2025年11月15日(土)東京・後楽園ホールで開催される『MAROOMS presents KNOCK OUT.59』の前日計量・会見が14日(金)13:30~都内にて行われた。

 

 メインイベントの[KNOCK OUT-RED -61.5kg契約/3分3R延長1R]で対戦するKNOCK OUT-BLACKライト級王者・大沢文也(ザウルスプロモーション)は61.45kg、元ルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級王者ゲーオガンワーン・ソー.アムヌワイデッー(タイ)は61.30kgで計量を一発クリアーし、あとは試合のゴングを待つのみとなった。

 会見に出席した大沢は「今はいつもよりちょっと緊張というか、恐怖心がいつもよりあるかなという感じなんですけど、明日に向けて結構練習してきたので、いろんな僕のスタイルが見せられると思います。そこをしっかり出して勝ちたい」と、ヒジありルールの試合は2010年7月の『REBELS-EX』以来となるため恐怖心はあるが、自信を見せる。

 ムエタイルールへの対策については「そこまで対策はしてなくて、見据えている先がもっとさらに上なんで。それこそ久井大夢との試合を見据えて練習してきて、サウスポーでずっと練習してきました」と今回は久井戦に向けての通過点に過ぎないとする。

 会見冒頭で山口元気代表は「メインで大沢選手が会場を静かにさせる試合になるのではないか」と期待(?)するコメントを出しており、大沢は「シーンとなる確率は80%くらいです(苦笑)。だけど、KO賞は50万円ですよね? 山口さんちょっとお願いがあるんですけど、次からベスト塩試合賞を作ってもらえたら嬉しいなと。そしたら、僕が絶対50万を取れるんで。毎試合、ファンやKNOCK OUTスタッフが選ぶ塩試合賞を作ってください」と無茶な要望を挙げる。

「僕は自分のスタイルを変えないです。いつも通り、素人には分からず玄人にしか分からない、しっかりとした格闘技を見せて勝ちます」と玄人好みの試合をして勝つと宣言。

 12月30日には恒例のKNOCK OUTビッグマッチ開催が決定しており、「明日の試合だけに集中しているのですが、もちろん12月30日に向けてこの試合は絶対に落とせないので、この試合でしっかり勝って年末はUNLIMITEDルールで2025年を締めたいと思っています」と連続参戦をアピールした。

 一方、ゲーオガンワーンは「いつもと同じく少し緊張していますけれども、明日はベストを尽くしてタイに勝利を持ち帰りたいと思います」とコメント。

 明日見せたい技を聞かれると「絶対に勝つためにパンチ、キックの両方に力を入れて練習してきました」といい、大沢の発言を受けて「自分に勝つのは難しいと思います。ムエタイの技を習得するというのは非常に長い時間がかかります。簡単なことではありませんので、ぜひともいい準備をして臨んでもらいたいと思います」と大沢撃破に自信満々。

 8月大会で1RKOしている軍司泰斗がリベンジを狙っていることを聞かれると「もう一度軍司と対戦することがあれば、すごく面白い試合になると思います。軍司は僕にリベンジしたいという気持ちがあるようですが、この前よりも早いタイミングで自分が勝てるんじゃないかなと思っています」と返り討ちを予告している。

 


セミファイナル[KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級/3分3R延長1R]で対戦する軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)は59.85kg、セーンサックグン・オー.カムイン(タイ)は59.75kgで計量をクリアー。

 8月大会でゲーオガンワーンに1RKO負けしている軍司は「今回は復帰戦という形なので、しっかり自分らしい試合をして、最後はKOで勝ちます」とKOで復活したいという。

 再びムエタイ選手との試合となり、「前回はヒジで負けてしまったので、今回も絶対狙ってくると思っていて、ずっと練習はしてるので、明日はヒジへの対策がどうなるか、みんなに見てほしいなという感じです」とヒジ対策は万全な様子。

 12月30日のKNOCK OUTビッグマッチに向けては「12月のことも考えてますけど、今回の試合は絶対落とせない試合だと思っているので、明日の相手だけに集中して勝ちに徹したい」とした。

 対するセーンサックグンは「少し緊張していますが、心配することがないぐらい心の準備が整っています。明日は左のキックと左のヒジをお見せします。本日は私の誕生日です。明日は勝利をタイに持って帰って、KOボーナスを取って私の誕生日プレゼントにします」とKOボーナス獲得に向けてモチベーションが高い様子を見せていた。

 

