10.12 KNOCK OUT.58｜公式計量・会見レポート

　

2025年10月12日（日）東京・後楽園ホールで開催される『MAROOMS presents KNOCK OUT.58』の前日計量が11日（土）13：30～都内にて行われた。

今大会ではメインイベント、セミファイナルでKNOCK OUT-REDライト級のカードが並び、メインで対戦する古村匡平（FURUMURA-GYM）、久井大夢（TEAM TAIMU）は共に62.45kgで計量をクリアーした。

会見で古村は「明日はこの中で俺が一番最強というのを証明するので、圧倒的な破壊力を見せます。楽しみにしていてください」と自信を見せ、久井は「今日までバッチリ仕上げてきたので、明日絶対勝ちます」とこちらも譲らない。

計量で見た相手の表情を見ての印象を聞かれると、古村は「若いながらもしっかりと華がある選手だし、スター選手だと思うんですが、明日はしっかり俺が倒してKNOCK OUTの顔になります」と言い、久井は「別に変わらないですね。古村選手も調子が良さそうなので明日楽しみです」と試合が待ち遠しいという。

古村のパワーvs久井のテクニック対決に見られることに関して、古村は「久井選手はテクニックもありますけど、やっぱり倒せる選手だと僕は思っています。でも圧倒的にこの4人の中で僕が一番攻撃力、破壊力が高いですし、当たれば誰でも失神するので、明日はしっかりとそれを見せて、ゴンナパーに勝てるのは俺しかいないというのをしっかり明日で証明します」と久井に勝って王者ゴンナパーとの再戦につなぎたいとする。

そして「ゴンナパーに勝つ方法というのは、僕は倒すしかないと思っています。あいつにポイントで勝つのは無理だと思うので、あいつを失神させることでしか、あいつに勝つのは無理なのかなと。この中で僕しか不可能なのかなと思うので、明日の試合でしっかり『古村ならゴンナパーを倒してKNOCK OUTにベルトを取り戻してくれるかもしれない』という希望を持たせるような試合を明日必ず俺がします」と力強く語った。

対する久井は「正直、勝つだけでいいなら僕は絶対（古村に）勝てると思っています。今回の試合も自分がベルトを巻くための試合じゃないけど、しっかりここを倒して勝って、年末ベルトを獲りたいと思ってます」と負けじと、古村に勝ってゴンナパー戦につなぎたいとした。

　また、セミファイナルで対戦する重森陽太（KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺）は62.45kg、小林司（Sports 24）は62.50kgで計量パス。

　重森は「明日はライト級が面白いといったところを見せられる大会にします。私はセミファイナルなので、そこで火を付けられるようにいい試合をしてメインにつなぎたいなと思います」といい、小林は「明日は元チャンピオンの重森選手と戦わせてもらうことを大変光栄に思います。恥じない試合をしたいです」とそれぞれが意気込みを語った。

　お互いの印象については、重森は「フェイスオフの時、相手のことをよく見ているんですけど、戦歴の割にすごく落ち着いているいい選手だな、というふうに感じました。気を引き締めて明日戦おうと思います」、小林は「やっぱりすごいオーラがあるなと思いました。でも明日は負けません。見ててください」と気合い十分のコメント。

　小林の現在のタイ人トレーナーは、重森が小学生の頃に教えていた先生だったというエピソードを聞かれた小林は「重森選手のことは下の名前で呼んでいて、結構知ってるみたいなんでいろいろ教えてもらってるんですけど、作戦はちょっと秘密で（笑）。信頼しているトレーナーなんで作戦通りに行きます」と多くは語らず。それを聞いた重森は「私もそのコーチのことをよく知っているので、そんなに別にマイナスではないのかなと。身長が大きくてヒジ、ヒザが大好きなコーチだったので、そのまま来たらちょっとベタすぎるなとは思ってますけど、そこを含めて楽しみにしてます」と攻略できるならしてみろ、と言わんばかり。

　今後の展望を聞かれた両者。重森は「12月30日のビッグマッチに出ることは私にとってマストです。必ず出なきゃいけない大会だと思っています。なのでそこにつながる試合は必要だと思っていて、大きな大会で私のようにムエタイテクニックをしっかり持って、他の選手とはひと味違う試合をできるのは私だけしかいないと思っています」と小林を倒して年末参戦をアピ―ルしたいという。

