「イケイケだったデビューの頃を思い出して、18歳の相手に勝ちます!」
10・26「KNOCK OUT REBELS SERIES.7」の[KNOCK OUT-BLACKバンタム級/3分3R]で龍希と対戦する比嘉龍一。3月のREBELS初参戦でKO勝利し、7月には後楽園の本戦に出場したが、工藤“red”玲央に1RKO負けを喫した比嘉。今回は若い龍希を相手にモチベーション高く臨んでいるという。その理由は?
──前回、7月の工藤“red”玲央戦は1RKO負けという結果でしたが、今振り返ると?
比嘉 勝ちに行きすぎたなという感じです。僕は「倒そう」という感覚だったので前に出たんですけど、周りからは「あそこまでいかなくてもよかったんじゃないか」「もっと自分の動きをしっかりすればよかったんじゃないか」と言われました。でも僕としては勝ちにいこうとしすぎて、ちょっと油断してしまったところで倒されたかなという感じで。
──では、後悔はない?
比嘉 倒そうとしていたことには後悔はないです。倒したいという気持ちが出過ぎて前のめりになって、逆にそれが仇になって倒されたっていう感じで。後悔はないけど、自分が試したかったことが出せなかったなと。僕の得意な技とかも全く出せなかったので、そこは反省点ですね。もうちょっと冷静になって戦ってもよかったんじゃないかとは思っています。
──相手が工藤選手だから余計にそうなったところもあった?
比嘉 そうですね。工藤選手もレジェンドというか、僕も昔から名前は知ってた、その選手にいい勝ち方をすれば次につながるかなという気持ちがあって、ちょっと前のめりになったかなと。
──初めて出場したKNOCK OUTの後楽園大会はどうでしたか?
比嘉 後楽園自体はかなり久しぶりで2回目だったんですけど、やっぱり格闘技の聖地なので、緊張感はありましたね。
──今回は龍希選手との一戦ですが、印象は?
比嘉 18歳でイケイケで、戦い方もアグレッシブでどんどん前に前に来るような選手という感じですね。今回、僕の中では3分3Rをしっかり戦おうと思っているので、倒しにいくよりも試合を楽しんで、その上で勝ちにいこうと思っています。
──そこには前回の反省もあるわけですね。
比嘉 ありますね。そこを練習でかなり改善したので、それを出せればいいかなと思います。
──今回は常葉のREBELS大会ですが、あの八角形リングは1回試合してみてどうですか?
比嘉 僕らのPREPARED GYMに六角形のケージがあるんですよ。普段それで練習しているので、やりやすいですね。だから僕の中では、普通の四角形のリングとどっちも大丈夫という感じです。
──キックジムでケージがあるのは珍しいですね。今後、KNOCK OUTは後楽園大会でも8月のように八角形リングの試合が増えそうなので、その利点は生かせそうですよね。
比嘉 しかもREBELSでタイトルが作られるという話も聞いたので、すごくモチベーションになりますね。REBELSも昔から出たかったイベントだったし、老沼隆斗選手とか、対戦したことのある選手も出てましたし。それに、あのREBELSのベルトがカッコいいなと思ってたので、昔からメッチャほしかったんです。だから今はREBELSのチャンピオンになって、またKNOCK OUTの本戦に上がれたら面白いなと思っていて。
──では今回はそのためにも、アピールできるような勝ち方をしないとですね。
比嘉 本当にしっかり勝たないとなと思います。相手は18歳だしイケイケだし、自分もデビュー戦を思い出してやりたいなと思っています。
──比嘉選手のデビュー戦も18歳とかだったんですか?
比嘉 僕はデビュー戦が15歳だったんです。高校1年生でした。だから、あの頃は僕もけっこうイケイケだったので、当時を思い出して、自分を見てるかのように戦いたいですね。
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
比嘉 今回は3分3Rしっかり戦うというテーマで、テクニックも見せつつ、相手を効かせて会場もYouTubeも沸く、みんなが見て面白いと思ってもらえるような試合をしたいと思っているので、そこを見てもらえればと思います。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
比嘉 龍一
所属:TEAM PREPARED 生年月日:1999年1月2日生 出身:福岡県糟屋郡粕屋町 身長:164cmrn戦績:14戦6勝(3KO)7敗1分rnDREAM GATEフライ級チャンピオン

