2025年12月30日(火)東京・国立代々木競技場 第二体育館で開催される『MAROOMS presents KNOCK OUT.60 ~K.O CLIMAX 2025~』の記者会見が11月11日(火)都内にて行われ、追加対戦カードが発表された。

11月15日に東京・後楽園ホールで開催された『MAROOMS presents KNOCK OUT.59』のリング上で発表されたカード[KNOCK OUT-BLACK-59.0kg契約/3分3R・延長1R]、龍聖(BRAID)と玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)の両者が揃って会見に出席し、改めて意気込みを語った。

龍聖は「ライオンがウサギを狩るような、そんな試合をしたいと思います」とレベルの差を見せつけたいという。相手の印象を聞かれると「激闘派」といい、「試合展開がどうなるか分からないですけど、スマートに終わってしまうかもしれないですし、ガチャガチャとなる展開もあるかもしれないですし。どちらの展開になってもしっかり準備をして、体を100%作ることができれば心配はない」とどんな展開になっても問題ない様子。
玖村はK-1を主戦場にしてきた選手だが「僕はあまりそういうところを意識していません。玖村選手はK-1というイメージはあるけど、団体は違うけど、目指すものは一緒ですし、団体の壁みたいなのが僕は好きではないし、対抗戦だとかそういう意識は全くない」とK-1選手と対戦する意識はないと話す。
K-1で玖村に2度勝利している軍司泰斗と練習をしている龍聖だが「軍司君とはスタイルも違いますし、ルールも違いますし、僕らしい試合を見せるだけ。軍司君が勝っているというのはあまり意識してないですね。僕らしい試合をして2025年をKOで締めたい」とした。

一方、KNOCK OUT3度目の参戦となる玖村は「前回KNOCK OUTで勝利して2戦目でこうやって龍聖選手と戦えることに感謝して、全力で年末に熱い試合をしたいと思います」と気合十分。
龍聖の印象については「今のキックボクシングを体現しているというか、攻撃もディフェンスも全てできて、倒すこともできるし、穴のない選手かなと思っています。僕は穴だったりムラのある選手なので、普通にやれば厳しい試合にはなると思うので、僕の気持ちを見せて楽しんでいきたい」と警戒コメント。
KNOCK OUTを代表する龍聖と3度目の参戦となることは「まずはKNOCK OUTでフェザー級のベルトを取って、その先に龍聖選手と戦う道が見えてくるのかなと思ってましたが、まさかこんなに早く戦うことになると思っていませんでした。KNOCK OUTを盛り上げられるチャンスだと思うし、KNOCK OUTの顔の龍星選手を倒して僕がかき回していきたい。僕が普通に戦っても面白くないと思うし、せっかく年末なので激闘に持っていけるような熱い試合をしたい」と激闘を予告した。

▼KNOCK OUT-REDフェザー級 3分3R・延長1R
“狂拳”迅(WIZARDキックボクシングジム)vs皆川裕哉(KICK BOX)

・“狂拳”迅
「試合を組んだことを後悔させないようにしっかり仕事をしたいと思います。
(対戦相手の印象)何の特徴もない選手かなと思います。
(前回の試合で最高とのアピ―ルがあったが、どのあたりを最高と感じたか)ケガが続いていてなかなか試合ができず、負けていて復帰戦というのもあったので、久々に倒した感覚が最高でした。
(オープンフィンガーグローブで試合をやってみた感想は?)最高でした」

・皆川裕哉
「12月のこの大きな興行に出られることを大変嬉しく思っています。知名度は他の選手にも劣る部分はあると思いますが、10年のキャリアを全力で試合でお見せできると思います。
(対戦相手の印象)リングネームは狂拳ですけど、狂拳ってこともないのかなと。蹴りの上手い選手かなと思います。
(今まで考えたこともない対戦相手が用意されたことに関して)対戦相手もそうですが、オープンフィンガーグローブ自体も初めてなので、そこの部分は難しいかなとは思いますが、その新鮮さも楽しみながら練習できているのですごく楽しみです。
(以前、ジャパンキックから勇成が出て結果は残せてないことを受けて)ジャパンキックにも本当に恩がありますし、そこの部分でしっかりと結果を出して説得力のある感謝を伝えたいです」