▼第7試合 スーパーファイト KNOCK OUT-BLACKウェルター級 3分3R延長1R
・漁鬼(SHINE沖縄)=67.40kg
「最近KNOCK OUTガールズに推しができたので、KNOCK OUTガールズにカッコいいところを見せようかなと思っています。
(計量後のフェイスオフで相手に対して感じたこと)結構気合いが入っていて、本当に殴りかかってこないか心配でした。
(明日KNOCK OUTガールズの推しにどんな姿を一番見せたいか)もちろんKOで勝とうと思っていて、どういう倒し方かは格好良ければいいかなと思って、そういう勝ち方をしたいです。
(グランホはローキックのチャンピオンということで逆にローで蹴り倒したいプランはあるか)ローキックで倒したいとかは思わないんですけど、ローキックに合わせてパンツで倒したいと思っています。明日は相手のローキックに合わせてパンチで倒します」

・ペドロ・グランホ(スペイン/ワールド極真会館)=67.05kg
「こんにちは日本の皆さん! 日本の皆さん、まずはこちらに呼んでくれて、どうもありがとうございます。今回、この戦いのためにしっかりと準備をして、後楽園ホールという伝説の場所、そしてこの日本の皆さんに自分の戦いをしっかりと見せるために準備をしてきたので、ぜひ皆さん応援してください。
(計量後のフェイスオフで相手に対して感じたこと)戦いの前にライバルの話をするのは好きではありません。私は常にリングの上で拳を交えて、ライバルと会話することが全てだと思っています。まずはしっかりと明日に向けての準備を行いたいと思います。
(ローキックの大会に出たことについて)私はローキックのチャンピオンです。明日の戦いはローキックだけではないものをもちろん私は鍛えておりますので、そちらに関しては明日の戦いの中でお見せできると思います。
(戦う上での極真の精神とは?)私としては、魂として感じている大事な部分を鍛えるものだと考えております。全ての格闘のベースとも自分は考えていますので、毎日、空手というものを通して格闘技というものを学び、そこに魂を乗せていくことが大切になってくる、というのが自分の考えです」

 

▼第6試合 KNOCK OUT-RED -61.0kg契約 3分3R延長1R
・プンルアン・バーンランバー(タイ)=60.70kg
「明日は全力で戦うつもりです。勝利をタイに持ち帰りたいと思います。
(計量後のフェイスオフで相手に対して感じたこと)僕は大丈夫だと思っています。明日お会いしましょう」

・秋田巴琉(キング・ムエ)=60.85kg
「明日は16歳の僕がプンルアン選手を圧倒して、キング・ムエの強さを見せつけます。
(計量後のフェイスオフで相手に対して感じたこと)すごくいい顔しているなという感じですけど、明日は普通に僕が勝つと思います。
(アピールしたいこと)こんな強い16歳がいるんだな、というところを観客の皆さんには覚えて帰っていただきたいと思っています」

 

▼第5試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級 3分3R延長1R
・中島弘貴(NEXT LEVEL渋谷)=70.0kg
「だんだん同い年の選手が少なくなってきているんですけど、明日は同世代の高橋選手といい試合を見せたいと思います。
(計量後のフェイスオフで相手に対して感じたこと)調子良さそうだなという感じでした。目は合わせないようにしているので、特に意味はないです。
(お互いに長くキック界を牽引してきて相手をどういうふうに見てきたか)昔から同じ大会に出てるんですけど、階級が違うのでやることはないと思ったんですけど、階級が同じになり、しかも同い年ということで、いい試合を見せたいと思ってます。
(今後のキャリアはどういうふうに進めていきたいか)決まった試合をクリアしていけば、先が見えてくるかなという感じです」

 

▼第4試合 KNOCK OUT-BLACK -56.0kg契約 3分3R延長1R
・福田拓海(KNOCK OUT クロスポイント大泉)=55.90kg
「 前回のタイトルマッチから負けて今回は復帰戦なので、進化した姿をいろんな方に見ていただきたいなと思っています。
(どういう勝ち方を見せたいか)森岡悠樹選手が振り向いてくれる、衝撃KOで終わらせます。
(勝って次に見据えていること)明日はKNOCK OUTのリングを教えてやりたいと思ってますし、もちろん俺もMVPを狙って戦っていきたいなと。今後はとりあえず、森岡選手を目標に直近でやられてるので、すぐに再戦は難しいとは思うんですけど、振り向いてくれる試合を俺はするので楽しみにしてほしいなと思います」

・河野直次郎(CLIMB GYM)=55.80kg
「明日はいろんな意味で爪跡を残して帰りたいと思います。
(どういう勝ち方を見せたいか)今直近7試合でKO決着なので、今回もKOで終わると思います。
(アピ―ルしたいこと)ここを見てというのはないんですけど、試合を見てもらえば分かると思うので、しっかり試合を見てくださいという感じです。
(計量で見せたCのポーズの意味)DJ CHARIさんのCで、CLIMB GYMのCでもあるかなと思ってやらせていただきました」

