「地元にいてもスーパースターになれるということを、頑張っている子供たちに見せたい!」



9・23「MAROOMS presents KNOCK OUT.57」の[KNOCK OUT-BLACKライト級/3分3R・延長1R]で乱牙と対戦するREITO BRAVELY。当初予定されていたバズーカ巧樹戦はバズーカの負傷欠場でなくなったが、代わりに元NKB王者・乱牙と対戦することとなった。この相手にも余裕を見せるREITOが目論んでいるものとは?

──前回、7月のエイ・マムリンプートング戦は急遽の代打出場でしたが、今振り返るといかがですか?

REITO メチャクチャ強すぎです!(笑) もうそれだけですね。想定以上に強かったです。身長が高いとか、そういうのは想定内でしたけど、普通に強かったですね。

──一番強さを感じた部分はどこでしたか?

REITO やっぱり攻撃の重さが違いましたね。階級一つ上というのもあって、全体的に重たかったですね。今までで一番痛かったです。





──でも急きょの代役オファーで、一階級上の海外の強豪に挑んで、もちろん悔しいとは思いますが、大きな経験にもなったのでは?

REITO 確かに、悔しいですけど、いい経験できたなというのはありますね。

──それもあってというのかは分からないですが、元王者のバズーカ巧樹選手と対戦が組まれましたが、それもバズーカ選手の欠場でまたカード変更ということになりました。

REITO バズーカ選手とできないのは残念ですけど今はもう気持ちを切り替えて仕上げてきたので、別に問題はないです。

──その相手が乱牙選手になりました。印象は?

REITO 1回試合は見たんですけど、印象は別に……あんまりないですね。がむしゃらに来る感じというか、気持ちが強くてスタミナがある選手かなという、それぐらいです。

──では、特にここを警戒しないと、みたいなところも……。

REITO ないですね。バズーカ選手とやるって決まってから、バズーカ選手対策ばっかりしてきたんですけど、特に警戒するところはないですね。

──だとすると、REITO選手にとってこの試合のテーマはどういうところですか?

REITO この前のエイ戦からそうなんですけど、今回は今までとちょっと違う自分を見せていこうかなと思ってます。テーマは……「完封」ですね。ホントに差がありすぎたな、みたいな試合をして、ちょっと年末にアピールしようかなと思ってます。

──年末というと、代々木大会ですか?

REITO はい、代々木が今ちょっと目標になってますね。そこでバズーカ選手とやれたらいいなと思うので。

──なるほど。「今までと違うところ見せたい」というお話はエイ戦の前にもありましたが、改めて一番見せたいものというと?

REITO いつも通りのスタイルではあるんですけど、相手に近寄らせないで自分だけ打って、でまたそれをずっと繰り返すみたいな。相手が本当にもう心が折れるような、「もうコイツには攻撃が当たらないな」と思わせるような試合をしたいと思っています。

──最後はどう勝ちたいですか?

REITO 結局ここで勝たないと、代々木、代々木って言ってもたぶん実現しないので、今回も判定でも何でもいいので、勝ちに徹します。タイミングがあればKOを狙っていこうかなという感じです。

──地元のKODOの大会も11月にありますよね?

REITO はい。そこにも出場予定です。

──では、今回勝って11月にKODOに出場して、12月には代々木に乗り込むと。

REITO 自分の中ではそれが理想ですね。やっぱり東京での試合が多くなる中、地元でも応援してくれる人たちに試合を見せたいなという思いもあるので、基本的にはKODOも出たいなとは思ってます。

──今の理想で言えば、ここで勝って年末の代々木でバズーカ戦を再び実現させて、その先は?

REITO 別にバズーカ戦にこだわってるというわけじゃないんですけど、やっぱり一回ファンのみんなが見たいって言ってた試合がなくなって、ファンにも残念な思いをさせたと思うので、組まれるようになったらいいなと思います。そこからはKNOCK OUTの王座を狙いたいです。

──ライト級は層が厚くなってきてますしね。

REITO そうですね。KNOCK OUTにも最近いろんな選手が出てきてますけど、頭一つ抜けてる選手って見当たらないと思うんですよね。以前の那須川天心や武尊みたいな選手が、今はいないと思うので、そういう存在にになっていきたいです。

──大分を拠点にしながら、そういう選手になるのが理想?

REITO やっぱりそこが一番大事なのかなと思います。自分のジムにもジュニアクラスがあって、そこで頑張っている子たちも、自分とかが結果を残していけば、大分からでもそういう道があるんだという希望になると思うんですよね。自分が都会に行ってしまうと、「結局都会に行かないと強くなれない」「都会に行かないと有名になれない」というのが現実だということになってしまうと思うんですけど、自分が大分にいて頑張ることで、大分からでもトップスターになれるんだよというのを、夢のある少年たちに見せたいですね。

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

REITO 相手は変わりましたけど、やることは変わらないですし、7月のエイ戦からの2ヵ月ちょいで自分を見つめ直して作ったスタイルもあるので、そういうのを今回全部皆さんにお見せします。一からの自分を楽しみにしてほしいなと思います。

──分かりました。ありがとうございました!

プロフィール
REITO BRAVELYrn所属:BRAVELY GYM
生年月日:2000年6月29日生 出身:大分県別府市 身長:180cm 戦績:24戦13勝(6KO)6敗5分rnKOSスーパーフェザー級王者