　小林も「12月30日は僕も出たいですし、勝ち方によっては、ということはあると思うんですけど、まずはしっかり重森選手に勝たないと先は見えないと思うので、明日の試合はしっかり勝ちに行きます」と目の前の試合に集中したいと話した。

▼第8試合　WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王座決定戦 3分5R 繁那（R.S-GYM）＝55.30kg 「久々に狩りに行ける立場だと思ってめちゃくちゃワクワクしてます。しかもベルトも付いてくるので、明日は見ててください。（ベルトへの想い）この日本特有の桜とかめっちゃ入ってるデザインなので、めっちゃカッコいいです。（3分5Rについて）僕も今でも10Rでも20Rでも戦える体力はあるんで、めっちゃ楽しみです。ちなみに5Rのタイトルマッチをやったんですけど、1Rで終わったのでフルラウンドの経験はないです。（最終的にどう勝ちたいか）アニメの主人公のように魅力的なプレイをして、人の目に惹かれるような勝ち方したいです。（アニメの主人公でイメージするものは？）孫悟空でしょう。アニメの中で僕が一番強いと思っているので、憧れです。そこからインスピレーションは常にもらっています。40歳、50歳になってもまだ孫悟空とか言ってると思います」

壱・センチャイジム（センチャイムエタイジム）＝55.10kg 「明日はWBCという現役中に絶対に挑戦したいと思っていたベルトのチャンスをいただいたので、明日は必ず1回のこのチャンスを逃さず勝ち取ります。（ベルトへの想い）やっぱりとても権威のあるベルトですし、僕はWBCジャパンでなく、もっとインターナショナル、ワールドチャンピオンに向けて練習を積み上げていきたいので、ここで満足せず、一戦一戦大事にやっていきます。（3分5Rについて）5R制のムエタイが最近なくなってきているので、もうやらないのかなと何となく思っていたんですけど、僕自身は5Rでやるムエタイが一番得意だと思っているので、しっかりここを獲って、ここで自分がWBCと縁がなくならないように一戦一戦大事に明日も勝ちます。（最終的にどう勝ちたいか）WBCムエタイということなので、KOならヒジかヒザ、それか5Rの判定で完封します。（アニメの主人公に例えると？）アニメは全く見ないんですけど、最近は娘の影響でアンパンマンをフルで見てるんで、明日はアンパンチを決めたいと思ってます

▼第7試合　スーパーファイト/KNOCK OUT-BLACKウェルター級 3分3R・延長1R 中島玲（KNOCK OUTクロスポイント渋谷/ハイブリッドアカデミー/KNOCK OUT-BLACKウェルター級王者）＝67.50kg 「明日は生まれ変わった俺を見せます。（明日の試合に向けて強化してきたこと）相手どうのこうのというよりかは、明日は全てにおいて自分が上回って勝ちます。（どういう勝ち方をしたいか）もちろんノックアウトで。パンチか？　それは明日楽しみにしていてください。（ジム移籍初戦になり、新しい環境での手応え）手応えはめちゃくちゃあります。こっちに出てきて、格闘技だけのことを考えてやっていて、本気になるにつれて、格闘技は一人で戦うけど、つくづくいろんな人に支えられているなというのはすごく感じるので、明日はちょっとパワーを足した自分を見せるので楽しみにしてほしいですね。（ここで勝って次の展望）先のこと考えるとやっぱり足元をすくわれるので。でも、自ずと自分が出ないといけない大会になる試合になります。（身体がビルドアップされているように見えたが）めっちゃ死ぬほど練習してるんで、体は嘘つかへんなっていう。それだけかな。練習本気でやったらパワーもつくしスピードもつくし、別にこういう特別な練習をしてるというよりかは、真剣に練習してるんで、それだけですね。（9月のKrushで同門の大谷翔司が負けたことを受けて）残念な試合結果に終わったんですけど、クロスポイントで一緒に練習させてもらうことになって、大谷選手の背中から学ぶことがいっぱいあって、自分はあの試合を見て火が付きましたね。俺がやったんでっていう。それだけです」

