「臨機応変な戦い方と、試合での気持ちを見てほしい!」
10・12「MAROOMS presents KNOCK OUT.58」の[KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級/3分3R・延長1R]で前田大尊と対戦する國元楓磨。プロ3戦3勝でKNOCK OUTに初参戦を果たし、レギュラーの前田との対戦でその実力が問われる國元は、この試合で何を見せようとしているのか?
──今回、KNOCK OUTには初出場ですが、イベントに対してはどういう印象がありますか?
國元 僕は小っちゃい頃から見ていたので、ずっと出たかった憧れの舞台ではありますね。不可思選手とか、好きな選手も出ていたので。最近もよく見るんですけど、子供の頃、見始めた頃の方が、印象あるかなという感じです。
──キックボクシングも子供の頃からやってたんですか?
國元 そうですね。もう3歳ぐらいからグローブを着けて、ミットを殴ったりしてました。空手からとかじゃなくて、もう最初からずっとキック一本です。
──親御さんが格闘技好きだったんですか?
國元 そうですね、親父が格闘技好きで、もう記憶がある頃には格闘技を始めてた感じですね。
──では、ジュニアとかアマチュアでは何試合ぐらい出たんですか?
國元 ジュニアは30戦ぐらいですね。20勝以上はしてたと思います。でも、ジュニアではタイトルは一回も獲ってないんですよ。
──そうなんですね。そこから去年の11月にプロデビューして、ここまで3戦無敗で来ていると。プロになってからはどうですか?
國元 だいぶ感覚も掴めてきました。アマチュアの時とはまた違う感じで楽しさもあって、バッチリって感じですね。調子がいいです。
──全勝で来れているのは、自分では何がいいと思っていますか?
國元 僕の中では日頃の練習もそうですし、作戦の通りに動けているかとか、戦いでの勘というかそういうところもあって勝ててるのかなと思います。
──今回は前田大尊選手との対戦になりました。印象は?
國元 前田選手は強いしテクニックもあるし、真面目で礼儀正しくて、メチャクチャいい選手やという印象ですね。
──一番強さを感じる部分は?
國元 オールラウンダーで、どんな状況でも戦えるし、バランスのいいところですかね。
──その前田選手に対して、自分としてはどういう試合をして、どう勝ちたいと思っていますか?
國元 やっぱ前田選手は強いので、みんな僕が負けると思われてると思うんですよ。僕の方が年下ですけど、試合ではみんな驚くような、ビックリさせるような試合をしたいと思ってます。
──どういうところでビックリさせたいですか?
國元 戦い方とか試合の決め方とかですね。前田選手もそうだと思うんですけど、僕も相手によって戦い方を変えますし、試合の中でも柔軟に変えられると思ってるので、そこはけっこう自信あります。
──では技術戦になる可能性が高いと思っている?
國元 そうですね。技術戦にもなるでしょうし、もちろん倒し合いにもなると思います。最後はやっぱり倒す以外ないですね。
──ここまでプロではまだKOはありませんが、倒す武器は磨いていますか?
國元 もちろんです。これまでの3戦は相手が全員大人やったんでやっぱり体の作りとかも差があったんですけど、この試合前にそこも十分克服できたので。倒すための一番の武器はタイミングですね。タイミングで倒そうと思ってます。
──今回が初の後楽園ホールでの試合ですよね。そこはどうですか?
國元 後楽園は格闘技の聖地というか、もう僕の中では後楽園と言えば格闘技みたいな感じがあったので、そういうところに出られるのもメチャクチャうれしいです。
──ここで勝ったらその先はどうしたいですか?
國元 ここで勝ったら、もちろんチャンピオンを目指してやっていきたいですね。KNOCK OUT-BLACKのスーパーバンタム級王座を狙いたいです。
──BLACKスーパーバンタム級は9月に森岡悠樹選手がチャンピオンになりました。REDと両方獲ったわけですが。
國元 その試合も見ました。チャンピオンはまだ、僕の実力では厳しいかなというところもありますけど、これから絶対強くなってベルトを奪うんで、覚悟しとけよって感じです。
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょうか?
國元 僕の気持ちと戦い方ですね。それが出る試合をするので。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
國元 楓磨
所属:大阪政拳会 生年月日:2007年6月30日生 出身:大阪府大阪市 身長:170cmrn戦績:3戦3勝

