「強い意志が見える戦いに注目してほしい!」



10・26「KNOCK OUT REBELS SERIES.7」の[KNOCK OUT-REDフライ級/3分3R]でHARUと対戦する川口遵汰。中学を卒業して働きながらキックを続けているという、16歳の川口は、今回スタミナ面を強化してプロ2戦目に臨むという。その覚悟のほどはいかに?

──川口選手はREBELSに初参戦となりますが、KNOCK OUTにはどういう印象がありますか?

川口 規模が大きい大会で、いろんな強い選手がたくさんいる印象ですね。同じ階級の渡部蕾選手は気になっています。

──キックボクシングを始めたのはいつ頃だったんですか?

川口 小学3~4年生の時だったと思います。今、所属させてもらっているHOSOKAWAジムは空手も教えていて、年長あたりの頃から空手の指導もしてもらっていて。その中でキックボクシングにも興味を持ち出して、キックの方にも通い始めた感じですね。

──では、HOSOKAWAジムにはもう10年以上通ってるんですね。アマチュアの試合はどれぐらい出ましたか?

川口 40戦以上はしてるかと思います。負ける時もあれば勝つ時もあるという感じで、勝率は五分五分ぐらいでした。

──そこから今年プロデビューしたわけですが、プロになって気持ちとかいろんなところが変わりましたか?

川口 一つ一つの試合に対しての危機感とか、試合に向けた練習の姿勢がすごく変化したかなと思います。

──今のところプロではデビュー戦で勝って次戦で負けての1勝1敗。この2試合はどうでしたか?

川口 デビュー戦は自分が練習してきたことを出せて、想像どおりに勝てたんですけど、2戦目は技術もですけど、ちょっと体力面でも足りないところがたくさんあって、負けにつながった感じですね。

──そこからどう改善してきましたか?

川口 最近の練習だと、2戦目の改善点としてスタミナをつけるような練習をたくさんしてきました。そこは手応えがあります。

──今回はHARU選手との対戦ですが、印象は?

川口 スピードもパワーもけっこう優れていて、油断できない選手だなと思っています。パンチをもらったりしたら倒れる可能性があるので、しっかりガードをしながら警戒したいです。

──自分としてはどういう試合にして、どう勝ちたいと思っていますか?

川口 1Rから守りに入りすぎないようにして、3RまでHARU選手のことを追い詰めたいです。最後までスタミナを落とさないようにして圧倒したいですね。一番は、クリーンヒットでKOしたいです。

──プロになっての目標は?

川口 まずはJAPAN KICKBOXING INNOVATIONのランキングに入ることが今の目標です。KNOCK OUTでも後楽園ホールの大会に出てみたいなと思っています。今回の試合を逃さないで勝ち取って、まずは3勝以上を目指してます。

──今16歳ということですが、高校生ですか?

川口 高校には行かずに就職して、働いています。

──働きながら練習するのは大変では?

川口 けっこう環境の変化が大きくて、とても難しいことだと思います。中学生の時より時間の余裕がなくなったので、その少ない時間の使い方とか-、体調の管理の仕方とかは変わりましたね。逆に、周りの人に比べたら一日中体を動かしているので、自信にはつながっています。

──ちなみに職場の人たちは応援してくれていますか?

川口 はい。HOSOKAWAジムのスポンサーについていただいて、応援してもらっています。その期待にも応えたいです。

──では、最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょうか?

川口 まずは気持ちを出した試合にしたいです。相手とのスタミナの勝負だと自分の中では思っているので、心が折れてないという強い意志をが見えるような戦い方をしたいので、そこに注目してほしいです。

──分かりました。ありがとうございました!

プロフィール
川口 遵汰
所属:HOSOKAWAジム
生年月日:2009年7月15日生 出身:岩手県滝沢市 身長:165cmrn戦績:2戦1勝1敗