「すぐ後に試合が決まってるんですよね?ただでは終わらせないぞと」

 

 

11・15「MAROOMS presents KNOCK OUT.59」の[KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級/3分3R・延長1R]で高橋幸光と対戦する中島弘貴。前戦では漁鬼に敗れ、KNOCK OUTで初のタイトルのチャンスをものにできなかった中島。それから半年、旧知の高橋との「まさか」の対戦に思うこととは?

 

 

 

──5月の漁鬼戦以来、半年空きましたが、ダメージとかケガのためですか?

 

中島 いえ、そういうのは何もないです。5月の試合終わって、確か、1ヵ月半ぐらい休んでいて、またやり始めてという感じでした。

 

──漁鬼戦は暫定王座が懸かった試合で、残念な結果でしたが、今振り返ると?

 

中島 やっぱり負けると悔しいですね。長くやっていればそういう時もあるけど、やっぱり悔しいのは悔しいです。

 

──ちょっと動きが重いように見えました。コンディションがよくないのかなと思ったんですが……。

 

中島 周りからもちょいちょい、同じように言われるんですけど……あんまり覚えてないです(笑)。

 

──では、もちろん悔しかったのは確かだけど、もう過去のことという感じ?

 

中島 そうですね。もう終わったことなので、前を見るしかないです。

 

──今回は高橋幸光選手との試合になりました。高橋選手とは同じ頃にKrushに上がっていたと思いますが。

 

中島 そうですよね。彼は当時、確か63kgでやってたような。

 

──そうでした。

 

中島 同い年だというのは知ってたんですけど、階級が違ったので、試合をやることはないと思ってました。

 

──そこからけっこうな時間が経って、同じ階級で対戦することになったと。

 

中島 5月大会の前日計量の時は普通にしゃべってたんですよ。やっぱり、この歳で現役でやってる選手は少なくなってきてるので、何かいいなとは思ってたんですけど……。

 

──まさか試合をやることになるとは、と(笑)。今の高橋選手に関してはどんな印象ですか?

 

中島 映像を見たりしても、普通に強い選手だなという感じですね。今はプロレスもやっていて、それが関係あるか分からないですけど、乗ってる感じはありますね。

 

──以前からいろんなことをやる選手でしたが、プロレスを経て、その傾向が強くなってますよね。

 

中島 ああ、自由に戦ってる感じはしますね。でも、相手の動きに合わせちゃうと見せる試合はできないので、付き合わないようにしようと思ってます。自分のペースに持っていくようにしようかなと。

 

──では、基本的にやりたいことは今までの試合と変わらない?

 

中島 そうですね、試合でやることは同じです。リングの上で戦うというだけなので。

 

──前回の漁鬼戦も含めて、自分のペースに持っていける時とそうじゃない時の差が大きい感じがするんですが……。

 

中島 終わってみればそうだったな、というのはありますけど……あんまり考えないようにしてるので(笑)。まあ今までも、相手に合わせちゃうと、あんまりいい結果が出ない気がするので、やっぱり自分自身との戦いですね。

 

──前回はタイトルのチャンスでもありましたが、改めて今の目標は?

 

中島 もうとにかく、一戦一戦勝っていかないとって感じですかね。試合で勝てばすごく幸せなので、そのためにやってるというのもあります。

 

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

 

中島 何か相手は、自分と試合した後にももう試合が決まってるって聞いたんですけど。

 

──そうですね。約2週間後に他団体の試合が決まっています。あとプロレスの試合もあると思います。

 

中島 同い年だし、いまだに現役でやっていて、格闘技もプロレスもやっている選手なので、リスペクトも持ってるんですけど……やっぱり自分と試合してすぐに試合決まっているというので、タダでは終わらせないぞという感じですかね。

 

──しばらく出られなくしてやるぞというぐらい?

 

中島 いや! そこまではいかないですけど。高橋選手は知り合いだし、会えば話すので、あんまりそんな強くは……。

 

──分かりました(笑)。ありがとうございました!


プロフィール
中島 弘貴
所属:NEXT LEVEL渋谷
生年月日:1988年7月5日生
出身:東京都八王子市
身長:175cm
戦績:50戦31勝(19KO)19敗
第3代 Krush スーパー・ウェルター級王者