2025年8月29日(金)東京・後楽園ホールにて開催される『MAROOMS presents KNOCK OUT.56 ~NEW BEGINNING~』に出場する古村匡平(FURUMURA-GYM)の公開練習が行われた。古村はKNOCK OUT-REDライト級3分3R延長1Rでプンルアン・バーンランバー(タイ)と対戦する。



「試合まで残り2週間となり、いい感じで集中もできているし、準備もできているので早く試合をしたい」と試合が待ちきれない様子の古村は、この日の公開練習ではパワフルなシャドーとミット打ちを披露した。

 今回対戦するプンルアンは87戦73勝 (3KO) 14敗の戦績があり、ONEでは12戦7勝5敗の25歳。日本でもお馴染みのヨードレックペットとも対戦経験がある。プンルアンの印象について、古村は「ステップを使ってスピード感があるし、キレのある攻撃でダウンやKOを量産している選手なので、そこだけしっかり気をつけたい」と警戒コメント。



 そんな強豪を相手に今回のテーマは“しっかり倒す”ことを掲げ、「圧倒するような試合をして、しっかりKOで失神して倒すフィニッシュを思い描いています。KNOCK OUTライト級のトップ戦線でやってきた自分の実力をしっかりこの試合で示します」とKO決着に自信を見せる。

 前戦となった2月のゴンナパー・ウィラサクレック戦では判定負けを喫し、敗戦から得たものを聞かれると「フィジカル面と気持ちですね。本当に命を懸けてリングに上がるやつは意外といないと思うんですけど、僕は本当に試合で死んでいいと思って命を懸けて初めてリングに上がったし、あの試合は、死んでも勝ちたかった試合でした」と“覚悟”を持って臨んだ試合だったと明かす。



「そういう試合をすることでメンタルの面で学ぶことがありました。ここ一年は外国人選手とやってきて、技術やテクニックの面で負けているとは思っていないのですが、フィジカルの差、体の強さで差を感じた部分があって、そこ負けないようにしっかり体を作ってきたので今度はそれを次の試合で出せるように頑張りたい」とする。

 今はゴンナパーが保持するKNOCK OUT-REDライト級王座奪取&リベンジを見据えており、「必ず自分がそこにたどり着いてあいつに必ずリベンジしようと思っています。まずは8月29日のKNOCK OUTで俺がしっかりKOで倒して次のライト級チャンピオンの挑戦者として選ばれるような試合をします」と力強く意気込みを語った。