「格闘技で人生を変えたいという思いは負けません。打ち合いで楽しませます!」
11・15「MAROOMS presents KNOCK OUT.59」の[KNOCK OUT-BLACKフェザー級/3分3R・延長1R]でYOSHIHIROと対戦する慶伍。鹿児島の薩摩川内市からKNOCK OUTに初参戦する彼は、人生を変えるために格闘技に打ち込み始めたのだという。その経緯、そしてこの試合への思いとは?
──今回初参戦になりますが、KNOCK OUTにはどんなイメージがありますか?
慶伍 自分が格闘技を始める前からずっと見ていて、憧れてる舞台でもあったので、ずっと戦いたかった団体という感じです。古木誠也選手がすごいなと思って見ています。好きな選手ですね。
──同じ階級としても気になるところがある?
慶伍 僕自身、パンチで戦うのが好きで、古木選手もパンチで倒しているイメージが強いのでファイトスタイルとかを総合的に見て好きな選手という感じですね。
──今回対戦するYOSHIHIRO選手については、どんな印象ですか?
慶伍 前回もKOで倒してるのは見ていて。身長が僕より大きい選手なので、そこはちょっとやりづらそうだなとは思うんですけど、特にこれが武器という印象はなくて。倒すイメージしかないです。
──ここは警戒したいっていう点は?
慶伍 ヒザと、たまに来るハイキックぐらいですね。
──自分としては、どう攻めていきたいですか?
慶伍 距離を詰めてパンチで倒したいです。パンチもできますし、蹴り合いも負けないつもりではいますが、やっぱりパンチが得意なので、それで仕留めたいというのはありますね。
──今年プロデビューしていますが、目標は何かありますか?
慶伍 僕は地方の選手なので、スパーリングパートナーとかが東京とかに比べたら全然いなくて。地方選手ってあまり注目もされないし、ちょっとナメられがちな部分もあるので、地方からでも世界と戦っていける選手になりたくて、今ずっと頑張ってます。
──KNOCK OUTは今、地方の選手も増えていますし、勝っていけば大きなチャンスがある団体です。
慶伍 そうですね。今回もチャンスをもらったので、すごく気合いが入ってます。
──今は25歳ということですが、キックを始めたのはいつだったんですか?
慶伍 本格的にキックを始めてからは、まだ2年も経ってないですね。部活ではサッカーをやってたんですけど、小さい頃から格闘技が好きで。でも僕の地元の薩摩川内市には空手道場はとかあってもキックボクシングのジムがなくて。だから自分たちで道具を買って、友達と公園でひたすらスパーリングをやってました。
──そうなんですか!
慶伍 中3から格闘技が好きになって、休み時間とかヒマさえあれば友達同士で集まってやってましたね。高校に入ったらサッカーをしながら、休みの日に集まってやったりとか。でも僕が高校を途中でやめて、ちょっと道を外れちゃって。格闘技もそこで一回離れちゃったんですよ。
──写真を見ると立派な刺青が入っていたので、気になってはいました(笑)。
慶伍 ですよね(笑)。この刺青はその時にバーっと入れたんですけど、その時期に、いろんな人が周りから離れていって、どん底になって。その時に「何か変えないと」と考えていたら、ちょうど先輩から格闘技の誘いが来て。そこから格闘技に打ち込んだって感じですね。
──更生の手段としての格闘技だったんですね。
慶伍 はい。社会人になってもずっとフラフラしてて遊んでたんですけど、もう何か、「このままじゃダメだ」と思って格闘技に打ち込みました。ジムは最初はパーソナルジムだったんですけど、紹介されて行っていたら、今のトレーナーさんから「試合に出したい」と言われてアマチュアの試合に出て、そこからプロの道につながりました。
──アマチュアは何試合しましたか?
慶伍 8試合して、6勝1敗1分けでした。それでプロになってからは1勝1敗1分けです。
──プロになってからは、アマチュアの時とは違いましたか?
慶伍 やっぱり違いますね。周りもプロなのでレベルも違うし、あとは意識的な問題ですね。今はプロとしての見られ方を意識しながらやっていて、そこが一番変わったと思います。今はスポンサーの方もいて、応援してもらっている方々も増えたので、その方々に対して結果で恩返しをしたいという気持ちが一番強いです。そのために毎日練習してるという感じですね、今は。
──では本当に、ここで成功しないとという気持ちが強いですよね。
慶伍 そうですね。格闘技を通じていろんな仲間も増えて、スポンサーさんもけっこう増えてサポートしてもらっているので。格闘技で人生を変えたいという思いは誰よりも強い自信はありますね。今回のチャンスにも、自分の中ではかけている思いが強いです。
──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
慶伍 僕は打ち合いが好きで、見ているお客さんを盛り上げたいという思いが強いんです。勝ち負けも大事ですけど、一番はやっぱり僕の試合を見て楽しんでくれるのが一番だと思っているので、そこに注目して見てほしいですね。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
慶伍
所属:FIGHT B GYM
生年月日:2000年10月16日生
出身:鹿児島県薩摩川内市
身長:168cm
戦績:3戦1勝(1KO)1敗1分

