2025年12月30日(火)東京・国立代々木競技場 第二体育館で開催される『MAROOMS presents KNOCK OUT.60 ~K.O CLIMAX 2025~』の記者会見が11月11日(火)都内にて行われ、第一弾対戦カードが発表された。
KNOCK OUT-REDライト級タイトルマッチとして、王者ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)と挑戦者・久井大夢(TEAM TAIMU)の一戦が決定。
会見に出席した久井は「試合までしっかり仕上げてベルトを絶対に獲ります」と気合十分のコメント。
ゴンナパーはこれまでKNOCK OUTで3戦し、古村匡平、重森陽太、下地奏人といったトップファイターを次々と撃破しており、久井は「全体的に何でもできる選手だと思うんですけど、ヒジやパンチでも危ない部分はあると思っています」と警戒するが、「お父さんとミットの中で対策を立ててやっています。勝てる自信があるので、試合を楽しみにしてほしいですね。僕はKNOCK OUT全体もそうやし、格闘技界を背負っていく戦いを見せなあかんなと思っています」と自信を見せる。
会見途中には、久井自ら「僕の試合はメインですか?」とメインイベンターを務めたいという意思を見せ、「もしメインでやれたら、最高の勝ち方でKNOCK OUTを締めくくりたいなと思っています。自分は圧倒的に倒して勝つということしか言えないけど、ぜひメインでやらせてほしいです」とアピ―ルした。
なお、過去に2度勝利している龍聖が10月のGOATで久井を2度勝利しているロムイサーンに判定勝ちしているが「(龍聖は)きっちりダウンを取って勝ったのですごいなと思いましたが、正直、僕は周りの結果や発言は気にしていませんし、自分がどうやって強くなるかであったり、今回しっかり勝つことしか考えていません。自分が今回圧倒的に強くなって、KNOCK OUTを盛り上げていきたい」とした。
なお、会見を欠席したゴンナパーからは「誰が挑戦者として上がってきても負ける気はありませんので、マイペンライです」とのメッセージが読み上げられた。
▼KNOCK OUT-BLACK女子アトム級タイトルマッチ 3分3R・延長1R
Kiho(王者/KNOCK OUT GYM 調布)vs山田真子(挑戦者/GROOVY)
すでに決定しているKNOCK OUT-BLACK女子アトム級タイトルマッチで対戦する王者・Kiho(KNOCK OUT GYM 調布)と挑戦者の山田真子(GROOVY)が改めて会見に出席し、意気込みを語った。
Kihoは「胸を張ってチャンピオンと言えるようにしっかり勝って年越しをしたいと思います」と明確な内容で勝ちたいとし、山田は「今回は挑戦者になるので挑戦者らしく、1R目からガンガンいってやろうと思っています。ベルトが欲しいというよりは、絶対勝つという気持ちの方がデカいので、皆さんに楽しんでもらえる試合ができたら」とベルト獲得よりもKihoを倒したいと強調する。
9月の対戦結果を踏まえて今回どういう戦い、どういう勝ち方を見せたいかと聞かれると、Kihoは「圧倒的に勝つこと。気持ちはもちろんなんですけど、技術面でも差を見せられれば。判定までいくと自分もモヤモヤが晴れないと思うので、倒して勝ちたいなと思ってます」というと、山田は「倒して勝ちます」と狙うはKOのみ。
ベルトに対しての想いについて、Kihoは「今回はベルトうんぬんではないと思っています。とりあえず勝つことが一番だと思います」と勝つことに集中したいという。

対する山田も「今回はベルトよりも勝ちたいという気持ちが強い。前回の結果から、いろいろと自分と向き合う時間も結構あって、ベルトが欲しいという気持ちはありますが、勝ったら自ずとついてくるので、しっかりここは倒して勝とうと思っています」と熱い想いを語った。
▼初代KNOCK OUT-UNLIMITEDフェザー級王座決定戦 3分3R・延長1R
カルロス・モタ(ブラジル)vs有川直毅(K-PLACE)
・カルロス・モタ ※会見欠席のためにコメント代読
「今回の王座決定戦が決まり、とても嬉しく、そして興奮している。初戦でベルトを持った相手を倒して以降、私はすでにKNOCK OUTのチャンピオンのように感じている。今回、自分の全てを出し、UNLIMITEDフェザー級のベルトを持ち帰るつもりだ。有川、覚悟しておけ。お前が今まで見たことのないものをリングで見せよう。そして最後にファンのみんな間違いなく最高の試合になるから私の試合は瞬き厳禁で。12月30日を楽しみにしてくれ」
・有川直毅
「今回最高の舞台で最高の相手と戦えるということで、最高の刺激を、そしてベルトを持ち帰れるように楽しい試合をするので、注目してください。
