「テクニックとスピードを生かして、圧倒的に勝ちます!」



10・12「MAROOMS presents KNOCK OUT.58」の[KNOCK OUT-BLACKバンタム級/3分3R・延長1R]で工藤“red”玲央と対戦する川端駿太。REBELSへの2度の出場を経て今回後楽園大会に初参戦を果たす川端は、ラストイヤーで気合いの入る工藤とどう戦おうとしているのか?

──川端選手は3月と7月に常葉でのREBELSで試合をして、今回初めて後楽園大会に参戦となりました。その2試合、3月の比嘉龍一戦と7月の前田翔太戦を振り返ると?

川端 とてもいい経験ができたなあと思っているのと、KNOCK OUTに慣れてきたなあという感じが一番強いですね。ルールもそうですし、KNOCK OUTってけっこう好戦的じゃないですか。組みのブレイクが早かったりとか、積極性が見てもらえる団体で、そこは他の団体と違った色があると思うんですけど、そこに慣れるのに、この2試合はとても大事だったなと、僕の中では思いますね。

──最初の比嘉戦は、その意味では悔しかったんじゃないですか?

川端 本当に悔しかったですね。落とせない試合だと思っていたので。2R目までは「次はこれで倒そう」という作戦まであったんですけど、そこがハマらなくて、比嘉選手の勢いにちょっと呑まれてしまいました。

──その反省を活かせたところが、前田戦のKOにつながった?

川端 それが一番大きかったと思いますね。あの試合から戦い方を変えたというか、相手選手の苦手な部分とか隙を見て、自分のどの武器だったら合うかなというのをセコンドと話すようになって、それがハマったのが前田選手戦でした。

──そのいい勝ち方が、今回、後楽園への抜擢につながりました。オファーを聞いた時はうれしかったのでは?

川端 いやもう、うれしかったですね。「やらせてください!」って、すぐに二つ返事でした。

──今回で14戦目になりますが、新日本キックの後楽園大会などでも試合してますよね。これまで、沖縄県外での試合ってどれぐらいあったんですか?

川端 僕は今までの13戦中、12戦は全部県外なんです。1戦だけ沖縄で、TENKAICHIのタイトルマッチだけやらせてもらったって感じですね。

──そうなんですね! それはなかなか珍しいですよね。

川端 そうですね、拠点は沖縄なんですけど、試合に関しては広島だったり東京だったりが多いので。沖縄で育ったというよりは、県外で場数を積ませてもらっている感じです。

──沖縄、広島、東京の他はどこでの試合があったんですか?

川端 あとは茨城もありますし、REBELSは福島ですし、あとは岡山とかもありました。だからもう、遠征しての試合は全然慣れてますね。

──そして今回は工藤“red”玲央選手です。工藤選手についてはどういう印象でしょうか。

川端 気持ちが強くて、やっぱりベテランという感じですね。ガンガン前に来るタイプの選手だなと思います。

──一番警戒するところは?

川端 思いきりがいい右のオーバーフックですかね。あれはもらったら怖いなと思います。あとベテランでいろんな経験を積んできてると思うので、そこも怖いなとは思いますね。

──工藤選手は、川端選手がREBELSで戦った2人とも戦っていますよね。前田選手には負けていて、比嘉選手には7月に1RKOで勝ちました。そのあたりはどう見ましたか?

川端 工藤選手のお話が来た時には「これで全部返せるぞ」と思いました。ただ工藤選手との相性とかスタイル的には、比嘉選手よりも僕の方が合っているのかなと思っています。

──どういう試合にして、どう勝ちたいと思っていますか?

川端 工藤選手がガンガン来る部分にはあまり付き合わずに、自分のスタイル貫き通せば勝てると思っています。自分のスタイルを貫き通して、あの大きいパンチにカウンターを合わせて倒してやろうかなと思ってますね。

──工藤選手はラストイヤーがスタートしたところで、それだけ気合いも入っていると思うんですが、そこについては?

川端 やっぱり覚悟を持って向かってきてくれると思うし、でも僕も沖縄からいろいろ背負って挑みますし、何回もあるチャンスじゃないと思っているので。僕もここは絶対獲りたいと思っているので、気持ちでも負けないつもりでいます。

──この試合の先については、どう考えていますか?

川端 今は正直この試合のことに集中していて、先はまだ考えてないんですけど、漠然と見えるのはやっぱりいい勝ち方をして、すぐまたKNOCK OUTさんに年内でも来年でも、すぐ呼んでもらえるような試合をしたいと思っています。

──工藤選手が相手だと、そういう試合もできそう?

川端 できそうですね。あっちもガンガン来てくれるので、絶対盛り上がる試合ができると思います。

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

川端 一番見てほしいのは、僕のテクニックとスピードですね。そこを生かして圧倒的に勝ちます。

──分かりました。ありがとうございました!

プロフィール
川端 駿太
所属:SHINE沖縄
生年月日:1998年6月23日生 出身:沖縄県那覇市 身長:163cmrn戦績:13戦5勝(1KO)6敗2分