小川悠太（誠真会館所沢道場）＝67.45kg 「（明日の試合に向けて強化してきたこと）一応、元ボクサーの方なので、対策だけはある程度やってきました。（どういう勝ち方をしたいか）特に考えてないですね。成り行きで行こうかなと思います。（ここで勝って次の展望）特に考えてないですけど、まず明日勝ってから考えればいいかなと思っています。（記者会見の時に、勝てる確率じゃ10％と言っていたが、今は何％？）同じぐらいじゃないですか。（中島が0％だとの発言を受けて）特に何も思わないですけど」

▼第6試合　KNOCK OUT-BLACKバンタム級 3分3R・延長1R 工藤“red”玲央（TEAM TEPPEN）＝53.45kg 「すごい調子良いんで、明日は今までで一番いい試合をします。（どういう勝ち方をしたいか）全ラウンドを通して自分が取ったという感じでそのまま判定で勝ちます。（勝ってその先に見据えていること）正直、もう明日の試合のことだけを考えているので、とにかく絶対に勝つ。もうそれだけです」

川端駿太（SHINE沖縄）＝53.40kg 「明日はバチバチ盛り上げて、皆さんの印象に残るようないい試合をするので期待していてください。（どういう勝ち方をしたいか）明日はパンチで2ラウンド以内にKO勝ちします。（明日の大会で一番アピールしたいこと）テクニックとスピードを見てほしいですね」

▼第5試合　KNOCK OUT-BLACKバンタム級 3分3R・延長1R 柿﨑瑠（KNOCK OUTクロスポイント大泉）＝53.45kg 「明日は久々のKNOCK OUTの舞台なので楽しみたいと思っています。（どういう勝ち方をしたいか）早い段階で倒したいと思っています。（勝ってその先に見据えていること）いい勝ち方をして、また来年も呼ばれるように頑張りたいと思っています」

KING剛（ロイヤルキングス）＝53.05kg 「しっかり結果を出して次につなげたいと思います。（どういう勝ち方をしたいか）パンチで打ち合って倒したいと思います。（明日の大会で一番アピールしたいこと）パンチで殴り合っていくので、そこを見てもらいたいです」

▼第4試合　KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級 3分3R・延長1R 前田大尊（マイウェイジム）＝54.80kg 「前回の敗戦から4カ月ほどありまして、僕自身は本当に成長を感じておりますし、何よりも調子がとてもいいので、見てもらう皆さんには楽しみにしてほしいなと思います。（どういう勝ち方をしたいか）全局面で圧倒してKOで勝ちます。（勝ってその先に見据えていること）先日の試合で森岡（悠樹）君がベルトを取りましたけど、それに挑戦するにふさわしいと思われるような試合をしたいと思っています」

國元楓磨（大阪政拳会）＝54.80kg 「彼は真面目なので、しばき回して頭を柔らかくしたろうかなと思います。楽しみにしていてください。（どういう勝ち方をしたいか）心折れるまでパンチで殴り倒したいなと思います。（明日の大会で一番アピールしたいこと）気持ちですかね」

▼第3試合　KNOCK OUT-REDフェザー級 3分3R・延長1R 辰樹（Y'ZD GYM）＝57.45kg 「前回は初出場で古木（誠也）選手とやらせてもらえて、しょうもない負け方をしちゃったのですが、そんな僕を呼んでくれて山口代表、KNOCK OUT関係者の皆様、ありがとうございます。僕は前回BLACKで今回REDの試合なんですけど、REDでもしっかり打撃で倒していこうと思ってます。僕に注目してください。（どういう勝ち方をしたいか）僕はヒジも使えるんですけど、あえて打撃で倒していこうかなと思っています。（勝ってその先に見据えていること）僕はKNOCK OUT2回目なんですけど、本気でフェザー級のトップを取れると思っているので、前回の試合でその実力を見せる前に終わっちゃっているので、今回しっかり自分の実力を見せた上でしっかり勝って、またトップに向けての道のりを作っていきたいなと思っています」

“狂拳”迅（WIZARDキックボクシングジム）＝57.25kg 「このような挑戦できる舞台を作って下さったK-1関係者の皆様、そしてKNOCK OUT関係者の皆様、ありがとうございます。オープンフィンガーグローブでヒジありという危険なルールで戦えることに僕はワクワクしているので明日を楽しみにしてください。（どういう勝ち方をしたいか）ヒジで斬ります。（明日の大会で一番アピールしたいこと）全部」