(モタの印象)元UFCファイターということで、僕もMMAから来たんですけど、MMAの中で選手と目指す最高峰の舞台で戦っていたところで、そこはリスペクトしているんですけど、これはUNLIMITEDルールってことなので、僕のUNLIMITEDの適応の方が強いかなというところを見せたいなと思います。
(MMA選手同士の戦いになりが、MMAで対戦する意識とは違うか)MMAの時よりは、より打撃に特化できるかなと思うので、攻撃全てにおいて僕の方が上かなと思います。
(UNLIMITEDのトーナメントに出てMMAと似ているところと逆に違うなと思ったところ)やっぱりMMAと似たところは、MMAはタックルに行ってタックルのフェイントから打撃を当てるという方法が多いと思うんですけど、そこはすごい似てるなと。やっぱり一番違うのはUNLIMITEDだと結構ブレイクが早いなと。MMAだと抑え込んでポイントを取りにいく選手も多いと思うんですけど、UNLIMITEDだと抑え込んでからいかに攻撃的にポイントにもつながるような姿勢を取れるかっていうところがまた違うかなと思って、すごい面白いなと思いました。
(自分に合ってるルール?)僕のためのルールだと思っちゃったんで、もうちょっとタックルと打撃を混ぜられるように。この間はキックボクサーと戦ったんですけど、そこで打撃がある程度通じたなと思うので、その打撃と僕は意外とレスリングもできるので、そこを今回モタに見せたいなと思います。前回よりもこのルールに合った自分を見せられるか、それを楽しみにしていてください」
▼スーパーファイト/KNOCK OUT-REDバンタム級 3分3R・延長1R
乙津陸(KNOCK OUT クロスポイント大泉)vs星拓海(IDEAL GYM)
・乙津陸
「12月30日の大会はビッグマッチなので、出られて嬉しいです。
(対戦相手の印象)本当は今日向き合いたかったですけど、向き合ってないので印象は分からないですけど、試合を見た感じだと、テクニシャンみたいな感じです。
(どう勝ちたいか)いつもパンチだけと言われているので、今回は蹴りも使っていきたいなと思っています。
(王者対決に関して)相手の緑のチャンピオンベルトを欲しいなと前から思っていたので、今回、ぶっ壊して次に(WBCムエタイ日本)タイトルマッチに行けるような試合を12月にしたいなと思っています。
(保持しているベルトへの想い)このベルトは俺が絶対持っている方がこのKNOCK OUTの階級は絶対盛り上がると思うし、面白い試合を俺はできるんで、このベルトを欲しかったら、俺をぶっ倒さないと獲れないよというのを見せつけます」
・星拓海
「KNOCK OUTデビュー戦でチャンピオンとやるという形なので、僕がこのKNOCK OUTのバンタム級をしっかり荒らしていきたいと思います。
(対戦相手の印象)パワーがあって、すごく勢いのある選手だなと。チャンピオンなので強いのはすごい認めているんですけど、自分の強さをしっかり見せてしっかり勝ちたいと思います。
(王者対決に関して)KNOCK OUTデビュー戦なのでしっかり爪痕を残したいなと思っていて、相手もチャンピオンなので、相手も言っていた通り、ここ勝ってしっかりKNOCK OUTのレッドのベルトを狙っているので、ここをしっかり勝ちたいと思います。
(保持しているベルトへの想い)このベルトは、チャンピオン2人倒して獲ったベルトなんでそんな甘くはないかなと思ってるんだけど、乙津選手に勝てば、次にベルトを懸けて戦ってくれるのかなと思っているので、今回は絶対に勝ちます。
▼KNOCK OUT-RED -61.5kg契約 3分3R・延長1R
重森陽太(KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺)vsロムイーサン・TIGER REON(REON Fighting Sports Gym)
・重森陽太
「12月30日は2025年のKNOCK OUTの集大成のようなイベントになると思いますが、私にとってはこの大会が2026年の序章、チャンピオンに返り咲くためのスタートラインになるかなと思っておりますので、ぜひそういったところを楽しんでいただければと思います。
(対戦相手の印象)KNOCK OUTに出るようになってからすごく名前を聞くことになったんですけど、調べてみると、国内のトップどころの日本人選手と試合をしているところを拝見することができました。今回この一戦はとても私にとっていい戦いになるかなと思っています。
(どう勝ちたいか)上位互換のような、そんなことを証明できるような試合ができたら面白いかなと思っています。