 

▼第3試合 KNOCK OUT-REDフェザー級 3分3R延長1R
・祐輝(OU-BU GYM)=57.25kg
「竹内選手はコンパクトで強い相手だなと思っているので、自分の中では通過点なんですけど、しっかり勝って次につなげたいと思います。
(どういう勝ち方を見せたいか)竹内選手はコンパクトな戦い方で、他団体のベルトを何本か持たれていて、試合を見て気持ちの強い選手だなと個人的に思っているので、KNOCK OUTらしい試合をした上で最後にKOできるかというのが俺の今回の課題かなと思うので頑張ります。
(勝って次に見据えていること)KNOCK OUTには6月から出て、毎月試合をしてきました。UNLIMITEDルールで負けちゃったんですけど、5月の判定負け以外は4戦4勝1RKOで勝っていて、KNOCK OUTに呼ばれるということは、そういうことが求められている舞台だと思ってるので、もちろん判定なんかは一切狙ってないです。俺は8月に小笠原瑛作選手に勝手に喧嘩を売っちゃったんですけど、正直、小笠原選手が一番フェザー級のREDで強いと思っています。あとは誰が来ようが、1R、2R、3RKOで勝てるような選手になりたいなと思うので、その覚悟を今回の試合で見せられたらなと思います。
(ドジャースの山本由伸投手のTシャツを着ている理由)自分はドジャースの大ファンで、勝手にドジャースを応援させてもらってるんですけど、山本投手ってあだ名がヨシって言うんですけど、僕は昔、あだ名がヨシだったので、ちょっと共感を持っています。メジャーリーガーの中でも山本投手は小柄で、僕もフェザー級の中では小柄なタイプで試合をやらせてもらってるんですけど、山本投手は体格が小さくてもダイナミックなピッチングを見せるので、自分もそういうふうな戦い方を見せて、もちろんMVPを狙います。メインとセミで素晴らしい選手が2人いるので、そっちには勝てるか分からないですけど、それ以上のインパクトを残せるように明日はMVPを狙ってます」

・竹内賢一(Ten Clover Gym 世田谷)=57.40kg
「今KNOCK OUT-REDのフェザー級戦線は瑛作選手が返上して王座空位ですが、次に僕が巻きたいと思っているので、とりあえず明日は必ず結果を出します。
(どういう勝ち方を見せたいか)相手の祐輝選手は1Rからすごいガンガン前に来てくれて、気持ちのいい選手だと思っているので、いい試合になるのは間違いないなと。オープンフィンガーグローブのムエタイの自分をまだみんなは見たことないと思うので、明日は新しい自分を見せる、そういう試合をします。
(アピ―ルしたいこと)KNOCK OUTに参戦したのは4年前といっても、多分、僕のことを誰も覚えていないと思います。当時、安本(晴翔)チャンピオンに負けていて、そういう過去とかも全部捨ててきましたけど、明日は“こいつベルトいけるな”と思われるような試合を見せたいと思います。

 

▼第2試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級 3分3R延長1R
・力斗(TEAM PREPARED)=64.95kg
「今回は相手対策というより自分を磨いてきたので、KNOCK OUTの大会らしいKOを必ずお見せします。
(どういう勝ち方を見せたいか)自分は蹴りも得意なので、足で倒すとしたら相手の足を折る。パンチで倒すとしたら、当たれば全ての技で倒れるので、そのつもりで思いっきり殴ったり蹴ったりしに行きます。
(勝って次に見据えていること)スーパーライト級のチャンピオンが鈴木千裕選手なので、振り向いてくれるような足を折るか、失神させるかのKOで終わらせたいと思います」

・井上舜矢(フリー)=64.70kg
「熊本から来ました。この試合が決まって、ずっと追い込んで死ぬ気で練習してきたので、絶対に勝ちます。
(どういう勝ち方を見せたいか)対戦相手の力斗選手は攻撃力がとても高くて強い選手だと思うんですけど、僕も攻撃力は負けてないので、攻撃力で上回って必ずKOして勝ちたいと思ってます。
(アピ―ルしたいこと)今回初めてKNOCK OUTに出させてもらうんですけど、僕は本当に自分の攻撃力に自信があって、パンチで倒すにしても他の人じゃ見られない倒し方をしようと思っています」

 

▼第1試合 KNOCK OUT-BLACKフェザー級 3分3R
YOSHIHIRO(teamYU-TO)=57.25kg
慶伍(FIGHT B _GYM)=57.30kg