2025年8月29日(金)東京・後楽園ホールにて開催される『MAROOMS presents KNOCK OUT.56 ~NEW BEGINNING~』に出場するプンルアン・バーンランバー(タイ)の公開練習が行われた。プンルアンは[KNOCK OUT-REDライト級3分3R延長1R]で古村匡平(FURUMURA-GYM)と対戦する。

「準備は万端です。今回、日本での試合は初めてなのでとてもうれしいです」とリラックスした表情で笑みを浮かべるプンルアン。公開練習になるとその表情は一変、ミット打ちではジャブのような鋭さに重みをプラスしたヒジ打ちやミドルキックを何度も叩き込み、好調をアピールした。





対戦する古村については「危険な相手だと思っています。特にパンチの速さは素晴らしい」と警戒するが、「それに対しても準備万端です。ムエタイの技を思う存分お見せできると思います。日本のファンの皆さんを満足させることに自信があります。パンチ、もしくはヒジでフィニッシュしたい」とKO決着を予告。

今回は八角形のリングを使用した試合となるが、「自分にとっては問題ないです。金網で戦った経験もありますし、通常のテクニックをお見せできると思います」といつも通りの試合をしたいという。

プンルアンはONEで12戦し7勝(3KO)5敗と勝ち越ししており、2度KOボーナスを獲得しているという。「もちろんKOボーナスが出ることでやる気は出るので、普通のムエタイの試合とは違って戦い方も変わり、アグレッシブになります。もらったボーナスは子供のために貯金しました。1歳9カ月の子がいて、ミルク代がすごくかかるんです(苦笑)。今回もKOボーナスの50万円が出るというので、もちろんKOでフィニッシュしてボーナスをタイに持ち帰りたい」と子供のためにKOボーナスを獲得したいとモチベーションは高い。



1996年~日本で活躍し、KNOCK OUT・山口元気代表など、強豪日本人選手に勝ち続けたことで“日本人キラー”と呼ばれたランバー・ソムデートM16の愛弟子であるプンルアンは「自分のスタイルで戦え。パンチに注意しろ」と師匠からアドバイスを受けたという。「自分はどんな戦い方もできます。アグレッシブなスタイルでも戦えますし、テクニックを使った戦い方もできる選手だと自負しています。師匠が日本で激しい戦いをしてきたように、自分も同じような戦いをしたい」と自信満々の意気込みを語った。公開練習で強烈な打撃を見せたプンルアンはKNOCK OUT-REDライト級戦線でその実力を遺憾なく発揮し、インパクトを残す存在となるか。