(どういう試合を見せたいか)ロムイサーン選手は久井君に2回勝っているところが私の一番のメリット、美味しいところになると思います。誰に勝った選手だからその選手よりも私の方が上だとか、そういうのはちょっとあんまり信じてなく、格闘技って特に相性が出やすいじゃないですか。そこら辺はあんまり気にしないんですけど、もし私がロムイサーン選手の上位互換をその戦い方で上回ったら、それはそれで脅威になっちゃうんじゃないかなと思っています」
・ロムイサーン・TIGER REON
「今回このような試合を組んでいただきとても光栄ですし、嬉しく思います。12月30日は全力で試合に向かっていきたいと思います。
(対戦相手の印象)背が高く、キックがとても強いです。
(どう勝ちたいか)今ウェイトトレーニングを強化していて、パンチが速くなるようなトレーニングを進めています。当日は皆さんに楽しんでもらえるような試合にしたいです。
(どういう試合を見せたいか)楽しい試合をしたいという気持ちがあります。勝ちたいという気持ちもあり、あとは重森選手がどんな試合をしてくるかで、僕もそれに勝ったゲームを進めていくつもりです。
(前回の龍聖戦を振り返って)ヒジがあった方がとても戦いやすいのですが、龍聖戦ではキックルールだったので使えず、足がとても痛かったです」
▼KNOCK OUT-UNLIMITED -60.0kgトーナメント準決勝 第2試合 3分3R
平川蓮斗(和術慧⾈會 HEARTS)vsタン・フォン(中国/長沙鋭景ファイティングクラブ/CFP)
・平川蓮斗
「12月30日の相手は強敵のタン・フォン選手ということで、1R始まってからバチバチな殴り合いをして失神KOしたいと思います。
(どう勝ちたいか)ボクシングとレスリングが強いので、タックルを切ってパンチで殴り合いしていっぱい蹴りたいと思います。
(決勝戦で戦いたい相手)この前の試合を見た感じだと、新田選手はめちゃくちゃ強かったので、タックルしていっぱいヒザ蹴りを入れたいと思います。
・タン・フォン ※会見欠席のためにメッセージ
「私は一回戦突破に成功し、12月30日に開催されるKNOCK OUT-UNLIMITEDの準決勝に出場します。今回の優勝賞金は200万円と聞いています。4名の選手はみんな強者ばかりなので、前回にも増してさらに激しい戦いとなるでしょう。しかし、私は一回戦を勝ち抜いたことで大きな自信がつきました。次の準決勝に勝利して必ず決勝戦に進出できると信じています。ファンの皆さんには、必ずエキサイティングな試合をお見せしますので、ぜひ私を応援してください」
▼KNOCK OUT-UNLIMITED -60.0kgトーナメント準決勝 第1試合 3分3R
町田光(飯伏プロレス研究所)vs新田宗一朗(KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺)
・町田光 ※会見欠席のためにコメント代読
「強くて素晴らしいファイターたちが勝ち残ったこのトーナメント。僕は居合いパンチで制覇してみせます。今までのこの必殺技でたくさんのピンチを乗り越えてきました。今回もきっと乗り越えられるはず。俺は居合いパンチを信じている」
・新田宗一朗
「前回UNLIMITEDルールで初めて勝ったので、今回もうまく適応して町田さんとはキックボクサー同士なんですけど、自分が寝かして倒してやろうと思います。
(対戦相手の印象)昔のREBELS時代の町田選手の映像は見たことはありますが、最近の試合を見てなく、本当に打撃で来ると思うので打撃でやってもいいんですけど、やっぱりなるべくKOしたいので、倒していこうと思っています。
(決勝戦で戦いたい相手)ぶっちゃけどっちが相手でもいいんですけど、強いていうならタン・フォン選手に勝てるのは自分だけだと思っているので、決勝でやると思います。
(相手が得意とする居合いパンチについて)面白い技だなと思います。自分も真似をしたことがあります。逆居合いパンチ? ワンチャンあるかもしれませんが、それは言えないです。
<その他の対戦カード>

▼KNOCK OUT-BLACKウェルター級タイトルマッチ 3分3R・延長1R
中島玲(王者/KNOCK OUT クロスポイント渋谷/ハイブリッドアカデミー)
vs
ユリアン・ポズドニアコフ(挑戦者/ウクライナ)

▼KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級 3分3R
荒井幸太郎(SUCCEED GYM)
vs
滝澤直樹(Club TOSHI/GLION GYM)

▼KNOCK OUT-BLACKライト級 3分3R
隼大(Y'ZD GYM)
vs
栗野耕作(HAYATO GYM)※プロデビュー戦
<参戦決定相手>
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)※対戦相手・ルール・契約体重調整中
ぱんちゃん璃奈(フリー)※対戦相手・ルール・契約体重調整