▼KNOCK OUT-UNLIMITED -77.0kg契約 3分3R
宮原 穣(KWU SENSHI JAPAN)vsスパイク・カーライル(Naughty House)

・宮原 穣(KWU SENSHI JAPAN)
「強い相手と戦うという意味では気合が入ってますし、日本で初めてプロの試合をするので、近くの人やお世話になっている人にいい試合を見せたいという意味で張り切ってます。
(UNLIMITEDルールに対してどんな印象を持っているか)このルールは自分が前に出ていたカラテコンバットとほぼ同じようなルールで、自分的には好きなルールで、本当に激しい打ち合いがメインの内容になると思うので、本当に見ている人にとっても、やる方にも刺激的なルールだなと思っています。
(相手のスタイルの印象)アグレッションだなという印象しかないというか、カーライル選手はいろんな舞台で活躍しているので、強いと思うんですけど、特にファイトスタイルに関しては思うことはないですね。
(今回は八角形のリングで自身のスキルがどう適応するか)あんまり気にしていなくて、試合するところの周りにロープがあるというようなイメージです。今までの経験が活きるとかは考えていないです」
・スパイク・カーライル(Naughty House)
「今回すごく楽しみにしてます。制限のないルール、制限のないバイオレンス。それを見せられると思います。また新しいルールなんですけども、私のこのMMAのスタイルにとってはすごくこっちの方がいいんじゃないかと思います。ペースとか気にせずにどんどん攻められるので、楽しみにしてます。
(UNLIMITEDルールに対してどんな印象を持っているか)宮原さんが言ったように、私はカラテコンバットと同じルールではないと思う。このルールでは、サッカーキックだったり、膝を顔面に落とすこともできるし、どんな形であれ終わらすことになると思います。
(相手のスタイルの印象)極真空手ベースのアップライトな、プレッシャーのある良いスタイルだと思います。ただ、これは打撃戦だけではないので、テイクダウンやパウンドもあるルールでの試合なので、このルールにとってはあまり良くはないんじゃないかなと思います」

▼KNOCK OUT-UNLIMITED -61.5kg契約 3分3R
大雅(TRY HARD GYM)vsプンルアン・バーンランバー(タイ)
・大雅(TRY HARD GYM)
「今回、KNOCK OUTに初めて出させてもらいます。今回のルールは初めてすが、今一番強い自分を見せるルールだと思っていますし、相手もすごい激しい試合をするので、バチバチなしっかり会場を盛り上がる試合ができたらいいなと思います。KNOCK OUTは素晴らしい格闘技の1つだと思っています。
(UNLIMITEDルールに対してどんな印象を持っているか)今の自分にすごい合ってるというか、MMAをやっていく上で自分のスタイルを作るにはすごいちょうどいいルールだなと思いました。
(相手はムエタイの選手ということで立ち技だけでできると思うが、グラウンドまで行きたいか)今MMAもやってるので、そういう流れも来ると思うし、基本お互いにスタイルが同じなので、そのぶつかり合いになるのかなと思っています。
(UNLIMITEDルールで試合をした選手は近くにるか)横浜グランドスラムの前田壮吉選手がいます。細かいところまで分かっていないので、ちょっと聞いてみたいなと思います。やっぱり、打撃の勝負になり、そこで向こうもすぐ打ち合ってくると思うのでしっかり差を見せたいと思います」
・プンルアン・バーンランバー(タイ)※会見欠席
「前回の試合はKO勝ちできてうれしいです。連敗脱出できてよかったです。素晴らしい格闘技イベントの1つだと思っています。継続して参戦していきたいです。12月30日は精一杯やりますが、新しいルールになるのでドキドキしています。自分の新たな経験になる戦いです。彼のことは知りませんでした。これから試合に向けて研究します。KO勝ちして結果を出せるようにやるだけです。最高の結果を見せられるように精一杯頑張ります。最高のKO勝ちをします!」
<決定対戦カード>

▼KNOCK OUT-RED女子-48.0kg契約 3分3R・延長1R
ぱんちゃん璃奈(フリー)
vs
サネーガーム・サックチャムニ(タイ)

▼KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級 3分3R・延長1R
前田大尊(マイウェイジム)
vs
川野龍輝(KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺)

