「あとは『脱力』を掴むだけ。前回以上の動きを見てほしいです!」
11・30「KNOCK OUT REBELS SERIES.8」の[KNOCK OUT-BLACK 女子ライトフライ級/3分3R]で恵音と対戦する堀田優月。10月のREBELS初参戦では持ち前の攻撃力を発揮して判定勝ちを収めた堀田は、常葉での連戦で前回以上にいい動きを見せようと意気込んでいるという。そこにある思いとは?
──前回、10月のRUI・JANJIRA戦は、今振り返るといかがですか?
堀田 過去イチ、動きがよかったと思います。けっこういろんな人にも褒められたりして、自分の中でも納得がいった試合でした。
──出したかったこともいろいろ出せたんですか?
堀田 練習してたことも出せたし、落ち着いてたので、セコンドから急に言われたこともできました。メチャクチャよかったと思います。
──では、今後にもつながるいい手応えをつかんだという感じですか?
堀田 そうですね。あの試合で自分の戦い方が身についたというか、その後の練習でもその動きができるようになったので、次の試合もそういう風に戦えるかなと思ってます。
──具体的にこういうところがよかったというのは?
堀田 いつもの試合とか練習だと、パンチがメインになってしまうんですけど、前回の試合は蹴りがけっこう出せて、蹴りからのパンチ、パンチからの蹴りという感じでつなぐことができたので、印象もよくなったかなと思ってます。
──今回は常葉での連戦で、恵音選手との試合になりました。相手の印象は?
堀田 前回のRUI選手と同じで、ガツガツ前に来る選手だなと思ったのと、あと、空手の選手なので蹴りが速いなと思いました。
──では一番警戒するのは、その蹴り?
堀田 そうですね、前蹴りとか、そういう空手っぽい蹴りを警戒したいと思っています。
──自分としては、どういう試合にしたいですか?
堀田 相手も蹴ってくると思うので、その倍ぐらいは蹴りたいです。そして最後は、いつもだったら「倒しにいく」って言うところなんですけど、倒しにいったら逆に倒せないなと思ったので、自分の動きをいかにできるかというのを今回の試合では意識しています。いかに自分の動きができるかが一番という感じですね。
──その戦いができれば、倒せる場面もあるかもと。
堀田 そうですね。自分の動きができたら絶対倒れると思うので。倒しにいくというよりは、自分の動きをしにいくという感じです。
──タイミング的におそらく、これが今年最後の試合になるかなと思うんですが、堀田選手にとっての2025年どうでしたか?
堀田 今年は目標であったチャンピオンにもなれたので、そこはよかったんですけど、倒すということがまだできてないので、今回はいい動きができたら、倒したいなというのはあります。
──試合を見ていると、十分圧力もかけているし、倒せそうなところまでは来ていると思います。そこからあと一歩、実際に倒すまでには、あと何が必要だと思っていますか?
堀田 「脱力」だと思います。いい攻撃が当たった後に力んじゃって、余計に当たらなくなっちゃって倒せていないと思うんですけど、そこの脱力の仕方がまだちょっと自分では分かってなくて。練習でも脱力が難しくてできてなかったので、それが掴めたら倒せるかなと思います。
──どうしても力んでしまう?
堀田 はい。やっぱり倒したい気持ちが出ちゃって、ギュッと握って打つので。練習でマススパーとかをやる時にも、「もっと力を抜いてやれ」って言われるんですけど、まだ自分では掴めてないです。
──ところで前回、初めて常葉で試合してみていかがでしたか?
堀田 八角形リングが、思ったより広く感じました。四角形だと前に出た時にすぐロープに行っちゃったりするんですけど、前回の試合は全然ロープの方に行くこともなくて、すごくやりやすかったです。自分のスタイルには合ってたと思います。
──試合以外のところでは、常葉の環境はいかがでしたか?
堀田 食堂の方とかもいい人ばっかりで。試合が終わった後にリングを一周した時とかにハイタッチしに来てくれたりしていて、「メチャクチャいい人が多いな」って思いました。
──では、気持ちよく試合ができたんですね。
堀田 そうですね。試合前も「頑張ってね」って声をかけてもらって。試合前も試合終わった後も、ずっとうれしい気持ちでいっぱいでした。ただ、郡山駅のあたりはいっぱいお店があったけど、会場の近くには全然何もなくてビックリしました(笑)。
──山の中ですからね、それだけ試合に集中できる環境ということで(笑)。では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
堀田 蹴りも見てほしいですし、力まない動き、脱力で倒せるぞというところを今回見せられたらなって思います。
──分かりました。ありがとうございました!
プロフィール
堀田 優月
所属:闘神塾
生年月日:2009年2月2日生
出身:兵庫県神崎郡出身
身長:153cm
戦績:6戦5勝1分

