
KNOCK OUT-REDバンタム級 3分3R・延長1Rで、石川直樹(KICKFUL GYM)vs蒔・センチャイジム(センチャイムエタイジム)の一戦が決定。
石川と蒔は昨年8月のムエタイ・オープンで対戦しており(石川が判定勝利)、その再戦となる。JAPAN KICKBOXING INNOVATIONバンタム級王者で21歳の蒔はKNOCK OUTで3KOを含む4戦全勝。一方の石川はISKAフライ級王座など数々のベルトを獲得してきた39歳ベテラン。今年6月の『THE KNOCK OUT』でKNOCK OUT-REDバンタム級王者の乙津陸にKO負けし、今回が再起戦となる。今後のタイトル争いを占う上で重要な一戦だ。
会見に出席した石川は「前回、乙津選手に負けてしまって、ちょっとベルトまで遠回りになってしまったが、再びそこに辿り着けるように頑張ります」と意気込み、蒔も「1年越しのリベンジマッチなので、しっかり勝ちたい」と意気込んだ。
再戦について、石川は「自分は対戦相手が誰でも同じ戦い方をします。相手が効いたら、その効いた箇所をひたすら攻めて、それを軸に戦いますが、それが前回はハマった内容だったと思います。今回も前回のようになるのか、全然違った感じになるのか、自分でも楽しみ」といい、蒔が4連勝3KOであることを本人に確認すると「めちゃくちゃカッコいい。でも僕は返り討ちが得意なので」と不敵な笑み。
一方の蒔は「1年前にやった時は効かされてしまったことがあって……でもこの1年でめちゃ変わっているので、見ている人に驚かせたい。効いてても頑張る」といい、「技術もそうですが、気持ちが変わった。『絶対にあの思いをしたくない』と、負けたことを思い出しながら、毎日練習をし試合をしていた」と、石川戦での敗戦に対する悔さがこの1年間で自身を成長させたと振り返った。
KNOCK OUT-REDバンタム級王座について、石川は「今はそこしか見ていない。次は100%(勝つ)。2R以内で仕留める。必ずそこまでたどり着く」と強い意欲。一方の蒔は「KNOCK OUTのベルトはかっこいい。今回勝利して、次に繋げたいです」と静かに闘志を燃やした。
なお、会見冒頭でKNOCK OUT・山口元気代表は8月29日開催の『MAROOMS presents KNOCK OUT.56 ~NEW BEGINNING~』について発表。参戦予定だったドンキング・ヨータラックムエタイ(タイ)が契約上の理由により出場を見送り。このため当初予定していた日本vsタイの対抗戦は5vs5から4vs4に変更することとなった。
<追加対戦カード>

▼KNOCK OUT-BLACK女子バンタム級 3分3R・延長1R 鈴木万李弥(KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺)vs 愛来(一神會舘)

▼KNOCK OUT-BLACK -61.5kg契約 3分3R アックス斧田(KIBAマーシャルアーツクラブ)vs 宇山京介(KNOCK OUT クロスポイント渋谷)

▼KNOCK OUT-RED -63.0kg契約 3分3R 安田学登(クボジム-リレイズ東京-)vs 渡部翔也(D-BLAZE)

▼KNOCK OUT-BLACKフェザー級 3分3R YOSHIHIRO(teamYU-TO)vs 篠崎竜之介(ONE'S GOAL)

