「上がる舞台はKNOCK OUTですが、僕が見せたいのは……」
9・23「MAROOMS presents KNOCK OUT.57」の[KNOCK OUT-BLACKライト級/3分3R・延長1R]でREITO BRAVELYと対戦する乱牙。今年2月にNKB王者になったものの、4月の試合を最後に離脱して返上。今はフリーの乱牙だが、話を聞いてみると今もNKB愛に溢れていた!
──今回、負傷欠場の代打という形で、REITO BRAVELY選手との対戦となりました。初参戦のKNOCK OUTには、どういう印象がありますか?
乱牙 自分はキックを始めたのが5年ぐらい前だったんですけど、その時に「この舞台はすごいな」という憧れがあって。不可思選手とか鈴木千裕選手とか、憧れの選手がいる舞台で、そこに出場できるということで、とても光栄だなと思っています。
──そこに今回は急きょ乗り込むという形になったわけですが、そこについてはどんな気持ちですか?
乱牙 今回は代打ですけど。自分がいたNKBという団体は「倒すか倒されるか」をモットーにしている団体なので、それをそのまま、今回の試合で出せればなと思っています。
──しかも乱牙選手は今年2月にNKB王者になって、その後NKBから離れてフリーになって、今回はフリー第1戦ということですよね。その部分については?
乱牙 特には変わらないですね。応援に来てくれる人も変わらないですし。ただ今回、KNOCK OUTという新しい舞台に出るので、さっきも言った通り、見てる側の人にも「倒すか倒されるか」という試合をじっくりできればと思っています。
──元いたジムを離れて、今の練習環境はどうなっているんですか?
乱牙 今は自分の知り合いのジムとかで練習させてもらったりしています。
──今回の相手、REITO BRAVELY選手については、どういう印象ですか?
乱牙 高身長でリーチも長くて、やりづらいなと思うのと、キャリアもかなり上の選手なので、自分も元チャンピオンというところを、しっかり見せられる試合にしたいなと思っています。
──一番警戒する部分というと?
乱牙 左の攻撃全般ですかね。ストレート、ミドル、あと左ヒザも。
──特にこの試合に向けて、こういうところを磨いてきた、こういうところに重点を置いて練習してきたというところはどういうところでしょう?
乱牙 今、新しい環境でやっているんですが、その中でボクシングテクニックとか、蹴りとかも磨いています。
──2月に獲得したベルトは返上という形になりましたが、一度チャンピオンになったということで、気持ち的に変わった部分というのはありますか?
乱牙 それは……特にないですね。今までどおりの試合をするだけです。
──フリーになると、自分の評価で試合が組まれるかどうかが変わってくると思いますが、そこへの意欲というのは?
乱牙 本当に今回の試合がチャンスだと思ってるので、しっかり結果を残して、次も呼ばれるようにしたいなと思っています。それこそ何度も言いますが、「倒すか倒されるか」という試合をして、運営の方にもお客さんにも、また見たいと思われるような試合をしたいと思っています。とりあえず結果を残して、コンスタントに試合に出られるように頑張りたいです。
──フリーになっても、基本は「倒すか倒されるか」というところは代わらないんですね。
乱牙 それが自分らしさだと思ってるので。ただ、以前はちょっと雑に行くところがあったんですが、今はディフェンスとかボクシング・テクニックとかも学んで「ちょっとこの人、技術もあるな」というのを見てる側からも感じれるような試合にしたいなと思ってます。「倒すか倒されるか」も大事なんですけど、そこに至る試合内容を変えていきたいなと思ってます。
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
乱牙 もうNKBを抜けた分際でこんなこと言うことじゃないんですけど……上がる舞台はKNOCK OUTですけど、これがNKBの試合なんだというのをお客さんには感じ取ってほしいし、見てる人にも「NKBってどんなんだろう、気になるな、見に行きたいな」って思わせたいんですよね。
──最初からそうでしたが、すごい「NKB愛」を感じますね。
乱牙 はい、NKBは自分が一番お世話になった団体なので。
──今は離れても、間接的にでもNKBの力になりたいわけですね。
乱牙 はい。義理人情を大事にする団体なので。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
乱牙
所属:フリー 生年月日:1995年2月9日生 出身:岩手県 身長:175cm 戦績:12戦8勝3敗1分

