経験は積めたと思います。
──OFGは、実際に試合してみていかがでしたか?
REITO メチャクチャ痛いですね(笑)。ONEでの試合の時は拳が折れて、やっぱり危ないなあと思いました。それに自分は今までパンチでKO負けしたことがなかったんですよ。初めてのKO負けはKrushでカーフを効かされてだったんですけど、ONEの時は初めてパンチでKOされて。ガードしていてもパンチが入るので、そこは面食らいました。でも試合後、会長とタイ人トレーナーとで対策して、距離を制してもらわずに戦う練習は徹底してきました。だから今はだいぶOFGでも戦えるスタイルになっていると思います。
──修正はできたと。
REITO はい。自分の距離になれば相手の距離にもなると思うんですけど、自分はここで勝負するというのは決めているので、その勝負どころを徹底していけば、必然的に勝てるかなと思います。
──今回、後楽園ホールでの試合も鈴木戦以来ですよね。
REITO そうですね。東京での試合はメチャクチャ久しぶりです。でも自分は半分以上東京で試合をしていて、アウェイっていう感覚は全くないんですよ。ただ、これまでは地元から応援に来てくれる人は少なかったんですけど、今回は3連休の中日ということもあってけっこういっぱい来てくれるので、よりホーム感が出るんじゃないかなと思います。
──その方たちにもいいところを見せたいですね。では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
REITO 今は以前とも違う、また新しいKNOCK OUTになってるなと思っていて、2年ぶりに自分を見る人も、初めて見る人もいると思うんですよ。そういう人たちにインパクトを残すためにも、ガツガツいきたいと思います。距離は取りつつも、勝負どころはガツガツいって、面白い試合をしたいと思っているので、初めて自分を見てくれる人にも、以前に見たから「また見れる」と楽しみにしてくれている人たちにも、いい試合を見せたいと思います。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
RAITO BRAVELYrn所属:BRAVELY GYM 生年月日:2000年6月29日生 出身:大分県別府市 身長:180cm 戦績:23戦13勝(6KO)5敗5分rnKOSスーパーフェザー級王者rnM-1 JAPANライト級王者

